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けっこー好きかも! 受話器風Skypeフォン「HUD-SKH01」
スタパ齋藤 スタパ齋藤
1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。フォトエッセイのスタパデイズをAlt-R(http://www.alt-r.com/)にて連載中。


やっぱり強力なSkype

Skype公式サイト
http://www.skype.com/intl/ja/

Skypeは公式サイトから無料ダウンロードでき、Skypeユーザー同士の通話ならいくらかけても無料だ
 このままじゃ電話会社はマジでヤバいんじゃないのかと思わせるほど強力なサービス、Skype。皆さんご存じの“インターネット経由にてタダor激安で使える音声通話サービス”である。

 拙者も最近はよく使ってるんですけど、Skypeの何がイイかと言えば、まずは非常に手軽なことだ。必要なモノは、インターネット接続環境(モデム速度が33.6kbps以上のダイヤルアップ接続で使用可能だが、ADSL程度以上のほーが何かとラク)、パソコン(Windows XP/2000、MacOS X、Linux)かPDA(PocketPC)、それにヘッドセット(イヤホンとマイク)くらい。これにSkypeのソフト(Skypeクライアント)があれば、大半のケースで即使える=他のSkypeユーザーと音声通話等ができ、有料にはなるが一般回線に対して電話することもできる。

 パソコンを含む今時的ネット接続環境と、無料ソフトと、ヘッドセットを用意すれば準備万端、というのに加え、実際にマジ簡単&無問題で使える点もスゲく良い。

 Skypeとまあ同列に並ぶような音声通信サービスはこれまでにもあった。各種メッセンジャーなんかもそうですな。しかし、ちょいと前までは、モノとしては簡単に使えはしたものの、実際に接続する時に“ルータ越え問題”が出たりした。ルータの設定をしっかりイジらないと通信できない〜!! みたいな。Skypeの場合、大抵の環境で何ら設定等をせずに即接続できたりして、そのあたりも無問題と言え……るのかな!? 逆にネットワーク管理者的には大問題?

 ともあれ、必要なモノも必要な手間もヒッジョーに少ないSkype。使おうと思ったその日から即使える身近なサービスであり、また、使ってみると予想外に良い音声品質に驚かされたりする。俺的結論から言えば、フツーに仕事用の通話手段として使えるナ、という印象である。

 音声品質について具体的に言えば、大雑把&ぶっちゃけた話とはなるが、総じて「通話には十分な音」だと感じられる。P2P接続状況等によって音声品質には多少のバラつきがあると感じられるが、いわゆるブロードバンド回線で使っていれば「時々音がヘンな気がするけど、ま、いいか」程度の違和感しかない。音、イイんですよ、だいたいにおいて。

 もちろん、通信状態がかなり悪いよーな時は、話し声が「もし…し? 聞こえてま…か?」という一瞬の途切れがあったり、相手の声の最初と最後に微妙なノイズが混入するようなことがある。が、ほとんどの場合、これらの違和感はホンの一瞬。ケータイの電波状態が悪い時に比べたら問題にならないレベルだと感じる。

 てなわけで、最初はオンラインゲーム中に仲間と話しながらプレイするために使い始めたSkypeなのだが、最近はSkypeOutも使い始め、本腰入れてSkypeしてる拙者だったりする。


Windows XP/2000、Mac OS X、Linux、Pocket PCに対応 Windows XP/2000用のSkype 2.0ではビデオ通話機能が搭載された

安くないけど高くもないSkypeOut

 仕事中はパソコンの前にへばりついてる拙者にとって、Skypeは何かと便利なサービスである。Skypeユーザー同士なら無料で通話できるってのもあるが、クリックひとつで通話できまくるという点がヤケに便利である。

 Skypeクライアントには、通話相手の連絡先リスト(コンタクト)を登録できる。いわば電話帳のようなモンですな。Skypeユーザーでも電話番号(SkypeOut使用時)でもよい。でまあ、使い始めると、ソコにどんどん連絡先を登録するようになるわけですな。そうしていくと、Skypeクライアントが常用の電話帳・電話機になる。そうなると、「電話しよっと」と思ったらSkypeクライアント使用であり、連絡先一発クリックで電話であり、これがクセになる。なぜクセになるかと言うと、電話機のボタンを押下したり、他の住所録等から電話番号を見つけてかけるよりも、ラクだからだ。これが大きい。

 ちなみに、Skypeによる無料通話は、Skypeユーザー同士の場合だ。Skypeから一般の固定電話に電話をかける場合は、SkypeOutの使用料(通話料)がかかる。SkypeOutはSkypeユーザーならすぐに使い始められ、自分のSkypeアカウントへSkypeOutのクレジット(前払い通話料のようなもの)をチャージすれば、Skypeから全世界の固定電話番号へ電話をかけられるようになる(一部電話番号へは発信不能)。SkypeOutクレジットのチャージは、Webサイトから行なえて、チャージはほぼ即座に完了する。

