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完成度の高いモバイルマウス「ロジクール VX Nano」
スタパ齋藤 スタパ齋藤
1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。


完成度の高いモバイルマウス、ロジクール VX Nano

ロジクール VX Nano Cordless Laser Mouse for Notebooks本体。対応OSはWindows XP/VistaおよびMac OS X 10.3.9以降。付属のUSB無線アダプタによりパソコンとワイヤレス接続される。実勢価格は9,000円前後
 なんかドガドガと新製品を出しまくり中のロジクールだが、拙者がけっこー注目していたのが、つい先日(2007年9月7日)発売されたVX Nano Cordless Laser Mouse for Notebooks(以下、VX Nano)。コイツを早速使ってみた。

 このマウスの最大の特徴は、超小型USBレシーバーの“ナノレシーバー”である。VX Nanoはモバイル向け無線マウスで、PCとの接続には付属USB無線レシーバーを使うが、このレシーバーが非常に小さい。一般的な無線式マウスのUSBレシーバーと比べたりすると、「え? これ、USBのナニカの先っちょ、取れちゃったの?」みたいなサイズ。マジ超スゲくアリエナイほど小型なのだ。


ロジクールのMX RevolutionとVX Nanoのサイズを比べてみた。VX Nanoは小型で背も低く、電池込みの質量が約95g。携帯性に富んだマウスなのだ これがナノレシーバー。えれぇ小せェ!! サイズは、14.4×18.7×6.1mmで、質量約2g ノートPCのUSBポートに挿すとこんな感じ。USBポートから若干出っ張るものの、このまま携帯しても問題なさげ。出っ張り部には小さな溝があるので、抜き差しも想像以上に容易であった

 これらの写真を見れば一目瞭然。さらにその実用性も容易に想像できると思う。

 モバイルノートPCでもマウスを使いたい、とか思っちゃう人の共通の違和感は、マウスとPCをつなぐUSBアダプタ類だ。マウスがワイヤードでもワイヤレスでも、ノートPC本体から何らかのUSBアダプタ or コネクタが出っ張る。その出っ張りに不意に手や資料が載っちゃって「ヤバ!! 壊れた!?」とか心配しがち。また、携帯時も同様、USBコネクタ周辺の破損を回避すべく、持ち運ぶ前には抜くのが無難。

 要は、モバイルノートPCでマウス使うときって、いちいちUSBアダプタ類を挿抜する必要がある。VX Nanoの偉大なトコロは、この挿抜の憂鬱がほぼナイというところだ。出っ張りが非常に小さい(というか短い)ので、通常はナノレシーバーを挿しっぱなしでよい。ノートPCでもマウス常用派にとって、小さいけれどヒジョーに有り難い超小型USB無線アダプタなのであった。

 ちなみに、このマウス、電源は単四形4電池×2本で、駆動時間は約6カ月。電池室周辺にもちょいと便利なギミックが見られた。


単四形電池×2本で使える。電池寿命は最大6カ月。電源オンオフのスイッチもある 電池室にナノレシーバーを収納することもできる。ナノレシーバーが完全に収納されると、本体の電源がオフになる。オレンジ色のボタンを押せば、収納されたレシーバーが軽くと飛び出す。ナノレシーバーを取り出すと、本体の電源がオンになる 電池室のフタは本体と分離する。スライドスイッチにより開くフタだが、ちょっと注意しないとフタのみを落とすことも。レシーバー収納ギミック、収納に連動した電源オンオフ機構があるだけに、少々残念だ

 超小さいナノレシーバーは無問題&非常に便利だと感じる。また、ナノレシーバーを電池室内に収納・持ち運べたりするのもナイス。ただ、ナノレシーバーを収納する場合、電池室のフタを開く必要があることと、電池室のフタが本体から外れちゃうタイプなので、フタを落としがちかなぁ、とか思ったり。

 欲を言えば、電池室とは別に、ナノレシーバー収納部を設けて欲しかった。まあ、ナノレシーバーはPlug and Forget、抜き差し不要というコンセプトだそうで、マウス本体側のレシーバー収納部の使用感にこだわる理由はあまりなかったのかもしれない。


VX NanoとVX Revolution、どっちがイイ!?

