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どっちのマウスにしようか迷い中。ロジクールMX1000とG7
スタパ齋藤 スタパ齋藤
1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。フォトエッセイのスタパデイズをAlt-R(http://www.alt-r.com/)にて連載中。


MX1000に関するいくつかの難点

 現在、拙者が激愛用中のマウスは、ロジクールMX1000。レーザー式のコードレスマウスですな。

 MX1000について俺的結論を言えば、これまでに使ったマウスの中では最高の一台だと感じられる。使用感や利便の詳細に関しては、本連載のバックナンバーに書いているのでそちらをご参照いただきたいが、使用中の2台に加え、さらに何台か予備を備蓄しておこうかと思うほどの必需品となっている。


ロジクールのレーザー式コードレスマウスMX1000。コードレスでありかつ光学式(レーザー式)のマウスの中では、最も高感度・高精度なマウスとして発売当時の話題をさらった。現在でも非常に高品位なマウスとして(ビジネス用途での)ユーザーは多い。光学式マウスとしては相変わらず高価な製品ではあるが、最近はけっこー値下がり中。安いところでは7,000円ちょっとという場合も その使用感が非常によく、また拙宅環境にもマッチする製品なので、現在は2台使用中(メインマシンとゲーム専用マシンにて)。2台同時に使用しても混信等のトラブルは出ていない。また、この環境にG7を加えて同時使用しても混信は起きていない

 MX1000を使い始めたのは2004年の秋口。現在では一年以上使い続けていることになるが、このくらい長い間使ってると難点も見えてきたりする。で、拙者的観点からMX1000の難点を言えば、具体的に3つある。

 1つは、たまに、うまく充電されないこと。MX1000はコードレスマウスで、そのパソコン側のレシーバ部が充電用クレイドルを兼ねている。このクレイドル上にMX1000本体を載せると自動的に充電されるようになっているが、載せ方によっては充電されない(充電用接点が正しく接しない)ことがある。

 それから、ACアダプタが必須であり、かつ、クレイドルとACアダプタ(からのコード)を接続する必要がある点。要はクレイドルから2本のコード(電源コードとUSB接続用コード)が伸びちゃって、微妙に無様な設置感になってしまうのだ。


MX1000専用の充電台兼レシーバー。充電時はこのレシーバーの上にMX1000を載せる レシーバー上に正しくMX1000を載せた状態。通常はレシーバー上にポンとMX1000を載せるだけで充電されるが、使用状況や、レシーバーおよびMX1000の微妙な個体差により、ポンと載せただけでは充電状態にならないケースがある。MX1000の裏側に“マウスの滑りをよくするパッド”等を貼付した場合も充電されにくくなる(レシーバーとMX1000が密着しにくくなるため) レシーバー背面からは、USB接続用のコードとACアダプタからのコードがつながる。写真ではシンプルに見えるが、レシーバーとパソコン、レシーバーとACアダプタの間にコードが伸びることになるため、実際は配線がやや煩雑になる

 ただ、これら2点については、そーんなに大きな問題ではない。MX1000をクレイドルに載せる時にちょっと注意を払えばしっかり充電されるし、クレイドルから2本の線が伸びるとは言ってもテープ等でマトメちゃえばスッキリと設置できる。

 しかし、第3の難点は、最近の俺にとってヒジョーに困ったモノと言える。

 MX1000は非常に多くの“面”に対して正確なトラックを行なってくれるレーザー式コードレスマウスで、ビジネス方面の汎用マウスとして考えればその解像度も十二分に高い。例えば拙者の仕事場の机上面(真っ白で半マットな樹脂製)でもバッチリと使える。この机の上で、マウスパッドを使わずにマトモに使える非ボール式マウスはほとんどないっていうか、唯一しっかりマトモに使えるのがMX1000。なのだが、時々、MX1000のトラッキングがコケることがある。

