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ケータイ新製品SHOW CASE
W43S(モカブラウン)
2006年9月14日



ボタンはオーソドックスな配置。数字ボタンの下に、マナーやメモボタン兼用のスクロールボタンがある 右側面にカメラボタンやFeliCaボタン、イヤホンマイク端子がある

イヤホンマイク端子のカバーはスライド式で、イヤホンマイク装着中もカバーが出っ張らない 付属のマイク付きリモコン

ボタン側背面にカメラ、サブディスプレイがある。ヒンジ部にマクロ切り替えスイッチがある ボタン側背面にはFeliCaアンテナがあるほか、ソニー・エリクソンのロゴもあるなど、こちら側の面も「表」になれるようにデザインされている

ディスプレイ側背面は、着せ替えパネルに対応する。ディスプレイ上端にはメモリースティック Duoスロットがあり、スロットカバーに着せ替えパネルを引っ掛ける 標準のパネルのほかに、2枚の着せ替えパネルが同梱される

標準の充電スタンド 充電中は背面パネル部分が発光する。発光のON/OFFは充電スタンドのスイッチで切り替える

標準のメインメニューはリスト式の表示 設定メニューなどもオーソドックスなリスト式の表示 標準のメインメニューは表示サイズを切り替えられる

カスタマイズ可能な「マイセレクト」メニュー。機能が割り当てられる au共通の連絡先ショートカットであるペアメニューも搭載する EZボタンで呼び出すEZメニュー。EZwebやau Musicなどのサービスにアクセスできる

メインメニューのデザインは変更できる。変更用メニューテーマは4種類がプリセットされている メインメニューのテーマを変更すると、第1階層以外も色調などが変わる メニューテーマを変更すると、EZメニューも変更される

BREWアプリメニュー。アイコンが複数列並べられるデザインとなっている BREWアプリのリストデザインはアイコンランチャー式、リスト式、横アイコン+画像表示、縦アイコン+画像表示の4種類から選べる EZナビウォークは電子コンパスに対応。高解像度ディスプレイをくまなく使った地図表示がなされる

EZwebのトップページ表示 EZwebのカテゴリ表示

19字×30行表示 14字×23行表示 11.5字×18行表示

9.5字×15行表示 5.5字×9行表示

日本語入力システムは予測変換に対応する 変換方法はタブで切り替えられる 英数への変換にも対応

絵文字・顔文字の変換候補表示もある タブによる変換切り替えのほかに、通常変換を利用することもできる 日本語入力システムの細かい操作性の設定が行なえる

カメラは、VGA以上の解像度では、ケータイを横に構え、横長画像を撮影する形式となる

QVGA解像度以下では、縦に構えて縦長画像を撮影する カメラ撮影時のショートカットボタンヘルプ カメラ撮影時のサブメニュー

最大解像度(1600×1200ドット)での撮影サンプル。リンク先の画像は無加工(634KB) 最大解像度(1600×1200ドット)での撮影サンプル。リンク先の画像は無加工(540KB)

仕様で見るW43S

 ソニー・エリクソン製のCDMA 1X WIN端末。音楽機能が重視されており、ほかのau秋モデル同様にヤマハ製の音源チップを搭載し、24時間の連続再生が可能。マイク付きリモコンも同梱される。おサイフケータイで、240×432ドットのワイドQVGAディスプレイを搭載している。

 メインディスプレイの解像度は、横はQVGAと同じ240ドットだが、縦は112ドット大きい432ドットとなっている。縦横比で見ると、HD画像(いわゆるハイビジョン)の縦横比(16:9)に近い、9:5(16.2:9)。メインディスプレイの表示には、ソニーの液晶テレビ「BRAVIA」に搭載されている技術を元とした、コントラスト向上と輪郭強調をする画像処理エンジン「RealityMAX」が搭載されている。

 メインディスプレイ側の背面は着せ替えパネル「Style-Upパネル」になっており、標準パネル以外に2枚のパネルが同梱される。パネルは光が透過するようになっており、本体のパネル部分が全体的に発光し、着信通知LEDのような役割を果たす。サブディスプレイはボタン側背面に搭載されている。カメラやFeliCaのアンテナ、ソニー・エリクソンのロゴなどはすべて、ボタン側背面に配置されている。

