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ケータイ新製品SHOW CASE
W41T(アンビエントホワイト)
2006年2月9日発売



ボタン配置はオーソドックスなもの 右側面にアプリボタンやボリュームコントロールボタンがある

イヤホンマイク端子は左側面。ステレオイヤホンアダプタが付属する(マイク機能はない) カメラは液晶側背面。サブディスプレイとプレーヤー操作などを行なえる静電パッド式の操作部がある

底面にある充電台との接点は、データ転送も行なうため端子数が多い 箱のデザインもW41T独自のもの。「MUSIC-HDD」という通称で表記されている

標準のメインメニューはオーソドックスなアイコンランチャー式 メインメニュー第2階層以降はリスト式の表示 「EZ」がつく各種機能をまとめたランチャーメニュー

メインメニューデザインは変更可能。デザイン内容はさまざまで、元素表をモチーフとしたデザインだと一画面に表示される項目数がかなり多くなる オーディオ機器をイメージしたデザイン。項目を決定すると画面が右側にスクロールする アニメーションを多用する擬似リスト式デザインのメインメニュー。どこに機能が少々わかりづらい

標準のメインメニューのアイコンは一部を除き、別の内容に入れ替えが可能 メインメニューにメールアドレスなどの連絡先を割り当てることも可能 発話ボタンで呼び出す連絡先専用ショートカットメニューのペア機能

ハードディスク専用のメニューが用意されている。通常のau端末のメモリカードメニューに加え、チェック機能などもある ハードディスクは2分割されている。こちらは音楽や動画などコピーコントロールされているデータを記録する「データフォルダエリア」。約3.25GBがある こちらは約512MBを占める「ユーザエリア」。USB接続時にマスストレージとして認識可能で、メモリカードのように扱える

20字×21行表示 15字×15行表示 12字×12行表示

10字×10行表示 予測変換に対応したMobile Rupoを搭載 次単語の予測にも対応している

LISMOケータイ共通のau Music Playerのメインメニュー画面 楽曲はメモリカード型のLISMOケータイと同様「ライブラリ」に入れられている ライブラリの楽曲リスト。ジャケット画像がある場合は表示される

再生画面。数字ボタンにリピートや歌詞カード表示などの機能が割り当てられている 再生中にリスト画面に切り替えることも可能 EZナビウォーク起動中にもBGM再生が可能。再生中は上部ピクト行に音符のアイコンが表示される

VGA以上のサイズは横表示で横長画像を撮影する。QXGAサイズはハードディスクのユーザエリア保存専用 縦長画像撮影時には表示が切り替わる カメラのサブメニュー

最大解像度(2048×1536)での撮影サンプル。リンク先の画像は無加工(280KB)

仕様で見るW41T

 東芝製のWIN端末。国内では初めてハードディスクを搭載しており、約2,000曲の楽曲を保存できる。通称は「MUSIC-HDD」。型番はW41Tとなる。

 音楽再生機能はauの春モデル共通機能の「LISMO」に対応したもので、W41T側の再生機能はau共通の「au Music Player」となる。アルバム別・アーティスト別・プレイリスト再生にも対応していて、バックグラウンド再生中にEZナビウォークなどのBREWアプリを起動することも可能。Bluetoothの独自プロファイルを用い、別売りのワイヤレスヘッドホンやスピーカーなどで再生音を出力できる。

 Windows用のリッピング・転送ソフト「au Music Port」とUSB接続充電台が付属する。取り込んだ曲は本体内のハードディスクに保存する。ほかのLISMO対応機種と異なりメモリカードには対応していない。ハードディスクの容量は4GBで、約3.25GBを音楽データの保存に使用する。保存曲数は曲の長さや圧縮設定によるが、標準的な曲で約1.5MB程度と想定されており、約2,000曲を保存できるとしている。使用するコーデックは着うたフルなどと同様の「HE-AAC(AAC plus)」で、ビットレートは40kbps前後。

