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ケータイ新製品SHOW CASE
D903i(スプリングピンク)
2006年11月14日発売



ボタン配置はオーソドックス。ただし数字ボタン以外はディスプレイ側に搭載されている 数字ボタンとそれ以外のボタンのあいだには、段差があるが、それほど大きい段差ではない

左側面。上端近くにあるのはプッシュ式のオープンボタン。下端近くにあるのはスライド式のボタンロックスイッチ 右側面。上端近くのイヤホンマイク端子は、カバーがスライド式。このほか、マルチタスクボタンやカメラボタン、プッシュトークボタンがある

上端に赤外線通信ポートとストラップ穴がある 背面のカメラにはスライド式のレンズバリアがある。FeliCaアンテナも背面

メインメニューの第1階層。デザインは変更可能。カーソルの上下操作を重視したデザインが多い 設定メニュー第2階層 設定メニュー第3階層。オーソドックスなリスト表示

カスタムメニューには連絡先も割り当てられる マルチタスク機能で新規タスクを立ち上げる専用のメニュー マルチタスク機能でタスク切り替えする際のメニュー

アニメーション型メインメニューのデザインバリエーションの1つ オーソドックスなアイコンランチャータイプのメインメニューもある シンプルメニューに切り替えることも可能

GPS利用アプリとして、NAVITIME for D903iがプリインストールされている
新機能専用のランチャーメニュー。音声認識機能もある GPS利用アプリとして、NAVITIME for D903iがプリインストールされている NAVITIMEの地図表示画面

フルブラウザの表示画面 フルブラウザは画面を横長に使っての表示も行なえる

14字×17行表示 11.5字×13行表示 9.5字×11行表示

日本語入力システムは予測変換に対応する 縦長ディスプレイなので、iモードなどでも表示できる情報量が多い ボディのカーソルボタンに機能がプリントされていないので、待受画面にカーソルの各ボタン機能が描かれている

カメラは高解像度でも縦に構えて縦長画像を保存する形式。側面のシャッターボタンは半押しフォーカスに対応している 各種撮影設定の変更は、オンスクリーンで行なえる 詳細な設定は、サブメニューを呼び出して行なう

最大解像度(1536×2048)での撮影サンプル。リンク先の画像は無加工(356KB) 最大解像度(1536×2048)での撮影サンプル。リンク先の画像は無加工(372KB)

仕様で見るD903i

 三菱電機製のFOMA端末。最新のハイエンドモデルの903iシリーズで、メガiアプリやGPSによるナビゲーションなどの機能に対応。スライド型のデザインに2.8型240×400ドットのワイド液晶を搭載している。

 スライド型のデザインを採用していて、文字数字入力以外のほとんどの操作を、本体を閉じた状態で行なえる。メインディスプレイの下に搭載されるカーソルボタンは、水平方向に回転する構造になっており、メニュー項目の選択や画面スクロールを、この回転操作で行なえる。メインディスプレイは2.8型のワイド液晶で、解像度は240×400ドットとなっている。

 カメラには有効320万画素のCCDを搭載し、最大で1536×2048ドットの静止画を撮影できる。オートフォーカスに対応する。対応するメモリカードはmicroSDカード。

 GPSを使ったナビゲーション機能としては、NAVITIME for D903iがプリインストールされている。NAVITIMEは有料サービスだが、初回起動時から90日間は無料で利用が可能。フルブラウザやパソコン向けファイルのビューアを搭載する。フルブラウザは横表示も対応している。

 音楽再生機能としては、WMAに対応したミュージックプレーヤー機能を搭載する。着うたフルにも対応している。FMラジオを搭載していて、放送中の曲情報をネットワーク経由で取得する機能もある。ミュージックプレーヤーやiアプリの音をFM電波で出力し、カーラジオなどで聞くためのFMトランスミッター機能も搭載している。

