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ケータイ新製品SHOW CASE
P900iV(クラウドブラック)
2004年6月19日発売



ボタン配置。クリアボタンが右、メニューボタンが左にある 右側面にはシャッターボタン、ズームレバーと2つの側面ボタンが配置されている

左側面にはスクロールボタンになる2つの側面ボタンを搭載 ヒンジ部にはminiSDカードスロット、マクロモード切替レバー、ストラップ穴がある

ヒンジ部右側面のカメラの脇には撮影補助照明を搭載。液晶背面のiモードマークの中には動画録画時用のマイクを装備している メイン液晶を外側に出した状態で折りたたむ「ビューアスタイル」

対面撮影時の「ムービースタイル」。静止画もこのスタイルで撮影する 親指でシャッターボタンやズームレバーを、薬指などで左側の側面ボタンを操作する

メインメニューはアイコンランチャー式 カスタマイズ可能なプライベートメニュー。メインメニューでさらにメニューボタンを押して呼び出す カメラ専用メニュー。メインメニューで2回メニューボタンを押して呼び出す

メインメニュー第2階層以降はリスト式の表示 デスクトップにはアドレスや機能のショートカットアイコンを配置できる

10字×10行表示 12字×12行表示 15字×14行表示

1文字=1ボタンの入力から単語を予測するT9を搭載 デコメール作成機能はP900iなどに比べて使いやすく改善されている

普通に端末を開いた状態でのカメラ撮影画面。内向きカメラでの撮影になる カメラ撮影時のサブメニュー画面

液晶を横にひねた状態での撮影画面。左側面のカメラでの撮影になる 液晶を外側に出した状態で端末を閉じると、撮影画像のビューア画面が起動する。ビューアは横長表示

最大解像度(1600×1200)での撮影サンプル。撮影時は台風6号接近中の荒天。リンク先は無加工画像(428KB) 最大解像度(1600×1200)での撮影サンプル。リンク先は無加工画像(465KB)

最大解像度(1600×1200)での撮影サンプル。マクロモードでの撮影。リンク先は無加工画像(417KB) 最大解像度(1600×1200)での撮影サンプル。非マクロモードでの撮影。この距離だとマクロを使ってもピントがあわない。リンク先は無加工画像(424KB)

仕様で見るP900iV

 パナソニック モバイルコミュニケーションズ製のFOMA端末。2軸回転ヒンジを採用し、高品質な動画撮影・再生機能が特徴。今年春に発売されたP900iの後継ではなく、昨年発売されたP2102Vの後継という位置づけにあたる。

 195万画素のCCDカメラをヒンジ部の左側面に搭載していて、対面撮影は液晶部の2つのヒンジを90度ずつひねり、縦型ビデオカメラのようにガングリップで構える。カメラ部はオートフォーカスや光学ズームなどは搭載していないが、手動でマクロ切り替えが可能。自分撮りやTV電話はメインディスプレイ上の内向きカメラを用いる。内向きカメラは10万画素のCMOS。

 静止画は最大で1600×1200ドットまで撮影可能。自分撮り用の内向きカメラでは352×288ドットまで。動画はiモーションで送信できる画質に加え、最大でQVGA解像度、平均768kbps、最大1Mbpsで15fpsの画質も撮影可能。miniSDカードにはASFフォーマットで保存する。

 テレビに画像を出力する機能があり、一般的なテレビとの接続で利用できるコンポジットビデオ端子とステレオ音声端子のケーブルが付属する。画像だけでなく、TV電話もテレビに出力可能。QVGA解像度で30fps、1.5Mbpsの動画を再生することも可能で、デジタルビデオレコーダーで録画したテレビ番組などを本体液晶やテレビで再生することもできる。長時間の動画再生中に着信などで動画再生が中断された場合も、自動で直前の再生ポイントを復元する機能がある。

