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ケータイ新製品SHOW CASE
W22H(ビンテージレッド)
2004年11月中旬



ボタン配置。カーソルやソフトボタンが液晶側に配置されている 側面ボタンは右側にある。液晶側に終話ボタン、電池側にカメラ起動スライドスイッチとリターンボタン、シャッターボタン

左側面にイヤホンマイク端子とデータ端子がある 端子類が側面にあるため、底面は充電接点があるだけのデザイン

カメラは液晶側の上部背面に搭載。マクロ切り替えは手動で自分撮り用の鏡などはない。上面中央にはストラップ穴がある 本体スライドを開いた状態。miniSDカードスロットは開閉部にあり、スライドを開かないとカードの抜き差しはできない

メインメニューはアイコンランチャー式。デザインは選択可能 メインメニュー第2階層以降はリスト式の表示 待ち受け画面。通常はピクト行にしかアイコンは表示されない

ボタン操作を行なうと画面上部にWIN端末共通の待ち受けランチャー、画面下部にショートカットアイコンが表示される ショートカットアイコン。従来のカシオ端末が採用していたものと同じもので、メールアドレスやデータフォルダ内のファイルなども割り当て可能 待ち受けランチャーは独自のデザインとなっている。カーソル操作に合わせてアニメーションするが、動作は少々鈍い

「マルチメディアプレイヤー」の起動画面。着うたフルはデータフォルダから直接再生することも可能だが、プレイリストやランダム再生などはこのプレーヤー機能を用いる プレーヤーの設定画面。全曲リピートやランダム再生といった基本的な機能を搭載。プレイリストは別途設定でき、10個のリストに各20件を登録可能 着うたフルの再生画面。曲データに付属する画像や歌詞も表示される。3段階のステレオワイド機能はここで調整できるが、イヤホンBass機能は別のメニューから設定する必要がある

着うたフルから、プリセットされた区間を着うたとして切り出せる。一部の曲は自由に編集することも可能 着うたフルやCD通販のポータルサイト「EZ Music!」。待ち受けランチャーメニューからアクセスできる EZ Music!での曲探しはアーティストの名前検索で行なう

「うただ」で始まるアーティストを検索した結果。同一人物でも別々に扱われる場合もある 「宇多田ヒカル」の楽曲を検索した結果。着うた、着うたフル、CD通販のそれぞれどれが可能かが楽曲リスト中で表示される 着うたフルを選択すると、その曲の着うたフルを提供しているサイトへのリンクがリストアップされる

9字×9行表示 11字×11行表示 18.5字×17行表示

予測変換に対応したATOK+APOTを搭載 著名人の名前が予測候補になるなど、標準でも予測精度は高い 直前の入力から次の単語を推測する機能も搭載。人名のあとには敬称が推測されている

カメラの撮影時画面。VGA以上の撮影では、端末右側が画像の上となる横長画像を撮影する カメラ撮影時のサブメニュー。細かい撮影時の設定はサブメニューから行なう設計 撮影シーン設定のガイド画面。設定シーンは「人物」「風景」「夜景」「トワイライト」「パーティ」がある

サムネイルは9件表示 画像の切り出しメニュー。最大解像度の画像からVGA画像を切り出せるなど、自由度は高い 画像切り出し時の操作ガイド。操作性・自由度ともに高い

1280×960ドットの撮影サンプル。リンク先画像は無加工で222KB 1280×960ドットの撮影サンプル。リンク先画像は無加工で212KB

仕様で見るW22H

 日立製のCDMA 1X WIN端末。auとしては初めてのスライドスタイル端末。EZチャンネルやダブル定額といったWIN端末の標準機能に加え、音楽配信サービスの着うたフルにも対応している。

 カメラには124万画素のCCDを搭載。マクロ切り替えスイッチを搭載し、QRコードを読み取れる。最大で1280×960ドットの撮影が可能。メモリカードはminiSDに対応する。ディスプレイは2.4型のQVGA液晶を搭載。サブディスプレイは搭載せず、自分撮り用の鏡などもない。