 具体的には、この机面に手の脂が多めに付着しちゃった場合。机面が部分的にテカって部分的には半マット(通常の状態)、てな感じになると、MX1000によるカーソル操作から完璧なスムーズさが失われる。カーソル移動速度がチグハグになったり、ある一定距離(机面部分)のみまったく動かなくなったりする。

 このよーな状態になったら、速攻で机面を拭けば問題解消となる。ティッシュや布巾で机面にうっすらと乗った手の脂を拭き取れば、MX1000は以前のとおり快適に仕事をしてくれるようになる。

 が!! 最近の俺においては、この“拭けばいい”が問題の解決につながらねぇのである。そりゃぁ拭けば直るけど、拭いてるその時間が大切なんだよアニキ!! 拭いてるヒマなんかねえんだよアネキ!! 拭く一瞬の間が生死を分けるんですよわかってくださいよ5秒拭いてる間に死亡なんですよ!!


G7はEQ2専用マウスになるか!?

非常にオモシロくてしょうがねえので毎晩4096時間程度プレイしたいと言えるMMORPG『エバークエストII』。画面はソロで戦闘中のものだが、戦闘中はたびたび右上に見える小さなアイコンをクリックすることになる。この時、マウスにトラブルが起きると、有効な攻撃等ができなくなり、ヒジョーに困った事態に
 あぁまたかよ、とお思いになりながらもここまでお読みくださってありがとうございます。そうです。その通りです。ゲーム中はマウスの不調が命取りなんですよええ、例のアレことエバークエストIIとMX1000の間に生じている問題ってわけです。

 エバークエストII(以下、EQ2)が死ぬほど楽しいMMORPGであるゆえ拙者もハマり中である件については、本連載バックナンバーでも述べたが、このゲーム、時には一瞬の操作ミスがプレイヤーキャラクターの死を招く。それどころか、同時にプレイしている仲間の死も招いたりする。

 通常は、まあ多少マウスが不調になっても、操作が遅れても、そーんなに大きな影響が出るわけでもない。が、たまに、一瞬の操作ミスor遅れが、あーもースゲくイイところだったのに全部台無しぃ~お釈迦~全員死亡で作戦失敗で基本的に滅亡ぉ~、みたいな惨劇につながる。

 EQ2をプレイ中の方なら心当たりがあるとは思うが、例えば、プレイヤー側と敵側の力量差が“みんなで頑張ればきっと勝て……る!?”という危うい線での戦闘。場合によっては操作ミスによる一瞬の(アーツ発動)遅れが、直後~やや後への大きな不利となって残る。一瞬のミスならば、ある程度リカバリーできるものの、それが一瞬ではなくて数秒とかになると、敵から連続超強力激パンチみたいな攻撃受けて死んじゃうとか、ココで回避魔法かければ大丈夫だったのに……というタイミングを大きく逃してグループ全員が速攻で死体化したりして、あっさり負けたりする。

 それ以上に、そのよーなギリギリ方面の戦いの場においては、「まさか」と思っていたマウス操作の不調が出たりすると、まー基本的にはパニクるわけですな。焦るわけですな。ヒロイックでグループな敵がヒーラーに跳ね(中略)剥がすに剥がせないタンクの気持(中略)しょ焦るでしょスンゲく焦るでしょこんな時にティッシュで机面拭いてら(中略)る見る間にテンプラー死ん(中略)で逃げ道方向に死体が並(中略)がレーザー式だよボール式の方がまだマ(中略)ってほど深刻な問題なんですよ!!