 カメラには201万画素のCMOSを搭載し、最大で1600×1200ドットの静止画を撮影できる。ディスプレイ解像度に近い1600×900ドットの撮影にも対応。フォーカスは手動切り替え式で、マクロ撮影に対応する。メモリカードとしてはメモリースティックDuoおよびメモリースティックPRO Duoに対応し、最大4GBまでがサポートされる。

 音楽再生機能としては、LISMOとATRAC形式のオーディオに対応する。ヤマハの再生支援の音源チップ「MX-73i」を搭載し、最大で連続24時間の再生が可能となっている。ソニー製のステレオイヤホンと、マイク付きリモコンが同梱される。

 おサイフケータイに対応し、JCBのクレジットサービス「QUICPay」をプリセット。Edyの残高をサブディスプレイで確認する「クイック確認 For Edy」などの、ソニー・エリクソンオリジナルアプリがプリインストールされるが、Edy自体はプリインストールされず、これらのアプリを利用するには、別途Edyをダウンロードして登録する必要がある。

 ナビウォーク機能では、内蔵する電子コンパスにより、地図のヘッドアップ機能が利用できる。日本語入力システムにはPOBox Proを搭載する。カーソル自動移動までの待ち時間などを自分の好みに応じてカスタマイズできる。

【おもな仕様】
サイズ
(高×幅×厚)
約48×103×19.8mm
重量 約115g
連続通話時間 約200分
連続待受時間 約270時間
ディスプレイ メイン:約2.7インチ、約26万色表示ワイドQVGA微反射TFT液晶(240×432ドット)
サブ:モノクロ液晶(120×27度ドット)
表示文字数 45文字、135文字、308文字、322文字、570文字
メモリダイヤル 1,000件(1件につき3番号3アドレス)
リダイヤル・着信履歴 各30件
データ通信速度 最大下り2.4Mbps、上り144kbps(EZwebおよびEメール時使用時)
ボディカラー モカブラウン、カームホワイト、アンビションレッド
備考 約201万画素(CMOS)カメラ、Style-Upパネル、あかり点灯機能、モバイル液晶用高画質エンジン「RealityMAX」、きせかえメニューダウンロード、POBox Pro/Advanced Wnn V2(併用)、メモリースティックDuoおよびメモリースティックPRO Duo対応(最大4GB)、最大24時間連続再生、EZ FeliCa対応、ステレオスピーカー、電子コンパス、PCサイトビューアー

【インターネットメール】
サービス名 Eメール、バックグラウンド受信対応
利用料 EZ WINコースに含まれ、月額315円。1パケット0.21円(割引オプション非適用時)
メール受信機能 最大全角5,000文字
メール送信機能 最大全角5,000文字
CC、BCCで最大5人宛に一括送信可能
1日あたり最大1,000通まで送信可能
メール保存件数 受信:2MBまたは1,000件
送信:1MBまたは500件
添付制限 5件。合計500KBまで

【着信メロディ】
和音数 最大128和音。着うた・着うたフル対応
着信音 ・パターン:3種類
・登録済みメロディ5曲
・ダウンロードメロディ:データフォルダに保存
登録メロディ曲名 Jazzy
LoungeMidnight
DancingHeart
Fantasy
SingingCricket
和音着メロダウンロード 対応。「データフォルダ」内に保存

【データフォルダ】
データフォルダ容量 約42MB(EZアプリフォルダと共有)
保存/閲覧が可能な
ファイルの種類
・楽曲/着うた/着うたフル/着Flash/ピクチャー/ムービー/PIM情報など

【カメラ(静止画)】
撮影可能フォーマット JPEG
撮影可能解像度 1600×900、1600×1200、1280×960、640×480、240×432、240×320、120×160
撮影可能容量 データフォルダ、メモリースティックDuoおよびメモリースティックPRO Duoに保存

