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ケータイ新製品SHOW CASE
903T(ブレイズオレンジ)
2005年10月13日発売

写真で見る903T



回転2軸ヒンジ ディスプレイを露出したまま、折りたためる

キー配列 数字キー周辺

左側面 平型イヤホンジャックとSDカードスロット

右側面 赤外線ポートと外部接続コネクタ

ヒンジ部 LEDが配されている

ストラップホールはこちら 背面液晶周辺

底面部 オートフォーカス対応の192万画素MOSカメラ

メインメニュー GPS機能を搭載しており、メインメニューには「ナビゲーション」という項目も

「ナビゲーション」から現在地の地図にアクセスしたところ ゼンリンデータコムの「いつもナビ」がプリセット アプリ上で地図を見たところ。横断歩道と通常の歩道では、ナビゲート時に異なる色で表示される

「ナビゲーション」メニュー内にある設定メニュー。位置情報によるサービスを利用する地図やアプリを変更できる 位置測位が速くなるという「クイックGPS設定」。設定すると、通信費が発生する 現在地をメールで送信することもできる

さまざまな機能が用意された「ツール」メニュー メディアプレーヤー機能 撮影した動画を再生したところ

ボイスレコーダー機能 GSM対応とあって、世界時計機能も メニュー第2階層。これは「設定」メニュー

海外でのアクセス先事業者などを設定できる Bluetoothもサポート 周辺機器を検索して、ペアリング(接続)する。バージョン1.1準拠だ

メールメニュー Mobile Rupoを搭載 フォルダ自動振分機能は、フォルダを生成してから選べるようになる

自動振分の条件はメールアドレスのみ 7.5字×8行 10字×9行

16字×19行 例文表示

デジタルカメラモードで撮影した画像。リンク先の画像は、ファインモード、1,600×1,200ピクセル デジタルカメラモードで撮影した、夕闇迫る都内の風景。リンク先の画像は、ファインモード、1,600×1,200ピクセル

仕様で見る903T

 W-CDMA、GSM(900/1800/1900MHz)方式に対応した東芝製3G端末。GPS機能を搭載しており、ボーダフォンの新サービス「Vodafone live! NAVI」の第1号対応機となる。

 GSM方式対応であるため、サービス開始時点で、海外で利用できるのは、英国、オランダ、スペイン、カナリー諸島、ドイツと、海外でもナビゲーションサービスが利用できる。また、対応コンテンツを契約していれば、自動車での移動時でもナビゲーション機能が利用できる。プリセットされるVアプリ「ゼンリンいつもナビ」は、屋根の多いルートなどを検索できる歩行者・自動車向けナビゲーションが利用できる。

 携帯電話としての機能やボディサイズは、先代モデル「902T」とほぼ同等。日本語入力としてモバイル ルポを搭載している。オートフォーカス機能付き192万画素CMOSカメラ、SDカードスロットなどを備える。なお、パッケージには64MBモデルのSDカードが同梱される。

【おもな仕様】
サイズ
(高×幅×厚)
111×50×25mm
重量 約148g
連続通話時間 約180分(W-CDMA時)
連続待受時間 約360時間(W-CDMA時)
充電時間 約140分
ディスプレイ 26万色表示2.4型TFT液晶
240×320ドット
表示文字数 16字×19行、10字×9行、7.5字×8行
メモリダイヤル 500件(1件3番号・3アドレス)
リダイヤル・着信履歴 各20件
データ通信速度 下り最大384kbps/上り最大64kbps
ボディカラー ブレイズオレンジ、ヘイズホワイト、ディープシーブルー

【インターネットメール】
サービス名 MMS、SMS
利用料 月額利用料金はボーダフォンライブ!に含まれ、月額300円
SMS送信時3円/件(国内通常契約時)
300KBのMMS送信時200円/件(国内通常契約時)
384バイトまでのメールは受信無料。ボーダフォン機種からのメールは容量にかかわらず受信無料
メール受信機能 添付ファイルを含めて最大300KB(MMS)
メール送信機能 添付ファイルを含めて最大300KB(MMS)
メール保存件数 MMS最大300件、SMS最大1,600件

