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工藤 |
人気の二つ折りタイプで、デザインはすっきりしていて個人的に好み。液晶も明るく、16和音、ステーション対応。基本性能は十分水準を満たしている。
操作性は独自色がやや強いけれど、アイコンメニューなので、使いにくいというほどではない。メニューのカスタマイズ機能を搭載しており、ひんぱんに使うものだけを登録してワンタッチでオリジナルメニューが出せるので、使い込むと便利なケータイという印象を受ける。特に、わりと珍しいと思ったのが、めざまし設定。月~日まで、好きな曜日に目覚まし設定ができる。これなら土日以外が休みの業種の人も、たとえば毎週月曜休みなら火~日まで同じ時間に目覚ましを鳴らしたりできる。
ダウンロードファイルも、ダウンロードしたファイルの容量や、空き容量がきっちり把握できる詳細表示モードがある。クルマで言えば、オートマ車よりはマニュアルやセミオートマが好きな方というか、細かく自分でコントロールしたい人には嬉しい機能の多い携帯電話だと思う。
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白根 |
カスタマイズ系の機能がしっかりしており「ショートカットメニュー」に好きな項目を登録できる。ショートカットメニューは待受状態から「mode/set」ボタン1押しで呼び出せて非常にアクセスしやすい(カーソル操作をしないでもう一度「mode/set」ボタンを押すと、通常のメニューに入る)。ショートカットメニューにはメール作成から設定メニューまでいろいろと登録できるので、ほぼ自分の思い通りにカスタマイズできるだろう。
メニュー構造は徹底的にアイコン式。1階層9個以内の項目に抑えられており、メニュー画面をスクロールさせることはない。階層は深くなりがちだが、3×3に並べられたアイコンはテンキーにも割り当てられているので、慣れればどんどん操作が早くなるだろう。もちろん頻繁に使うメニューはショートカットに登録しておけばOKだ。ちなみにショートカットのアイコンはダウンロード可能、凝っている。
さりげなく予測変換にも対応している。文字を入力した後、下キーで通常変換、上キーで予測変換、というタイプで、変換してくれるのは以前入力したことのある単語のみ。ここらへんはちょっとソニーのPOBoxに比べて弱い気がするが、J-スカイのロングメールを使いこなすとするなら、この予測変換機能が役に立ってくれるだろう。
さりげなくケンウッド提供のJ-スカイサイトも大充実。着信メロディのダウンロードだけでなく、コミュニティーサービスやパソコンからも使えるスケジューラーも提供されている。ちなみにパソコン向けのプロモーションサイトもよくできているので、J-フォン端末の購入を考えている人はぜひ見て欲しい。
やはり音響に強いケンウッドということで、通話音質の調整や自作メロディの自動アレンジ機能など、音系の機能も充実している。カラオケ対応TFTのJ-SH05に比べるとインパクトは弱いが、日常の使い勝手ではJ-K04もなかなかのもの。J-フォン端末購入の際には、忘れずに候補に入れて欲しい。
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伊藤 | 第一印象としてまず感じたのは、操作体系がやや特殊で慣れるまでに少々時間がかかるなということ。液晶は120×143で大きさ的には全く問題はなく、色合いも256色STN液晶としては十分だろう。このサイズの液晶を搭載しているのに、最大表示文字数が100文字に満たないのは残念だ。J-K03と同じく、ベストボイス機能や、電波状態を表わすアンテナが通常の3本ではなく5本あるなど、細かいところのこだわりはさすがだと感じた。閉じたままでも着信状況がわかるおしらせウィンドウはJ-SH04にある鏡のようにきれいに反射するので、初めてみたときは「えっ、カメラないのに何で鏡なの?」と思ってしまった。個人的には標準で入っている芸者(?)の壁紙がお気に入り(上の画像を参照)。J-フォン以外の携帯電話キャリアにはケンウッド製端末がないということも、選ぶ上でひとつのポイントになると思う。 |