 VX Nanoは、その機構・サイズから、ロジクール製の“究極のノートPC用マウス”ことVX Revolution(以下、VX-R)の兄弟機だと思われる。

 実はノートPCでVX-Rを常用している拙者なんですけど、VX-Rの予備機まで購入済のわしなんですけど、モバイルを前提とした場合、トータルの使用感でVX Nanoの方が勝ってるカモ!? とか思っちまいました。モバイルノートPC用ってコトでは、VX-RよりVX Nanoの方が究極度が高いんではなかろうか、なーんて。

 まずサイズ的には、VX-RよりもVX Nanoの方がモバイルに向く。特に背が低いという点で携帯性が高い。また、VX Nanoには専用ケースなんかも付いてたりして。それと、前述のようにVX NanoのUSBアダプタが超小型である点も、モバイルノートPCでの使用に有利だ。


VX-Rの本体サイズは、65.8×105.3×40.9mm VX Nanoのサイズは61×98×34mm。数値として僅かな違いに思えるが、体感的にはVX Nanoの方が一回り小さいという印象。特に高さに大きな違いを感じる VX Nanoに付属するキャリングポーチ。USB延長スタンドも付属する

 まあ、デスクトップPCでもノートPCでもイケるサイズ・機能を持っているVX-Rと、ノートPC向けのVX Nanoを比べるのもナンだとは思うが、兄弟機だと思われるので、もうちょっと。

 マウスとしての使用感だが、まず感度的には(これらマウスでゲームするとかグラフィック用途に使うってわけじゃないので)体感差はないように思う。どちらも十分高感度で、さまざまな材面上で高いカーソル追従性を発揮してくれる。

 ボタン類はVX-RにZOOMボタンがある以外、だいたい同じ。だが、本体左側の[進む・戻る]ボタンの位置が若干異なる。当初、親指で押せるVX-Rの[進む・戻る]ボタンの方が使いやすいと感じていたが、人差し指じゃないと押しにくいVX Nanoの[進む・戻る]ボタンも慣れるとフツーに便利。

 さらに慣れると、VX-Rのこれらボタンを押す場合は薬指や小指でマウスを挟むようにしないといけないことを改めて感じ、同時に、VX Nanoの場合はそのような小細工(!?)をせずとも人差し指だけで[進む・戻る]ボタンを押せる点が快適だと感じられるように。

 小ささと携帯性、実用上のギミック、十分快適だと感じさせるボタン数・機能を見ると、なーんかVX Nanoって洗練されてるかも!! と思ったりする。


MicroGearプレシジョンスクロールホイール機構の違い

 ふたつのマウスの使用感の差は、双方のマウスに採用されているMicroGearプレシジョンスクロールホイール機構の使い勝手にもあった。しかもその差は、けっこー大きい!?

 MicroGearプレシジョンスクロールホイール機構は、ホイールの動作モードを変えることで超高速&一気にページスクロールができたり、従来のマウスと同様に少しずつのページスクロールができたりするというもの。例えばロジクールのMX Revolutionに採用されている機構だが、最近のバージョンのSetPointではこの機構に関する設定・動作が非常に安定していることもあり、使い慣れるとヒッジョーに便利な機構だ。

 で、このMicroGearプレシジョンスクロールホイールの使用感、結論から言えば、VX Nanoのそれの方が実用性が高い。結局、VX-Rの場合、ホイール動作モードを本体裏面のスライドスイッチで切り替える必要があるんですな。一方、VX Nanoの場合、MX Revolutionと同様に、ホイールを押下することでモードが切り替わる。モード切替時、ホイール押下のみか、マウス本体を裏返してスイッチを切り替えるかの差は大きい。


VX Nanoでは、ホイール押下により、MicroGearプレシジョンスクロールホイールの動作モードを切り替えられる VX-Rの場合、動作モード切替は本体裏側のスイッチにより行なう

 ただ、MicroGearプレシジョンスクロールホイールの操作フィール自体は、拙者の場合において、どちらかと言えばVX-Rの方が好みかも。VX-Rのホイール使用フィールは高回転時は慣性がよく働き、回りやすく止めやすい。低回転時のクリック感にも、ある程度の手応えがある。MX Revolutionのそれに近い使用感で、使いやすく感じる。