 というわけで、この問題を解決しなければ、と。既にベテランのプレイヤーならばキーボード操作等でナントカなるかもしれないが、わりと初心者の俺としては、ぜひ、どうにかしなければ!! と思いつつもEQ2をプレイし続けていた。

 そんなところへ登場したのが、ロジクールのG7 Laser Cordless Mouse(以下、G7)である。ゲーム向け……というかゲーム専用として発売されたレーザー式コードレスマウスですな。


ゲーム向けとして発売されたレーザー式コードレスマウスことG7。FPS等の“マウスの追従性・感度こそ命”なゲームでの使用にも十分耐えうると評判の一台。MMORPGには過剰とも言える性能を持つわけだが、拙者は別の観点からその性能に期待した
 G7に関するレポートはGAME Watchの「PCゲームパーツレビュー」が詳しいので、ぜひそちらをお読みいただきたい。つーか、ぶっちゃけ、G7はいわゆるFPS(プレイヤーの視界が3D表示されるシューティングゲーム;一人称視点シューティング)向けのゲーム用マウス。MMORPGでG7を使っても、その性能からくるメリットはあまり大きくないと思われる。ので、FPS向けのイケてるマウスが欲しぇ~っ、という観点から情報を集めるなら、上記リンクの記事がジョリーグッドである。

 拙者がG7にピンと来たのは、まず前述の“真っ白机上面で希に起きるMX1000のカーソル操作問題”を、G7なら解消できるかも、という点。それと、同じロジクールの製品なので、同じドライバで複数のマウスを併用できるから──いつもはMX1000を使い、EQ2プレイ時はG7を使うというコトも可能だから、という点。あと、もしかしてMX1000よりG7のほーがイイ感じだったら乗り換えようというのもあった。てなわけで、ちょっと風変わりな観点からG7に注目したというわけだ。


純白机面手脂完全対応のG7

 てなわけで速攻でG7を購入。ロジクールストアにて予約したが、なーんか出荷が遅れに遅れ、予定よりも多くEQ2上の俺のキャラがマウス操作遅れにより死亡した。経験値返してください>ロジクール、とか言うのはEQ2プレイヤーとして邪道ですかダメですかチキンですかマウスパッド使えこのタコですか?

 さておき、G7を使用したその結論から言えば、効果絶大であった。前述の拙宅の白い机の、その机面に手の脂がついた状態でも、G7では何の問題もなくカーソル操作ができた。MX1000で行なうとカーソル移動速度がおかしくなったり動かなくなったりする手脂付着机面でも問題ナシ。む。これなら希に起きるEQ2カーソル操作不調から来る死亡回数増加問題も解消できよう。

 トラッキング性能の高さにおいてはMX1000を上回ったG7と言える感じだが、同時に、いくつかの点でMX1000より便利っぽい部分があった。例えば、前述したMX1000のちょっとした難点こと“たまに充電されないこと”と“ACアダプタが邪魔っぽいこと”が、G7では解消されている。

 G7は本体内からバッテリーを取り出せる構造になっており、そのバッテリーは単体で充電できるようになっている。バッテリーの充電は付属の充電ステーションで行ない、充電ステーションはパソコンのUSBポートから電源を得ている。というわけで、G7には“マウス本体をクレイドルに載せ損ねての充電不能状態”が存在せず、かつ、ACアダプタも不要。MX1000に感じられた2つのプチ難点が一気になくなったカタチになる。


付属の充電ステーションとワイヤレスマイクロレシーバー。充電ステーションの電源はUSBポートから取る。ワイヤレスマイクロレシーバーはパソコン本体のUSBポートにも、充電ステーションのUSBポートにも接続できる 充電ステーションにワイヤレスマイクロレシーバーを装着した状態。もちろんこの状態でもバッテリーへの充電を行なえる

 またこの充電ステーションには、付属のワイヤレスマイクロレシーバー(G7とパソコンを無線接続するためのUSB機器)を接続することができる。充電器でありレシーバであるという点はMX1000と同様だが、このワイヤレスマイクロレシーバーはパソコン側の別のUSBポートに挿して使うこともできる。充電ステーションとマイクロレシーバーを別の位置に設置できるという点で、MX1000よりも自由度の高いセッティングが可能だ。

 ゲーム専用マウスというだけあり、非常に高感度(ビジネスユースにおいては過剰に高感度)である上に、ドライバ上の設定もマニアックに行なえる。例えば詳細ゲーム設定を行なえば、G7本体上のトラッキング感度設定ボタンで調節できるマウス感度を400~2000dpiまで細かく設定でき、ゲームが起動したらこの設定を自動的に適用してくれたりする。X軸とY軸の感度を個別に設定できたりするあたりもゲーム専用マウスならではかもしれない。