 ただ、大雑把な結論から言えば、日本国内から日本国内に電話する場合、SkypeOutの通話料は(現時点では)そーんなに安くない。NTT東日本等と比べるとプチ安いことがあったりもするが、Yahoo! BBのBBフォンのほーが総じて安かったりする。基本料金等を考えればまた別だが、固定電話の代替えとしてSkypeを考える場合は、国際電話を多々利用する人でないとオイシくないよーに思える。

 のだが、前述の“ラク”である点は、やっぱり大きい。電話のコトは全部Skypeに任せられる、かも、という集約感および最適化感が(固定電話や携帯電話よりも強く)感じられてスッキリする。……いきなり突飛な話ですけど、近未来に地上をくまなく無線LANスポットが覆ったりした時、Skype内蔵の無線端末があれば、もー固定電話とかケータイとか全然不要なのだ。通話相手は俺の手の中の無線端末の中のSkypeクライアントの連絡先リストに!! とか考えると、そーんなにお得ではないけど興奮しつつラクに使えるSkypeOutを多用してしまう俺なのだ。

 しかしながら、SkypeOutは、Skypeの延長上のサービスだけに、現時点では何だかビミョーな残念点がある。それは、パソコンの前にいないとSkypeもSkypeOutも使えないということ。PDAを使ってSkypeすればいいとも言えるが、だったら携帯電話とかスマートフォンのほーが……と思ったりする。ま、通話相手がSkypeユーザーでありかつホットスポットでPDAやサブノートを使えるってんなら話は違ってくるが、移動時の通話および機材的ラクさにおいては、まだまだ全然ケータイとかのほーが優れていると感じる。


好きになれない電話型音声インターフェイス

オーディオテクニカのUSBオーディオアダプター「ATC-USBA3」。コレとビクターのヘッドセット「TF-M40」を愛用していたが、いずれも生産終了品で俺のSkype生活の今後が危ぶまれる状況に
 さて、Skypeを使い始めると何となく気になってくる“Skype向けオーディオインターフェイス”。最近よくあるじゃないスか、受話器のカタチをしているUSB接続の“Skypeフォン”系ハードウェア。何かを使い始めるとそれに関わる機材が激欲しくなる俺ゆえ、そういうハードウェアをちょこちょことイジったりしている。

 のだが、拙者的結論から言えば、受話器のカタチをしたSkypeフォン系ハードウェアは、どーも好きになれない。だいたいナゼ、受話器のカタチでなければならないのかSkypeなのに!! Skype使うときゃだいたいパソコンの前じゃん手はマウスとかキーボードを操作したいじゃん!! すなわち通話時のネタや資料や参考としてWebサイトやメールや画像なんかを参照する俺にとって、受話器のカタチをしたオーディオインターフェイスは不便なのである。……でもSkypeクライアントを直接操作できたりする機能は好きですけどネ。

 てなわけで、俺が専ら愛用しているのは、フツーのオーディオインターフェイスとヘッドセットの組み合わせ。コードレスはやっぱり快適ってコトで、一時はBluetooth接続のヘッドセット(具体的にはコレ……って、ガーン!! 生産終わってる!?)を使ったが、音質の良さや形状的利便から、地味な製品を使い続けている。

 その地味な製品とは、具体的には、USBオーディオインターフェイスとしてオーディオテクニカのATC-USBA3と、ヘッドセットとしてビクターのTF-PM40。単純明快であり機構的にも使いやすい!! ってコトで愛用している。

 が、どちらも生産終了品で、今後の俺的Skype生活が危ぶまれるところ。また、これらの製品、俺からすれば音質的にも使い勝手は非常に良いものの、今時的なSkypeモノとしてはちょっと煩雑な感じ。音声の入出力のために機材2つであり、コードもややゴチャゴチャし、コンパクトさシンプルさに欠ける。

 ということで、ここはひとつ、新たにSkype専用のオーディオインターフェイスを探そうと考えた。ら、ちょいと良さそうなモノを発見。ハギワラシスコムのスカイプハンドセットHUD-SKH01という製品である。外見的には普通一般風のSkypeフォン系ハードウェアだが、音声通話や通話先情報をSkypeにまとめていきたい!! とか考えている俺にとって、ヒキの強い機能を持っていた。


けっこー好きかもこの受話器風Skypeフォン

ハギワラシスコムのスカイプハンドセット「HUD-SKH01」。標準価格5,980円
 スカイプハンドセットHUD-SKH01の詳細に関してはハギワラシスコムの製品紹介ページをご覧いただきたいが、このUSB接続型オーディオインターフェイスの最大の特徴を言えば“受話器の中にSkypeクライアントが入っている”ということだ。また、Skypeクライアント使用に関わる各種データ(Skypeユーザー名等のアカウント情報、連絡先リスト、チャットログ等)を入れることもできる。

 すなわち!! Skypeが俺の電話環境を現実的にまとめてくれそーな雰囲気が、またひとつ強まった!! 一歩前進した!! ていうか要するにこのUSB受話器だけ持ってれば、どのパソコンでも拙者常用のSkypeクライアントおよびデータを使える=いろんな場所でラクして電話しまくれるというわけだ。