 着うたフルはフルコーラスの音楽を端末にダウンロードし、端末上で再生させるというサービス。W22Hにはミュージックプレーヤーとして利用するために、リピート再生、ランダム再生、プレイリストなどの機能が搭載されている。ダウンロードした楽曲はメモリカードに移動させたり、メモリカード上の楽曲を再生したりすることも可能。サラウンド技術「DiMAGIC Virtualizer X」を採用し、本体上部側面にステレオスピーカーを内蔵。イヤホンでの聴視時に低音を増幅する機能もある。平型のイヤホンマイク端子に一般的なイヤホンのミニプラグを接続できるアダプタケーブルと、ステレオイヤホンが付属する。

 au初のスライドスタイル端末で、閉じたままでも文字入力以外のほとんどの操作が可能。閉じた状態でメールを読み、その状態でスライドを開くとメール返信画面に移行するなどのスライド操作を使った機能もある。製造元は日立となっているが、開発は日立とカシオの合弁会社であるカシオ日立モバイルコミュニケーションズが担当。メニュー操作など端末のソフトウェア部分はこれまでのカシオ端末とほぼ同じとなっている。

 日本語入力システムには推測変換に対応したATOK+APOTを搭載。SD-Video形式で録画されたビデオを再生する機能などもある。EZアプリはBREWに対応。

【おもな仕様】
サイズ
(高×幅×厚)
115×51×27mm
重量 約142g
連続通話時間 約190分
連続待受時間 約220時間
充電時間 約120分
ディスプレイ 26万色表示2.4型TFTカラー液晶
240×320ドット
表示文字数 9字×9行、11字×11行、18.5字×17行
メモリダイヤル 500件
データ通信速度 最大下り2.4Mbps、上り144kbps(EZwebおよびEメール時使用時)
ボディカラー ビンテージレッド、プレミアムシルバー

【インターネットメール】
サービス名 eメール
利用料 EZ WINに含まれ315円(税込み)
メール受信機能 最大全角5000文字
メール送信機能 最大全角5000文字
メール保存件数 受信:2.4MBまたは500件
送信:840KBまたは200件
添付制限 5件。合計206KBまで

【着信メロディ】
和音数 最大64和音。着うた対応
着信音 ・パターン:10種類
・登録済みメロディ6曲
・登録済み着うた:2曲
・ダウンロードメロディ:データフォルダに保存
登録メロディ曲名 花(short size)/ORANGE RANGE(着うた)
さらば友よ(short size)/東京スカパラダイスオーケストラ(着うた)
世界・ふしぎ発見!
Beginngi
Climax
Over
Twilight
Je te veux
和音着メロダウンロード 対応。「データフォルダ」内に保存

【データフォルダ】
データフォルダ容量 24MBまたは800件(BREWフォルダ:7MB)
保存/閲覧が可能な
ファイルの種類
・メロディ/着うた
・ピクチャー
・ムービー
・PIM情報など

【カメラ(静止画)】
撮影可能フォーマット JPEG
撮影可能解像度 1280×960、640×480、240×320、120×160
撮影可能画質 添付可能なメールモードで保存可能
撮影可能容量 データフォルダもしくはminiSDカードに保存

【カメラ(動画) 】
撮影可能画質 96×80(Sサイズ)、128×96(Mサイズ)、176×144(Lサイズ)、320×240(未編集でのメール添付は不可)
撮影可能容量 データフォルダもしくはminiSDカードに保存