 日本語入力システムにはATOKを搭載する。電子辞書として、明鏡モバイル国語辞典、Gモバイル英和・和英辞典を搭載している。

【おもな仕様】
サイズ
(高×幅×厚)
約109×48×18.2mm
重量 約113g
連続通話時間 音声通話:約170分
テレビ通話:約100分
連続待受時間 静止時:約540時間
移動時:約380時間
充電時間 約120分
ディスプレイ 2.8インチ、262,144色表示TFTカラー液晶(240×400)
表示文字数 19字×22行、14字×17行、11字×14行、9字×12行、8字×10行
メモリダイヤル 700件(1件につき、電話番号/メールアドレス、5件まで)
全体で番号/メールアドレスそれぞれ2,105件
リダイヤル・着信履歴 30件
データ通信速度 最大下り384kbps(パケット通信時)、最大下り64kbps(回線交換時)
ボディカラー オータムゴールド、ウィンターホワイト、スプリングピンク、サマーターコイズ
備考 メイン:記録画素数約300万画素オートフォーカス対応CCDカメラ、サブ:記録画素数約10万画素CMOSカメラ、ドキュメントビューア横画面表示対応、FMラジオ受信機能、FMトランスミッター機能、ボイス認証機能搭載、マチキャラ対応、Napster対応、iCお引っこしサービス、microSDカード対応(2GBまで)、WORLD WING対応(3G)

【iアプリ】
iアプリ件数 最大100件
登録済みiアプリ FMラジオMusicサーチ
NAVITIME for D903i
珍さんの釣り物語
Gガイド番組表リモコン
ケータイクレジット「iD」
「DCMX」クレジットアプリ
デコメ絵文字ポケット
珍さん計画DXおこづかい帖プラス
iアニメっちゃメーラーsuperDX500
便利!多機能電卓

【インターネットメール】
サービス名 iモードメール
利用料 料金プランに依存(パケットパックにより1パケット0.02~0.2円)
メール受信機能 最大全角5,000文字(添付ファイルは最大2MB)
メール送信機能 最大全角5,000文字(添付ファイルは最大2MB)
メール保存件数 受信:最大1,000件
送信:最大200件

【着信メロディ】
和音数 最大128和音
音源:PCM音源+ADPCM/UCS拡張/3D音響

【カメラ(静止画)】
撮影可能フォーマット JPEG
撮影可能解像度 1,536×2,048、1,200×1,600、960×1,280、480×640、640×480、240×320、240×400、352×288、176×144、128×96、96×72
撮影可能容量 内蔵メモリに最大480枚。microSDカードにも保存可能

【カメラ(動画) 】
撮影可能フォーマット 3GP形式(MP4)
撮影可能画質 320×240、176×144、128×72
撮影可能容量 内蔵メモリに最大510秒。microSDカードにも保存可能

スタッフが見たD903i

コメント
関口

 薄さ18.2mmと、実は903iシリーズ最薄に仕上げられている「D903i」だが、「ボディが薄い」という印象はあまりない。それは、2.8インチという大画面のインパクトが強いためだろうか。大画面を堪能できる機能として、個人的には動画鑑賞をオススメしたい。横向き表示で見る動画コンテンツは、D903iならではの体験と言える。もっとも、動画コンテンツの調達自体に手間がかかるのだが。

 三菱製端末のスライド機構は、D901iから続いているが、側面に配置されるボタンなどの変遷を見ると、その進化の様が読み取れて面白い。先代モデルのD902iSと比較した場合、D903iではワンプッシュオープンボタンが先端部付近に配されたほか、イヤホンジャックのカバーがスライド型になっている。どちらもD903iのほうが利便性が高まった、と思える変更で、着実にDシリーズのスライドが進化していることがわかる。