【着信メロディ】
和音数 最大64和音(着うたロングバージョン対応)
着信音 ・パターン:4種類
・登録済みメロディ:17曲
・ダウンロードメロディ:データフォルダに保存
登録メロディ曲名 Jazz
Switch(着信ムービー)
Funky Pop
Flava
Dance
Relaxed Soul
黒電話
電子音
スピード
ポップ
民謡
Latin
Classic
Guitar
Blues
Techno
Carnival
和音着メロダウンロード 対応。「データフォルダ」内に保存

【データフォルダ】
データフォルダ容量 約10MB
保存/閲覧が可能な
ファイルの種類
アプリ、メロディ、フォトなど

【Javaアプリ】
保存件数 データフォルダに保存。メガアプリ対応

【カメラ(静止画)】
撮影可能フォーマット JPEG
撮影可能解像度 1600×1200、1280×1024、1024×768、640×480、240×320、144×176、120×160、112×112、96×128
撮影可能画質 ファイン、ノーマル、エコノミー
撮影可能容量 データフォルダもしくはSDカードに保存

【カメラ(動画) 】
撮影可能フォーマット 3GPP2形式(3G2)
撮影可能画質 240×320、144×176、96×128、スーパーファイン、ファイン、ノーマル
撮影可能容量 データフォルダもしくはSDカードに保存

スタッフが見た903T

コメント
関口  ボーダフォン初のGPS対応機種として登場した「903T」は、携帯電話としての機能は、ほぼ先代モデルの「902T」と同等の仕上がり。W-CDMAに加えてGSM方式にも対応しているほか、Bluetoothもサポート、メガアプリや着うたフルといったコンテンツも利用できるなど、スペック上は満足いく機種ではないだろうか。実際操作してみると、ややもたつく印象も受けるが、ストレスが溜まるほどではない。ちょっと残念だったのは、メールをフォルダに自動振分する機能で、振分条件がメールアドレスしか指定できないことだろうか。
 目玉機能であるGPSだが、903Tに限らず、GPSでの現在地測位にはそれなりに時間がかかる。そこを知っておかないと、購入後にちょっと不満に思えるかもしれない。903Tには、測位時間を短縮できるように「クイックGPS機能」が用意されている。ユーザーが操作しなくても、定期的に通信しておくことで、あらかじめユーザーの自位置をある程度絞り込んでおくという手法と見られ、実際、屋外で何回か試してみたところ、「確かに早いかも」という感触は得られた。GPSに関しては、ボーダフォンライブ!上でもいくつか対応コンテンツが用意されている。使いやすいように、自位置を検索して、周辺のスポット情報をリストアップしてくれる機能なども用意されているが、より詳細なサービスを使おうとすれば、各コンテンツプロバイダの有料サービスを契約しなければいけないケースもある。このあたり、後発だけにボーダフォン側でなんとかお得なサービス形態にしてほしいところだ。
 「903T」には、ゼンリンデータコムのVアプリ「いつもナビ」がプリセットされる。住宅地図などで培われれたノウハウをつぎ込んだ、とゼンリン側がアピールするだけあって、表示される地図は詳細で、徒歩ナビ時には、横断歩道と通常の歩道のカラーが異なるなど、わかりやすくなるよう工夫が凝らされている点も見受けられる。ただ、操作時はちょっともたついており、ストレスなく利用できるか、と言われると疑問符がつくかもしれない。また、各種メニューの分類や表記はもう一工夫欲しいところ。特に、ナビ開始時に表示される操作ガイドは、いつでも呼び出せるようにして欲しい。個人的な要望になるが、機能拡張として、自分が歩いた軌跡を呼び出せたり、ウォーキング用コースや観光地の散策コースもナビゲートしてくれるとより楽しくなると思うのだが、いかがだろうか。



URL
  製品情報(ボーダフォン)
  http://www.vodafone.jp/japanese/products/model_3G/v903t/
  製品情報(東芝)
  http://www.toshiba.co.jp/product/etsg/cmt/vodafone/903t/903t_menu_nf.htm

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2005/10/21 18:05

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