 HUD-SKH01の使い方は簡単でありかつ明快。Skypeしたいナ〜と思ったら、手近にある常時接続(等の)パソコン(Windows XP/2000のみ対応・管理者権限アカウントでログインしている必要がある)のUSBポートに、HUD-SKH01を接続する。接続先のパソコンにはSkypeクライアントがインストールされている必要はないが、インストールされちゃっていても良い。

 接続先パソコンにSkypeクライアントがインストールされているか否かで挙動は異なるが、インストールされていないパソコンにHUD-SKH01を接続したってコトで話を進めると、HUD-SKH01内のSkypeクライアントが自動的に起動するんですな。で、以降はHUD-SKH01を操作して連絡先リストから通話先等を選んで発信してモシモシ……と。

 通話を終えたらHUD-SKH01をパソコンから取り外して(取り外し時のデータコピー作業等が必要になる)、HUD-SKH01持ってズラかる。ていうか逃げる必要はないが、HUD-SKH01さえ持っていれば常用Skype環境をより広い範囲で使い続けられるというわけだ。


 で、ここしばらくHUD-SKH01を使っている拙者なんですけど、けっこー好きなんですよこの製品。ていうか便利であることが多い。てのは結局、わりと更新されがちなSkypeクライアントの連絡先リストが、常に使えるから。自室のメインマシンにHUD-SKH01を挿して使って新たな連絡先を加えたり修正したりしても、そのHUD-SKH01を別室のノートや人んちのPCに挿せば、さっき更新した最新の連絡先等データを使える。ケータイと同じような気分・感覚で、常に最新の連絡先等データを持ち歩けるのが便利だ。接続先のPCにSkypeクライアントがなくてもOKってのもジョリーグッド。

 ちなみに、PCにHUD-SKH01を挿すとナゼにSkype自動起動したりするのかと言えば、USBデバイスをCD-ROMとして認識させたりする技術ことUDRWテクノロジーによるものだそうだ。HUD-SKH01は、基本的にはUSBフラッシュメモリやUSBオーディオインターフェイス等の複合USBデバイスだが、そのUSBフラッシュメモリ内に“Windows XP/2000がCD-ROMだと認識する領域”がある。ので、PCに接続すると、そのCD-ROM領域に対してWindowsのAutorun機能が働き、フラッシュメモリ領域にあるSkypeクライアントが起動するということらしい。

 なお、USBフラッシュメモリとしてのHUD-SKH01は、使用可能領域約40MB(出荷時の容量)をフツーのUSBメモリとして自由に利用できる。各種ファイルを入れて持ち歩いたりできる。また、SkypeOutを30分程度利用できるクレジットも付属する。


便利なような不便なような受話器型Skypeフォン

 HUD-SKH01に関しては、そのハードウェア本体がすなわちSkypeという感覚で使えるのが何しろ良い。特定のPCのみでSkypeを利用する場合にはあまりメリットがないのかもしれないが、複数のPCを気ままに使ったり、拙者のようにSkypeクライアント使用に必要なデータを一元化したいユーザーにはよく向くと思う。

 ハードウェアとして見ての雑感を言えば、全体的にプラスチック感アリで高級な印象はないものの、マットな黒で統一された本体や、ボタンの押下感・機能にはチャチさがない。サイズも二つ折りケータイを折った状態程度(質量は約180g/かな〜り軽い)なので携帯性は良いが、小さすぎるため、本体を頬と肩に挟んでのハンズフリー通話(!?)は行いにくいっていうか拙者はデキません肩がツッちゃいます。

 なお、コレは恐らく拙宅環境のみで起きていることだと思う(Windowsマシンのソフトウェア的環境のせいだと思われる)が、ウチのメインPCにHUD-SKH01を挿した時、Skypeクライアントが起動したりしなかったりし、さらに、HUD-SKH01から(メインPC上の)Skypeクライアントを制御することができない。他のノートPCとかだと全然問題ないんスけどね。

 てなわけで、HUD-SKH01はおおむね快適だし便利なので多用しているのだが、俺的にはやっぱり“受話器型Skypeフォン”には相変わらずの不便を感じる。要は、手で持っていないと通話できないというコトだ。片手が塞がるので、例えば通話相手にウェブページのURLを即メールするとかいう時に不便。そういうコトをしょっちゅうヤルので、やっぱりイヤホン&マイクはヘッドセットがいいなぁと思う。

 ……受話器型Skypeフォンに、ケータイのイヤホンマイクを接続できるジャックがあればイイんですけどねぇ。そういう製品はなかなかナイようで。逆に、ヘッドセットがそんなに好きなら単にヘッドセットを、というのもあるが、受話器型(ハンドセット型)は、Skypeクライアントを直接操作できるボタンが時々超便利だったりして、これもまた魅力である。

 ともあれ、現在もSkypeユーザー激増中ゆえ、今後はさらに多種多様なSkypeフォン系ハードウェアが出てきそうな予感。拙者にベストマッチの機能・形状のSkype向けオーディオインターフェイスが早く登場してくれることを祈っていきたい!!



URL
  スカイプハンドセット「HUD-SKH01」製品情報(ハギワラシスコム)
  http://www.hscjpn.co.jp/products_s.php?idno=247

2006/01/30 15:30

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