 D903iならではの機能としては、FMラジオとFMトランスミッター機能が挙げられる。どちらも他キャリアの携帯電話では既にサポートするものがあり、目新しいとは言えないかもしれないが、ドコモ端末群の中では珍しい機能であり、ドコモユーザーにとっては魅力の1つになるだろう。もちろんFMラジオとFMトランスミッターの利用目的は異なるが、どちらか一方だけででも他にはない機能。FMラジオは通勤時などの移動中に、FMトランスミッターはWMAを車でも楽しみたい時に、という使い方になるだろうか。その使い勝手だが、FMラジオは専用iアプリを使う形となっている。よく利用するということであれば、ワンタッチ(中央の決定キー長押し)で起動するように設定しておこう。またFMトランスミッターの周波数設定は「設定(Setting/NW Service)」→「音/バイブ」というメニュー遷移でアクセスできる。

 気になるところとしては、メニュー操作時に少々もたつきを感じられる点。また、ちょっと迷ったのは、903iシリーズの新機能である「きせかえツール」をどこから利用すれば良いのか、という点だ。待受状態で、方向決定キー(スピードセレクター)の上を押す、あるいはメインメニューから「データBOX」にアクセスして、「きせかえツール」という項目から選択することになるが、きせかえツールと似て非なる機能として、メニューアイコン関連の表示設定やトータルコーディネートが用意されている。メニューのカスタマイズは頻繁には行なわないだろうが、設定は1カ所にまとまると、より分かりやすいと思うのだが……。

 というわけで、薄いケータイ、あるいはFMラジオやFMトランスミッター、そして2.8インチ液晶といった点にグッとくる方は、購入を検討するに値する端末だろう。ちなみに、現時点ではD903iだけで「マチキャラ」機能が楽しめる。ドコモダケ好きな人にとって、見逃せない機能であることをお伝えしておきたい。

白根

 三菱製のFOMA端末というと、「D901i」から続くスライドデザインが特徴だ。2.8型の大型ディスプレイと回転するカーソルボタン「スピードセレクター」など、基本的に前モデル「D902iS」のデザインを踏襲しているが、厚さは19.9mmから18.2mmへ、重さは124gから113gへと、着実に小型化が図られている。他メーカーにも見習って欲しいポイントだ。

 2.8型ワイドディスプレイは、かなり利便性が高い。QVGAに比べると、縦に80ドット伸びただけだが、ピクト行を除いた表示エリアは、3割増しくらいの印象だ。メールを多用する人にとっては、VGA液晶などよりも嬉しい。こんな大型ディスプレイを積んでおきながら、この軽さというのは、驚くばかりだ。

 スライドデザインという点は、多少慣れが必要だと思う。しかし、十分に薄型化されているので、数年前のスライドケータイで感じた「数字ボタンとカーソルボタンが遠い」という印象は、だいぶ薄くなっている。

 メニュー周りは、富士通と似たSymbian OS的なデザインだ。マルチタスクに対応するが、マルチタスクボタンが側面にあり、ちょっと使いづらい。メニューのカスタマイズ自由度は高い。D903iの場合、画面が縦に長く、回転式のスピードセレクターを搭載するので、縦のカーソル移動を中心とした、リストタイプのメニューが便利だ。モッサリ感はそれほど感じないが、スピードセレクターをバリバリに使うと、もうちょっとキビキビ動いてくれれば、とも思ってしまう。また、新たに「スピードメニュー」という新機能専用のランチャーが搭載されているが、人によっては利用頻度の低い項目も並んでいるので、ここもカスタマイズさせて欲しかったところだ。

 コンパクトで画面が大きい端末としては、かなりオススメだ。しかし、スライドデザインに慣れられるか、というのが大きなポイントとなる。購入を検討するならば、必ず店頭でモックや実機を触って、スライドデザインとスピードセレクターを確認しておこう。



URL
  製品情報(NTTドコモ)
  http://www.nttdocomo.co.jp/product/foma/903i/d903i/
  製品情報(三菱電機)
  http://www.mitsubishielectric.co.jp/mobile/foma/d903i/

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2006/11/29 12:32

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