スタッフが見たW22H

コメント
湯野  とにかくスライド型が目を引く「W22H」。最近はスライド型の端末もかなり見かけるようになってきたが、このW22Hはとにかくメカっぽい。日立製の端末では、W11HやW21Hよりも、A5303Hと同じテイストのデザインだ。
 中身については、ソフトウェアの部分の大半がA5406CAなどのカシオ製端末と同じで、そつなくまとめられている印象がする。ただ、実際に使っていると、形状がスライド型になったことによる微妙なバランスのズレを感じてしまうことがある。例えば、閉じた状態ではEZナビウォークで地図の回転が行なえなかったり、ミラーもサブディスプレイも無いので自分撮りに慣れが必要だったりする辺りがそうだ。
 スライド機構の部分では、途中まで開けるとバネの力で自動的にスライドしてくれるようになっているのだが、片手でオープンしようとすると、親指でカーソルキーの左右を押してしまい、履歴から電話をかけてしまいそうになることがしばしばある。また、カーソルキーについては、慣れの問題もあるのだろうが、下は押しやすいが、上と左右は押しづらい。
 とはいえ、他のスライド型端末よりも使いやすいと感じる部分も少なくない。メールを打つ場面では、テンキーとカーソルキーの間を親指が行ったり来たりするが、W22Hではその移動が意外とスムーズに行なえる。端末を側面から見るとよく分かるが、ディスプレイに対してやや斜めにスライドするようになっている。こうしたデザイン的な工夫で、ホールド感を高めているところには感心する。
 やはり、この端末をオススメしたいのは、スライドという新しいスタイルに魅力を感じる人だろう。折りたたみ型端末と比べるとまだまだ荒削りな部分もあるが、目新しさでは負けない。ただ、写真ではなかなか分からないが、実際に手に取ってみるとかなり大きく感じるので、その点は店頭で確認してほしい。
白根  日立製のWIN端末。着うたフルなどに対応する、最新世代。開発はカシオと日立の合弁会社であるカシオ日立が担当している。
 メニュー操作などは従来のカシオ端末そのもの。デスクトップのショートカットや自由度の高い画像切り出し機能など、個人的にはカシオのインターフェイスは良くできていると思うので、嬉しい進化ともいえる。一方で「きくばりスイッチ」といった日立端末の良さが消えてしまっているのは惜しい。
 auでは初のスライドスタイルを採用している。カシオ日立としても初めてのスライドスタイルなわけだが、まだ未成熟な部分が多い。たとえばボタンロック機能。スライドを閉じてもカーソルなどが露出するのでボタンロックは必須だが、これが待受状態でしか機能しない。ポケットに突っ込んで着うたフルを聴いていると、誤操作してしまうこともある。三菱製スライドスタイルのD253iのように、かな漢字変換中であろうとボタンロックが機能するようにして欲しかった。またスライドを閉じた状態での終話やクリア操作がサイドボタンというのもわかりにくい。デザイン上、クリアボタンを液晶側に配置するのは、カーソルボタンとの兼ね合いで難しいのだろうが……閉じたときの操作性については、2軸回転スタイルと一緒にもう少し進化を期待したいポイントだ。
 着うたフルは面白い機能だと思う。音質は僚誌AV Watchのスタッフに聴いてもらったら「いまいち」とかいわれてしまったが、耳が肥えていない私には十分だと感じられた。問題は1曲あたりの単価か。300円以上が当たり前、というのは正直ツライ。せめて200円か、EZ Music!でCDを購入すると無料とかにして欲しいところだ。iPodなどに比べると容量が少ない、と思われがちだが、聴きたい曲はいつでも追加購入できると考えれば、256MBくらいのminiSDカードで十分だろう。
 スライドスタイルを含めデザインが面白い端末だが、ボタンロックなど消化し切れていない部分もあるし、何よりサイズが大きい。どうせ140g級ならば、2.6型液晶搭載のW21CAの方がオススメだ。メニューなどはほとんど同じだが、画面が大きい分、W21CAの方が使いやすい。何というか、ライバルと棲み分けができていない印象。デザインが気に入った、という人以外にはオススメどころが少ない端末だ。


関連記事
au初のスライド機構を採用した「W22H」


URL
  ニュースリリース(KDDI)
  http://www.kddi.com/corporate/news_release/2004/1013a/
  製品情報(KDDI)
  http://www.au.kddi.com/seihin/kinobetsu/seihin/w22h/index.html
  製品情報(日立)
  http://www.hitachi.co.jp/Prod/vims/mobilephone/w22h/index.html



2004/11/30 13:34

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