ホイールボタンの近くにトラッキング感度設定ボタンがある。これによりマウス本体のトラッキング値(読み取りdpi値)を3~5段階にコントロールできる。トラッキング感度設定ボタンを操作した直後は、本体左側上部のLEDがオレンジ色に点灯し、設定された感度を簡易的に表示する。なお、このLEDは、通常ではバッテリー残量表示要のLEDとなり、緑色の発光する。


ドライバ上で、ゲームが起動・アクティブになった場合のマウス感度等を設定できる。詳細ゲーム設定を行なえば、トラッキング感度設定ボタンでどういったトラッキング値が指定されるかを細かく設定できる。


 また、アクティブなプログラムを自動認識し、これに応じてボタンに割り振られた機能を自動的に変更するという設定も行なえる。例えばアプリAがアクティブの状態ではトラッキング感度設定ボタンを[クルーズアップ]・[クルーズダウン]に割り振り、アプリBがアクティブならこれらボタンを[進む]・[戻る]という設定。アプリ別にボタン機能をカスタマイズできるというわけだ。


ドライバはロジクール製のポインティングデバイス等に対応する汎用ドライバことSetPointを使用。マウスの感度設定やボタンへの機能割り振りをカスタマイズできる。また、G7使用時には、アクティブなアプリケーションに対し、個別にボタンのカスタマイズ設定を行なえる。


 なお、MX1000もG7も、ドライバソフトウェアは共通。SetPointというドライバになるが、上記の“詳細ゲーム設定”や“アプリ別のボタン設定”はMX1000では行なえなかった。MX1000でも(特にアプリ別ボタン設定)を行なえるようにすればいいのにナ、とか思った。


どっちにしようか、MX1000とG7

 G7は拙宅環境においてMX1000を凌ぐトラッキング性能を発揮しまくり、また、機構的にもMX1000より便利なレーザー式コードレスマウスであった。ので、じゃあMX1000からG7へ乗り換えようかナ、とは思ったのだが、現在は併用中。ていうか迷い中。魅力的なふたつのマウスに二股中の俺である。


左がMX1000、右がG7。やや大ぶりなMX1000に比べ、G7はスマートになった。また、ボタン類もG7の方が迷いにくく誤操作しにくい形状・位置になっているようだ


 というのは、まずボタンの数や位置。G7は6ボタンマウスで、MX1000は8ボタンマウス。MX1000から見れば、G7は本体左側のボタンがふたつ少ない。これが、実使用上、けっこー大きな使い勝手の差になってしまう。

 MX1000でもG7でも、デフォルトで各ボタンに割り振られた機能を比較的に自由にカスタマイズできるので、両者のボタン機能的使用感を近づけるorほぼ同じにすることは可能だ。が、本体左側のボタンに関しては数そのものが違うので、どー頑張っても使用感を同じにすることはできず、いやむしろ近づけることもけっこー難しいと言えよう。


MX1000とG7では、本体左側のボタン数に大きな差がある。多機能さを追求したMX1000に対し、G7では操作性や押し間違いのなさが追求されているように感じる


 拙者の場合、MX1000の本体左側にある3つのボタンは、フツーに[進む]・[戻る]・[アプリケーションスイッチ]として使っている。[進む]・[戻る]は、ウェブブラウザで前のページや(表示済の)先のページへワンクリックで飛べるボタンとしてたいへん重宝する。[アプリケーションスイッチ]は、起動中のアプリ・ドキュメントの一覧を表示・目的のウィンドウをアクティブにでき、多数のウィンドウを開いて作業している時には超便利。これも多用している。