【カメラ(動画) 】
撮影可能画質 96×80、128×96、176×144、320×240
標準:Sサイズ/Mサイズ、高品質:Mサイズ/Lサイズ
撮影可能容量 データフォルダ、メモリースティックDuoおよびメモリースティックPRO Duoに保存


スタッフが見たW43S

コメント
湯野

 これまでソニー・エリクソン製の端末というと、同社(というかソニー)独特のこだわりがあり、そこで好みが分かれていたように思える。「ウォークマンケータイ」と呼ばれたW42Sなどは、最も象徴的な存在だろう。ところが、その次に出てきたW43Sは、外見的にもソフトウェア的にも、そうしたソニー臭さがあまり感じられないような作りになっている。

 音楽再生機能については、24時間の連続再生に対応しており、スペックこそW42Sにやや劣るものの、十分と思える再生時間が実現されている。細かいところでは、イヤホンマイク端子のフタもこれまで同様のスライド式となっており、音楽関連機能を多様するユーザーにとっては嬉しい作りだ。

 もちろん、ソニーと言えばメモリースティックなわけで、メモリカードについてはメモリースティックDuoとなる。他のモデル、あるいは他の機器との互換性を考えると、どうしてもここがネックなってしまうというのは否定できない。逆に、メモリースティック対応製品を一通り揃えてしまっているユーザーにとっては、ベストな端末と言えなくもないが。

 いずれにしろ、端末としては、ワンセグやテレビ電話には対応していないものの、おサイフケータイなどはサポートされており、スタンダードな端末として利用するぶんには特に不満を感じることはないだろう。着せかえ対応で、パネルの下が光りまくるところも魅力の一つなので、この辺りは店頭で実機を見て、その面白さをチェックしてほしい。

白根

 どでかいディスプレイやフルブラウザも搭載し、FeliCaなどのサービスにも一通り対応するなど、ハイスペックなモデルだ。

 ディスプレイの解像度がQVGAよりも縦に100ドット以上、長い。もともとソニー・エリクソンの画面構成だと、下のピクト行に4つのサブボタンすべての機能を表示させるため、実表示領域が縦に短くなる傾向があったが、W43Sではその画面構成と縦長の画面が見事にマッチしている。

 画面の縦横比はHD画像にあわせたようだが、とくにHD画像を意識したビジュアル系の機能は搭載されていない。このあたりは、H.264動画(秋モデルでは一部機種がEZチャンネルプラスで使っている)が標準となる今後の機種に期待、といったところか。

 ディスプレイ解像度は大きいが、実はディスプレイサイズが大きいわけではなく、定規で測ってみると、横幅は2.4型QVGAより少し小さかったりする。ドットピッチが細かいわけだ。そのおかげで本体サイズもコンパクトで、幅が48mmに収まっている。コンパクト設計の基盤を使っているようで、ディスプレイの上下も狭く、大きくない。さらにおサイフケータイを搭載しながら、薄さは19.8mmとか、かなりコンパクトだ。これだけ高解像度なディスプレイを搭載していながら、このコンパクトさは、かなりお得な感じがする。

 標準メニューの作りは、縦カーソル操作が中心となる、リスト式となっている。W42Sなどが採用していたクロスバータイプのメニューではない。この標準のリストメニューは並べ替えできるなど、使いやすくできている。ディスプレイが大きいのも、使いやすさに貢献している。日本語入力システムの設定をカスタマイズできるのも、使い込む人にはうれしいポイントだ。

 ソニー・エリクソンの端末というと、個性が強いイメージがあるが、この端末は個性を残しつつも、万人にとって使いやすくデザインされている印象を受ける。テレビ電話やEZチャンネルプラスなど、auの新世代機能に対応しないのは残念だが、コンパクトで画面が大きく、使いやすいおサイフケータイを探しているならば、必ず選択肢に入れるべき端末だ。



URL
  製品情報(au)
  http://www.au.kddi.com/seihin/kinobetsu/seihin/w43s/
  製品情報(ソニー・エリクソン)
  http://www.sonyericsson.co.jp/product/au/w43s/index.html

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2006/09/15 16:31

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