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コメント |
工藤 |
期待のfunstyle対応第1号機。funstyleといえば、やはり音。着メロの音はもちろん良く、もうちょっと和音数があればなあと思っていたような曲もかなり聴けるようになると思う。液晶背中のピカピカといい、白とターコイズブルーのコンビカラーといい、64和音着メロといい、TK11はいい意味で派手なケータイだ。リモコン付きのイヤホンも付属、リモコン部には着信を受けるボタンがある。音楽を聴いている最中に着信があっても、そのままイヤホンで相手の声が聞けるようになっている。ナビゲーションボタンも方向キーの真ん中に決定キーがあり、押しやすい。 ただ、ちょっと惜しいのが操作方法がいまひとつわかりにくい。たとえば、着メロの音量調節は、「funstyle→設定→エフェクト→ボリューム」で行なうのだが、音量調節がエフェクトの中にあるというのは、ちょっと想像しづらい。まあこれは、慣れが解決する問題だとは思いますが。 楽しいケータイが欲しいなら、なんだか妙に当たってるような気のするタロット占いや、ゴルフのミニゲームもあるのでお勧め。やっぱり音のいいケータイはいい。ezweb@mailには対応していないけれども、長いメールをあまりやりとりしないなら、メール着信無料のスカイメッセージだけで十分だと思う。また、サーバーに接続してメールを読むEZwebにも対応してます。なお、64和音着メロのダウンロードは、貸出機をお借りしている現在はまだ発売前でサービスが始まっていないため、試していません。ごめんなさい。
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湯野 |
音にこだわる私としては、「待ってました!」という端末。さっそく着信メロディの自作機能を試してみた。結論から言ってしまうと、作ろうと思えば自作できなくはないが、かなり辛い。 16トラックという広大な領域を使えるわけだが、当然、携帯電話の狭いディスプレイの中では全体を確認しながら入力することはできない。さらに、従来の携帯では1トラック=1メロディラインというのが普通だったが、TK11では1トラックの中で和音を構成することも可能で、これがまた入力インターフェイスを階層型の複雑なものにしている。範囲選択してコピー&ペーストとか、音階の上下とか、“作曲ツール”としての機能は皆無に等しいので、あくまでも単純な“音符入力ツール”として捉えるのが正解かもしれない。 もっとも、ポケットサイズのリズムマシンとして見た場合、カラー液晶もついているし、この大きさにここまでの機能を盛り込んだというのは、実は相当脅威的な話。スピーカーをもうちょっとよくして、LINE
OUT端子を付けたりなんかすると、世のギター小僧がこぞって買いに走るような気がしないでもない。 |
松下 |
個人的に端末のデザインや色は結構お気に入り。京セラ製の端末は操作がちょっと特殊で、慣れるまで使いにくいところもあるが、デザインはいいなと思うものが多い。この端末については、ビビットな色味づかいが強烈過ぎず・地味過ぎず、いいアクセントになっていてポップな感じが演出されている。LCD部分も大きく、ビカビカと豪快に光る。重さは115gと少々重めだが、大きさや厚みは標準的。 肝心の音の方はというと、端末のスピーカーで鳴らした場合では、正直なところ16和音を超えてしまうと24和音も64和音もさほど極端な違いは聞き分けられないような気がするが、しかしヘッドホンを通して聞いてみると、音色の豊かさや響きのよさなどが存分に味わえ、やっぱり64和音492音色はすごいと実感。 「P@bit」やEZweb@mailが非対応なのが残念だが、それを除けばケータイとしての機能は満たされている。BGMモードに設定しておけばメールを作成しながら音楽が聞けたり、音楽を聴いてる途中に着信があってもマイク内蔵リモコンで応答操作できるなど、ケータイに音楽の彩りを添えてくれる付加価値の分だけ、かなりお得な気がします。あとはEZweb上のfunstyleサイトに、どれだけ豊富なラインナップの曲が揃うかを期待。
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