 液晶側背面には背面ディスプレイと静電センサ型の操作ボタンが搭載。本体を閉じた状態でも楽曲を確認したり、音楽再生関連の操作を行なえる。

 カメラには323万画素のCCDを搭載。最大で2048×1536ドットの画像を撮影できる。オートフォーカスには対応しないが、電動でマクロモードに切り替わる。メモリカードに対応しないので、メールに添付できない大きなサイズの画像は付属のWindowsソフト「au Music Port」の画像管理機能とUSB接続機能を利用する。撮影画像は50MBの内蔵メモリもしくはハードディスク内のマスストレージとして認識される約512MBの領域に保存される。

 可動部品であるハードディスクを内蔵することから、マニュアルには「落下などによる強い衝撃を与えないでください」と明記され、同梱のネックストラップ(試供品)の使用を推奨している。また、万一に備えてハードディスク内のデータのバックアップを取ることも推奨している。

 auのサービスとしては安心ナビやHello Messenger、EZナビウォークの声de入力、EZ・FMなどに対応。おサイフケータイやPCサイトビューアー機能は搭載しない。

【おもな仕様】
サイズ
(高×幅×厚)
106×50×28mm
重量 約157g
連続通話時間 約210分
連続待受時間 約280時間
充電時間 約130分
ディスプレイ 26万色表示2.4型液晶
240×320ドット
表示文字数 20字×21行、15字×15行、12字×12行、10字×10行
メモリダイヤル 700件
データ通信速度 最大下り2.4Mbps、上り144kbps(EZwebおよびEメール時使用時)
ボディカラー フィーチャーグリーン、ビートブラック、アンビエントホワイト

【インターネットメール】
サービス名 eメール
利用料 EZ WINに含まれ315円(税込み)
メール受信機能 最大全角5000文字
メール送信機能 最大全角5000文字
メール保存件数 受信:2.25MBまたは900件
送信:1MBまたは400件
添付制限 受信:最大5件(各500KBまで)
送信:最大5件(合計500KBまで)

【着信メロディ】
和音数 最大128和音。着うたフル対応
着信音 ・登録済みパターン:14種類
・効果音:7種類
・登録済みメロディ:6曲
・ダウンロードメロディ:データフォルダに保存
登録メロディ曲名 Image for W41T
Piano
NewAge
カノン
大きなフル時計
RockBallad
和音着メロダウンロード 対応。「データフォルダ」内に保存

【データフォルダ】
データフォルダ容量 50MBまたは1000件(データ・BREW兼用)
保存/閲覧が可能な
ファイルの種類
・メロディ/着うた
・ピクチャー
・ムービー
・PIM情報
・BREWアプリ

【カメラ(静止画)】
撮影可能フォーマット JPEG
撮影可能解像度 2048×1536、1600×1200、1280×960、640×480、240×320、120×160
撮影可能画質 添付可能サイズのメールモードで保存可能
撮影可能容量 データフォルダもしくはハードディスク内「データフォルダエリア」に保存

【カメラ(動画) 】
撮影可能画質 標準Sモード(96×80)、標準Mモード(128×96)、高品質Mモード(176×144)、全画面モード(320×240)
撮影可能容量 データフォルダもしくはハードディスク内「データフォルダエリア」に保存