 機構的にも性能的にもビジネスユースに十二分(やや過剰でもある)に使えるG7なのだが、ボタン数やその位置は、ビジネスユースなどアウトオブ眼中であらせられた。逆に、MX1000のボタン位置はゲーム(特にFPS)プレイ向けではない。汎用とゲーム用って感じで、ハッキリと性格が分かれている両マウスであった。

 あと、G7はFPS等のアクティブにアクションするゲーム向けマウスとしては、少々重めなんだそうだが、俺思うに、汎用マウスとしては軽過ぎると感じた。形状的なバランスが良いのでクリック時にカーソルが動いちゃうよーなコトはないG7だが、キーボードから手を伸ばした際に小指でツンと突いたカタチになるとG7がスル~ッと移動しちゃう(というか逃げちゃう)よーな状態に。MX1000はG7ほど軽くないし滑らないので、そういう違和感はない。


マウスの裏側比べ。左がMX1000、右がG7となる。机面に接する部分はG7の方が広く、質量もG7の方が少ない。実際の使用感としてもG7のほうがずっと軽快に感じられる。が、軽快であれば良い、とは言い切れないようにも思える


 ……ちなみに、G7でEQ2とかやってる俺なんスけど、トラッキング性能の良さは置いといて、他はあんまりEQ2向けマウスじゃないよーな気もする。最たるは上記の“軽さ”。例えばチャットしつつ戦闘しつつチャットしつつ、とかやってると、操作せんとマウスに伸ばした手でG7を弾いちゃったりするんですな。すると、スル~ッと(予期せぬ駄洒落)、G7が逃げる。もちろん画面上のカーソルも移動しちゃうわけで、ちょいと焦ったりする。……あ、戦闘中にチャットってけっこーやりません? 特にマッタリしたグループでプレイしてると。

 さておき、もうひとつ。G7とMX1000は電池使用時間がけっこー異なる。メーカー公称では、通常使用時(非ゲーム時ですな)の使用時間は、G7が約4.5日、MX1000が約21日となる。ま、両機とも実際はそこまで持たない気がするが、G7のほーが比較的に早くエネルギー切れとなる感触。バッテリー交換をすれば済むんで、たまにG7の電池残量LED表示を見て減ってたら交換すればいいだけの話ではある。が、(パソコン使用後等に)クレイドルへちゃんと載せる習慣さえ付いていれば電池残量LED表示なんか存在すら忘れられるMX1000とは、ちょいと違う使用感だったりする。まあそのあたりは、ユーザーにより違う印象になると思うが。


G7のバッテリー交換は容易だ。マウス本体側も充電ステーション側も、ボタンを一押しすればバッテリーが飛び出す構造になっている。シンプルな充電器、バッテリーの交換機構、またその実用性は、ゲーム専用マウスのみならずコードレスマウス全般に採用してほしいところ


 基本的に畑違いのMX1000とG7なんで、両者を並べて比較するほーがオカシいわけだが、しかし、G7って基本性能としてはさっすがに問題ナシのマウスであり、性能的には過剰であるけれどもビジネス用途向け汎用マウスとしてもイケそーな予感。主にビジネス使用であって、時々(←嘘つけ毎晩だろ>俺)MMORPG使用となる俺としては、ん~、もうちょっと慣れればG7だけでイケるかな、と思ったりしている。

 てなわけで、MX1000とG7、迷い中というわけだ。が、単純に、この先、G7のよーなトラッキング性能を備えたビジネス方面汎用のレーザー式コードレスマウスが出てくれれば嬉しい。非ゲーム用途にG7ほどの性能・精度が必要だとは思わないが、MX1000の(少々の)トラッキング性能不足を補う新型の登場は、期待したい。



URL
  ロジクール「MX1000」製品情報
  http://www.logicool.co.jp/index.cfm/products/details/JP/JA,CRID=2135,CONTENTID=9043
  ロジクール「G7 Laser Cordless Mouse」製品情報
  http://www.logitech.com/index.cfm/products/details/JP/JA,CRID=2135,CONTENTID=10716

2005/12/05 17:18

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