 液晶部を外側に出した状態で本体をたためる。この状態で画像を再生させたり受信メールを読むことも可能。日本語入力には1文字1タッチの入力から単語を予測するT9を搭載。デコメール作成機能はP900iに搭載されているものより改善されている。P900i同様にiアプリ版の「ファイナルファンタジー」がプリインストールされているほか、新たにファイナルファンタジーシリーズの新作映画「ファイナルファンタジー VII アドベント チルドレン」のキャラ電用キャラクターなどもプリインストールされる。

【おもな仕様】
サイズ
(高×幅×厚)
102×50×27mm
重量 約138g
連続通話時間 約150分
連続待受時間 約500時間
充電時間 約130分
ディスプレイ 2.4型26万色表示TFTカラー液晶
240×320ドット
表示文字数 15字×14行、12字×12行、10字×10行
メモリダイヤル 700件
データ通信速度 最大下り384kbps(パケット通信時)、最大下り64kbps(回線交換時)
ボディカラー シャンパンゴールド、クラウドブラック、ブロンズオレンジ

【iアプリ】
iアプリ件数 10~200件
登録済みiアプリ Dimo i絵文字メール、ファイナルファンタジー、BombLink、くるくるフォトフィール、アプリリモコンP

【インターネットメール】
サービス名 iモードメール
利用料 料金プランに依存(パケットパックにより1パケット0.02~0.2円)
メール受信機能 最大全角5000文字
メール送信機能 最大全角5000文字
メール保存件数 受信:1000件
送信:400件

【着信メロディ】
和音数 最大64和音(着うた、着モーション対応)
着信音 ・パターン:3種類
・効果音8件
・登録済みメロディ:8曲
・ダウンロードメロディ:最大20~160件
登録メロディ曲名 I WANT YOU BACK
SWALLOWTAIL BUTTERFLY
JACKSON CANNERY
エアリスのテーマ
Melody from FFVII AC
AURA LEE
静かな湖畔
TA HU WA HU WAI

【カメラ(静止画)】
撮影可能フォーマット JPEG
撮影可能解像度 1600×1200、1280×960、640×480、352×288、240×266、176×144、128×96
撮影可能容量 内蔵メモリに約100枚。miniSDカードも利用可能

【カメラ(動画) 】
撮影可能フォーマット MP4形式(本体内保存時)、ASF形式(miniSD保存専用)
撮影可能画質 128×96、176×144、320×240(最大15fps)
撮影可能容量 内蔵メモリに262秒。miniSDカードも利用可能(1分1MB)