スタッフが見たW41T

コメント
湯野  4GBのHDDを搭載して話題になっているW41T。サイズはワンセグ対応のW41Hと並んで大きめ。ミュージックプレーヤーを意識してか、閉じた時のデザインはそれっぽい感じに仕上がっている。
 注目どころの4GBのHDDだが、技術的なチャレンジとしては大変評価できる。ただ、個人的には、1GBのminiSDカードが普通に販売されているという状況の下、4GBのHDDをあえて搭載する必要があったのかどうか疑問に思う。もっとも、1GBのminiSDカードが1万円程度することを考えると、それだけで4万円相当の価値があり、パッケージ価格としては割安、ということもできるだろう。
 W41Tのもう一つのウリになっているのが、Bluetoothのサポートだ。ハンズフリー通話については、以前からサポートされていたが、今回は音楽関連の機能もサポートされた。ただし、この部分は独自プロファイルが採用されているため、最近ポツポツと出てきた汎用のBluetoothヘッドホンなどは利用できない。オプションとして「BTee Music」というペンダント型のBluetoothイヤホン(中継器?)も用意されており、使えば確かに便利。しかし、そのサイズを考えると、gigabeatのPシリーズやiPod nanoあたりを買ったほうが幸せかも、と思ったりもする。
 また、実際に端末を使ってみると、一つ一つのボタンは押しやすいのだが、その間隔はやや広め。他の一般的な端末と比べると、移動距離が長くなるため、親指の付け根がやや疲れる感じだ。体格差にもよるので、店頭にある実機でメールの試し打ちなどして確認してほしい。
白根  日本初のハードディスク搭載ケータイ。4GBのハードディスクを内蔵し、従来よりも多くの楽曲を持ち運べる音楽ケータイとしてデザインされている。基本的にスペックはWIN春モデル仕様なので悪くないが、ハードディスクというのがなかなか強烈だ。
 音楽再生機能は春モデル共通のLISMO。ケータイ側のプレーヤー「au Music Player」やパソコン用の転送ソフトはほかのLISMO対応機種と同じだ。au Music Player、画面デザインは少々地味だが、音楽ケータイとしてはアーティスト別再生やBGM中のアプリ起動など、もっとも高機能な部類に入る。しかしパソコン用の転送ソフト「au Music Port」はちょっと不満な面も。ドライバのインストールなどが必要なので初心者にはつまづくところがありそうだし、エンコード速度がMP3などと比べるとだいぶ遅いのも気になる。すでに構築済みのMP3コレクションを流用できない仕様も面倒。このあたりは今後の改善を期待したいところだ。
 使い勝手はau向け東芝端末流。メインメニューのアイコンをメールアドレスショートカットに交換できるなどカスタマイズ性は高い。日本語入力システムは例によってMobile Rupo。辞スパも内蔵するなど、メール派も不満はないだろう。あと地味だが東芝公式サイトからフォントをダウンロードできるのも面白い。
 ハードディスクは4GB中、約3.25GB弱を音楽データおよびEZムービーなどを保存できる「データフォルダエリア」、約512MBをマスストレージとして認識できる「ユーザエリア」に区切ってある。この使い分けを最初に学ぶ必要がある。「ユーザエリア」は要するにメモリカード代わりに使うもので(W41Tはメモリカード非対応)、カメラ画像や「AU_INOUT」などおなじみのフォルダがある。
 ケータイが数GBのメモリを内蔵するのは面白い。音楽再生機能はもちろんだが、3GPP動画保存にも使えるのが楽しい。W41Tは置くだけでパソコンと簡単に接続できる充電台があるので、慣れてしまえばメモリカードよりも読み書きが手軽だ。ワンセグケータイもW41Tのように数GBの内蔵データフォルダがあれば応用範囲は一気に広がったはずだ(録画再生ですぐに電池が切れそうだが)。
 W41Tは大容量ケータイとして面白い。100枚くらいのCDを持ち歩き、入れ替えなしにいつでも好きな曲を聴きたいというのなら唯一のケータイだ。しかし、最大の問題点はその大きさと取り扱いだろう。重さ157gで荒っぽく扱ってはダメときている。そう簡単に壊れることもないだろうが、ちょっと注意が必要というのが気になる。よほど大容量や音楽の持ち運びにこだわるのでなければ、W41Tはちょっとオススメしづらい。
 余談だが、大容量ケータイ自体は将来があると思う。全機種が大容量メモリをつむことはないとしても、音楽・ワンセグ・動画を少しでも売りにするケータイは、どんどん2GBくらいのデータフォルダを内蔵して欲しい。しかし無理にハードディスクを積むのではなく、シリコンのメモリを使えば良い。もしくはmicroSDスロットを電池部の奥に2つくらい作るのも悪くない。150gとかではない、一般的なサイズの大容量ケータイの登場に期待したい。



URL
  ニュースリリース(KDDI)
  http://www.kddi.com/corporate/news_release/2006/0119/
  製品情報(KDDI)
  http://www.au.kddi.com/seihin/kinobetsu/seihin/w41t/
  製品情報(東芝)
  http://www.toshiba.co.jp/product/etsg/cmt/au/w41t/w41t_menu.htm

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2006/02/27 15:08

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