■ 写真で見るJ-DN03

液晶周りの枠は花柄デザインで左右非対称	側面の金属部はデザインでなく、静電タッチセンサ。誤動作防止作動時に人の手が触れているときだけボタンロックが解除される

ボタン配置も左右非対称。カーソルキーは花ビラ風	カーソルキー中央のJ-スカイボタンはブリリアントカット風デザイン

デンソー製J-フォン端末のウリの１つ、「まめぞう」	まめぞうは待受に登場するだけでなく、さまざまなシチュエーションでアニメーションしてくれる	メニューはオーソドックスなリスト式

受信メールの10字×10行表示	メール作成時は、インラインの連文節変換に対応	メールは送受信についてそれぞれ空き容量などが表示される

待受状態から決定キーでJ-スカイメニューを呼び出せる。未読メールがある場合は、すぐに読みにいける	添付データなどは「ファイルボックス」に保存できる	ファイルボックス内の画像にはスタンプをつけたりできる。写真では人物左にまめぞうのスタンプがある

仕様で見るJ-DN03

【おもな仕様】

サイズ （高×幅×厚）	127×45×19mm
重量	83g
連続通話時間	約140分
連続待受時間	約350時間
充電時間	約85分
ディスプレイ	カラー256色液晶（120×160ドット）
表示文字数	全角10文字×10行
メモリダイヤル	500件
リダイヤル・着信履歴	20件（着信履歴：20件）
データ通信速度	9.6kbps（回線交換）
ボディカラー	アクアブルー、フラワーピンク、ストライプシルバー（東海のみ）

【インターネットメール】

サービス名	J-スカイウォーカーのEメールサービス（送信は１メッセージにつき３円で月額使用料が無料、受信は無料で月額使用料が150円）
メール受信機能	全角192文字まで（オプション月200円のロングメールは全角3000文字までで、画像や音楽データも添付できる。ロングメールを申し込むと、Eメールサービスも含まれるのでEメールの受信オプション申込は不要）
メールアドレス保存件数	最大1500件もしくは375KB（メール／ウェブあわせて）

【着信メロディ】

和音数	16和音
着信音	"着信メロディ ・登録メロディ 10曲 ・登録効果音 ３種類 ・登録パターン 10種類 ・自作／ダウンロードメロディ 共有メモリに保存"
登録メロディ曲名	"G線上のアリア ワルキューレの騎行 コンドルは飛んでいく カノン 遠き山に日は落ちて Welcome to まめワールド（スタンダード/パラパラ調/サルサ調） まめみ、愛のテーマ まめじは背中で泣く"
和音着メロダウンロード	対応。J-スカイメロディ スーパーハーモニー対応
カラオケコンテンツ ダウンロード	対応

【共有メモリ】

共有メモリ容量	共有メモリ容量:375KB
対応画像フォーマット	PNGファイル：静止画 JPEGファイル：静止画
備考	J-DN03では、画像、サウンドを「ファイルボックス」という共有メモリに保存する。

	コメント
工藤	デンソー端末でおなじみ、まめぞうキャラが採用されたJ-DN03。こういうシンプルなキャラって、なんかハマるんだよなあ。明らかに女性を意識したボディデザインは、液晶の周りに花柄、４方向＋決定キーのデザインもお花の形と、ストレート型だけど可愛い。操作メニューはわかりやすく、あまり迷うところはありませんでした。 　使っていると自然にレベルが上がる「まめ道場」があって、道場でレベルが上がると「アニメdeメール」のアニメの種類が増えるなど、まめぞうファンにお勧め。あと、J-スカイ端末はみんなそうなのだけど、コーディネーターでは、「みんなで飲みませんか？［］に［］時」みたいなメッセージがあらかじめ用意されているのを使って、呑み会の出欠をとったり、携帯メールの「回覧版」、リレーメールで直接リンクしてチャット感覚の「ホットライン」などなど、とにかくメール機能が充実。友達もみんなJ-フォンなら、メールでいろいろ遊べます。
湯野	なんといってもJ-フォンのデンソー製端末といえば「まめぞう」。J-DN03では、その「まめぞう」がカラーになって登場。メニュー操作を終えて待受画面に戻るときに登場して味のあるコメントを残したり、起動画面で運勢を占ってくれたりと、活躍の場を広げている。 　しかし、それ以上に個性的なのが、このボディデザイン。ディスプレイまわりのフレーム部分が歪んでデザインされているだけではなく、ボディ本体も歪んでいるという斬新さ。さらには、マルチカーソルボタンが、本体の中央ではなく、左の方に配置されている。利き手が違うとかなり操作感が違うのではないかと思ったりもするが、どうなんだろう？ 　着信メロディの自作は５和音まで。入力インターフェイスについては、音階こそテキストベースでビジュアル化されていないが、音の長さはわかりやすく、曲全体の見通しはなかなか。オクターブの切り替えや音の長さの調節をカーソルキーの上下左右で行なえるのもイイ。
白根	ユーザーインターフェイスは悪くないと思う。オーソドックスなリスト式メニューで、カスタマイズができるわけでもないが、左右のカーソルで階層を行き来でき、構造もそれなりにわかりやすい。J-スカイ関連でも、未読メールが優先的に表示されたり、ロングメールのメニューで最初に空き容量が表示されたり、メールのリスト表示ではチェックボックスを使って複数メールの一括選択ができるなど、なかなか良くできている。最近はやりのメールのフォルダ管理もできるので、使い勝手の面では文句はない。 　性能的には「カメラ」とか「TFT液晶」などの際立った特長はないけれど、悪くはない。フラットな明るさで見やすい液晶は、ストレート型としては大きめで、100文字表示に対応する。また、数少ないJ-スカイのカラオケに対応する端末の１つでもある。「まめぞう」にこだわる人はこの端末を買うしかないわけだけど、「ストレート型」「液晶の大きさ」「カラオケ」「使いやすさ」というキーワードでJ-スカイ端末を選んでいる人は、必ず考慮しなくてはいけない端末だ。