スタッフが見たP900iV

コメント
湯野  P900iの上位モデルというよりは、P2102Vの後継モデルに位置づけられる「P900iV」。そのため着せかえには対応していないが、ヒンジ部側面のカメラが2メガピクセルクラスにパワーアップし、ビデオカメラのようなムービースタイルから、さらに90度回転してたたんでビューアスタイルに変身させられるようになったところが新しい。
 ビューアスタイルについては、P505iSでも同じようなスタイルに変形できたが、同端末ではiモードが利用できなかった。P900iVではちゃんとiモードも利用できるようになっている。
 ムービースタイルにするとカメラを起動し、ビューアスタイルにすると最新の画像データを表示するという「スタイル連動」機能も便利。ただ、ビューアスタイルについては、せっかくiモードもできるようになったことだし、スタイルを切り替えたときにどの機能を呼び出すかを自由に設定できるようにしてほしかった。今のままだと、どうも使い方を強制されているように感じるのだ。もちろん、ビューアスタイルについても個別に設定できるといいんじゃないかと思う。
 周囲を見渡してみると、この端末のように回転2軸機構を採用した端末がずいぶんと増えてきた。最近の携帯電話のトレンドとも言えるこのスタイルだが、よく見てみるとP900iVとP2102Vだけは別の発想で作られていることがわかる。それにはメインカメラの位置とムービースタイルが大きく関係しており、この2機種の場合、ボタン側のボディを右手で持ち、液晶側を左手で回すように設計されている。他の機種はその反対だ。最終的には慣れの問題とも言えなくもないが、私の場合、通話は左手、メールやウェブは右手という使い方なので、P900iVのような左回りの端末のほうが使いやすい。
 そのほかでは、AV出力機能が追加され、テレビに繋いでカメラで撮影した静止画や動画を楽しめるようになった。静止画も動画も、最大サイズ、最高クオリティで撮影しておけば、大画面テレビでも普通に楽しめる。
 やはり、この端末の最大の特長はムービースタイルによる動画の撮影だろう。そこに大きな魅力を感じるユーザーにとっては、「これしかない!」と思えるような端末だ。
白根  パナソニック モバイルコミュニケーションズのFOMA。ヒンジ部に横向きにカメラを搭載する独特なデザインは、去年発売のP2102Vを踏襲したもの。対面撮影時はガングリップで構えるなど、まるで縦型のビデオカメラのように構えられる。オーソドックスな折りたたみデザインのP900iとは全く違う路線の、ビデオ的な使い勝手を重視したケータイだ。
 対面撮り用のカメラは195万画素。要するに2メガ級。発色も自然で、絵柄は個人的には悪くないと思う。しかし残念なのはオートフォーカスを搭載していないこと。レンズはマクロとノーマルの切り替えができるので、人物撮影くらいの距離以遠ならノーマルモードで、超至近の撮影ならばマクロモードでカバーできる。しかし「机の上に置いてあるものを撮る」くらいの中途半端な距離だとピンボケする。ビジュアル重視のケータイなだけに惜しいポイントだ。パナソニックはP900iやP505iSなどでオートフォーカスを搭載した実績があるだけに、もう少しレンズにこだわりを見せて欲しかった。
 普通に端末を開くのを「ノーマルスタイル」、液晶部を横にひねるのを「ムービースタイル」、液晶部を外側に出したまま閉じるのを「ビューアスタイル」と呼んでいる。ムービースタイルは構えやすくてよいが、ノーマルスタイル時以外の操作がわかりにくいのが気になった。たとえば対面撮りはムービースタイルでないとできないが、その状態でカメラ設定を変更する手段が用意されていない。ビューアスタイルでは通常のメニューも呼び出せるが、ノーマルスタイルと何が違うのかわかりにくい。スタイルに連動して機能を自動切り替えする設定もあるが、何がどのタイミングで起動するか、これもわかりにくい。側面ボタンが両面にあるが、どれが何の機能なのか、やはりわかりにくい。ムービースタイル、ビューアスタイル、それぞれのスタイルでのメニューやボタン割り当てなどがまだ作り込めていない印象を受けた。
 個人的にはビデオカメラ慣れしているせいか、ムービースタイルでの動画撮影は使いやすい感じた。液晶部を上下にひねっても撮影できるので、ローアングルからの撮影もしやすい。このあたりはビデオカメラそっくりだ。ビットレートが768kbpsのMPEG-4を撮影できるので、画質的にはケータイでは最高級。フレームレートが15fpsなのでちょっと動きに違和感を覚えるかも知れないが、簡易ビデオカメラとしては十分だ。
 ビデオ機能が充実しているので、テレビ出力機能も嬉しい。再生ならば最大で1.5Mbpsの30fpsのビデオまで対応できるので、簡易ビデオカメラとしてだけでなく、簡易ビデオデッキとしても使える。ちなみにケーブルでつなげばステレオ音声も出力可能。
 P900iVは「簡易ビデオカメラ」として選ぶべきケータイだと思う。たとえば「公園デビューする子どもを撮る」など、DVカメラほどの画質は要らないけど、もっと手軽に動画を撮りたい、という用途に最適だ。MPEG-4ならば容量も小さいので保存にも向いているし、たいていのWindowsマシンで再生できるASF形式なので配布もしやすい。デジタルビデオカメラ機能を求める人にはオススメできるケータイだ。


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進化したムービースタイルで動画が手軽に閲覧できる「P900iV」


URL
  ニュースリリース(NTTドコモ)
  http://www.nttdocomo.co.jp/new/contents/04/whatnew0601.html
  製品情報(NTTドコモ)
  http://900i.nttdocomo.co.jp/p900iv.html
  製品情報(パナソニック)
  http://panasonic.jp/mobile/p900iv/index.html



2004/06/24 14:32

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