 VX Nanoのそれは、高回転時も低回転時も静かかつ滑らかで良いのだが、手応えが少し足りないという印象が残る。もう少し、クリック感や高回転時の慣性があると、なんつーか、あまり神経質にならずMicroGearプレシジョンスクロールホイール機構を使い分けられるように思ったりする。

 また、VX Nanoの場合、MX Revolutionのホイール押下感(ホイール動作モード切替時の操作)とずいぶん違う。例えばMX Revolutionの場合、少々力は要るものの、滑らかに押下できるという感触。VX Nanoの場合、正直、押下時の滑らかさは全然ナイ。

 例えば昔のパソコンの電源スイッチのように、強く押し込んでいくと「ペキッ」と音がしてスイッチが入り、動作モードが変わる、みたいな感触。動作モード切替時にマウスカーソル位置を保持しておく(つまりマウス自体を動かさないようにする)ことが難しいのであった。……もしかして、このスイッチの硬さ、VX-Rのモード切替機構をムリヤリにホイール押下式に置き換えたりしたため!? とか深読みしてしまうビミョーさである。

 でもまあ、使えないってわけじゃなくて、MX Revolutionユーザーの人とかがVX Nano使った瞬間「ええっ? 何コレ」と違和感を感じるって話。モード切替の押下感触は硬いけれど、慣れで克服できるだろうし、VX-Rのように裏返さなくてもこの便利なホイールを使えるのは有り難いことと言えよう。


持ち方次第で評価は変わる

 もうひとつ、“つまみ持ち”か“かぶせ持ち”か、また、手の大きさにより、操作フィールは大きく変わる。持ち方によって、VX NanoよりVX-Rのほーが便利っ!! と感じる人も多いかと思う。

 なお、これら持ち方の違いはこの記事の下のほーに説明してあるが、リンク辿るのも面倒だと思うので、改めて下記に抜粋しておく。


【つまみ持ち】
マウスの左右を指でつまむようにする持ち方。手首〜指先でマウスを動かすタイプ



【かぶせ持ち】
手のひらでマウスを覆うようにする持ち方。肘〜手首でマウスを動かすタイプ


 上の写真のマウスは、コンパクトとは言えないサイズのデスクトップ用マウス、ロジクール MX-1000である。手は拙者の。けっこーデカいっす。

 持ち方とマウスサイズは、個人差もあるが、総じてつまみ持ちの人は背が低めで、マウスの手前側が短いマウスを好むようだ。かぶせ持ちの人の場合、手のひらが載るサイズのマウスが合うケースが多いみたい。

 さておき、マウスの持ち方がつまみ持ちでありかつ手が比較的に大きな拙者の場合、VX-RもVX Nanoも、どちらも使いやすいマウスである。

 が、恐らく、手が小さい人で、つまみ持ちの人は、VX Nanoの方を好むだろう──VX-Rは背が高めなので、本体上部後方が手のひらに当たってつまみ持ちを邪魔すると思われる。だからと言って、つまむ位置を手前にずらすと、マウス前方のボタンが押しにくくなる。

 逆に、手が小さい人で、かぶせ持ちの人は、VX-Rを好むケースが多いかもしれない。手の大きさにもよるが、かぶせ持ちはマウス上部を手のひら置き場とするため、背が低めのVX Nanoの場合、手のひら置き場に余裕がなく、机上面に指が触れてしまうことがあるからだ。

 本体サイズ、ボタン位置、各種機能やギミック、いろいろな要素があるマウスなので、その選択はキーボード以上に難しいかもしれない。てなわけで、VX Nanoにせよ他のマウスにせよ、良い買い物をするためにはゼヒ、何度か実機に触れて実際に操作してみることをオススメしたい。

 さて、結局、拙者の場合、VX Nanoがどーだったのかと言えば、サイズ的にも機能的にもギミック的にもだいたい納得できた。前述の電池室のフタの件、あるいはMicroGearプレシジョンスクロールホイール押下時の硬さには残念感が残るが、あと、セミハードケース付属バージョンの登場を待ったりしているが、ていうか最近のロジクール製品は色がシブいのでハデな色のも出して欲しいと思うのだが、今後もVX Nanoを愛用していきそうな予感っス。



URL
  ロジクール「VX Nano Cordless Laser Mouse for Notebooks」製品情報
  http://www.logicool.co.jp/index.cfm/mice_pointers/mice/devices/3271&cl=jp,ja

2007/09/10 16:27

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