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ちょいと便利なiPhone 3G向け周辺機器
スタパ齋藤 スタパ齋藤
1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。


ちょいと便利なiPhone 3G向け周辺機器

 はいはいごめんなさいよすいませんね、iPhone 3Gをずっといじくりっぱなしの俺が来ましたよ!! というわけで、前回前々回前々々回前々々々回に引き続き、今回はiPhone 3G向けの周辺機器をご紹介。


ロジクールのPure-Fi Anywhere 2。iPod/iPhone対応のバッテリー駆動・モバイルスピーカーで、室内のチョイ使いに何かと便利だ PLANTRONICSのBluetoothヘッドセットことDiscovery 925。この超小型・軽量ヘッドセット使ってiPhone 3Gハンズフリー通話っす FILCOのPowerBank slim 2.0。USB給電対応の機器に使える汎用ポータブルバッテリーですな。出先でバッチリ充電可能

 どれも拙者が使用中であり「コレは良いニャぁ」と感じ中のハードウェアであり、ユーザーとしてのぶっちゃけ的実感を交えてレポートしたいと思う。てなわけで、早速。


iPhone 3GのiPod機能をもっと快適に

 実はiPhone 3Gに徐々に音楽入れ始めたりしている拙者。ええっ? これまで音楽入れてなかったのォ!? そうなんです。音楽はiPod Classicに、というスタンスであった。

 んですけど、結局毎日持ち歩くんだし、iPodとしてはHDDモデルより操作時の反応がイイんだし、ということでiPhone 3Gをやや常用の音楽プレイヤーとして使い始めている。……いやー便利ですな、iPhone 3Gの音楽プレイヤー機能、って、どんだけ今さらなんだよ>俺!!

 さておき、まず室内とかで音楽聴くときに便利なのが、ロジクールのPure-Fi Anywhere 2。これは、多数のiPodシリーズおよびiPhone(←“3G”とは書けない)に対応したモバイル指向のステレオスピーカーで、内蔵バッテリーにより最大10時間連続使用が可能だ。


ロジクールのPure-Fi Anywhere 2。本体サイズは337×40×93mmで、質量は740g。専用ケースが付属し、ACアダプタやリモコンとともに本体を収めて持ち歩ける 本体上で音量や音質設定(StereoXLによる特殊効果)、シャッフルやリピートなどの設定を行える。背面には、ステレオ入力ジャックがあり、旧型iPodや一般の音楽プレイヤーを接続できる 付属のリモコンとACアダプタ。リモコンは、iPhone 3Gなどの音楽機能の大半をコントロールできて秀逸。ACアダプタの使い勝手も良い

 コレ、モノとしては本連載で以前にレポートしたPure-Fi Anywhereとほぼ同じである。ので、詳細はそちらを見ていただくとして、特にリモコンによる操作性が非常に優れているのがナイス。スピーカー自体の音質もなかなかなので、iPhone 3Gがそのままオーディオに変身するという感じで楽しく使える。

 また、ACアダプタから給電(充電)中のPure-Fi Anywhere 2にiPhone 3Gを置くと、iPhone 3Gにも充電される。iTunesとのシンクロ(つまりPCとのUSB接続)まではサポートされないものの、常用の“充電用ドック”としてPure-Fi Anywhere 2を使うのは何かと現実的だと感じている。

 ただ、惜しい点がひとつ。Pure-Fi Anywhere 2は、ハードウェア的にはiPhone 3G対応で、iPhone 3Gと接続したときにスピーカーやリモコンや充電機能を問題なく使える。のだが、付属のドックアダプタがiPhone 3G用ではなくて初代のiPhone用だったりする。

 初代iPhoneとiPhone 3Gでは、ドックコネクタ部周辺の形状が若干違うので、Pure-Fi Anywhere 2付属のiPhone用ドックアダプタを使っても“iPhone 3Gをシックリと置くことはできない”のだ。

 ……でも、付属iPhone用ドックアダプタでiPhone 3G使えるんですけどね。また、この問題はアップル純正のiPhone 3G用のユニバーサルドックアダプタを買えば解消できたりするんですけどね。


Pure-Fi Anywhere 2に付属する12種類のドックアダプタ。様々なiPod系プレイヤーに対応している 黒いほうがiPhone用ドックアダプタ(本製品に付属)。白いiPhone 3G用ドックアダプタと比べると、形状の違いがわかる。ちなみに、iPhone 3G用ドックアダプタは、アップルストアで3個1040円 アップル純正のiPhone 3G用ドックアダプタは、白しか存在しない。Pure-Fi Anywhere 2のボディカラーは白と黒があるが、黒モデルに装着するとツートンになっちゃうのであった

 それからもうひとつの音系製品。好みのステレオイヤホンを使ってiPhone 3Gで音楽を聴きつつ、そのまま通話もできるようにするというアダプタ、SHUREのMusic Phone Adapter for iPhoneだ。スタパブログでも触れたが、iPhone 3Gユーザーには非常に有り難いアダプタである。


Shure Music Phone Adapter for iPhone(通称MPA)。アダプタのプラグをiPhone 3Gにつなげ、ジャックに好みのステレオイヤホンを繋げば、音楽鑑賞も通話もできるという便利なケーブルだ ジャック部(マイク部)には、スイッチがひとつ。このスイッチでオフフック(受話)とオンフック(終話)を操作できるほか、ダブルクリックで1曲送り、トリプルクリックで1曲戻し(や曲の頭出し)といったiPod機能操作も行える アダプタのケーブル長は約82cmあるので、フツーの長めのステレオイヤホンにはあまり向かない。が、リモコン接続用のケーブルが短いステレオイヤホンや、SHURE製新型ステレオイヤホン(ケーブルが短いのダ)にはジャストマッチとなる

 このアダプタには、上記写真のキャプションにあるように、iPod機能を自由に制御!! 的なリモコン機能はない。のだが、アルバムを聴いて曲送り・戻しくらいはできるし、電話がかかってきてもそのまま(iPhone 3Gに触れずに)通話開始~終話の操作ができるて非常に便利。また、iPhone 3Gの機能だが、着信時に音楽がフェードアウトして一時停止となり、終話時に音楽がフェードインして続きを聴けるあたりも快適ですな。

 それ以上に、愛用のステレオイヤホンを、iPhone 3Gでの音楽鑑賞にも通話にも使えるという利便。これを実現してくれるアダプタってだけで、iPhone 3Gの快適性および愉快感がググッと上がる。……単なるハンズフリーアダプタが5800円ってどーなのよ!? って気もするが、使うと手放せなくなる便利グッズであることは確かだ。


iPhone 3Gでハンズフリー・ワイヤレス通話

 iPhone 3GはBluetooth対応だが、どーも現在のところはハンズフリー通話用Bluetoothデバイスのプロファイルしか利用できないようだ。

 つまり、iPhone 3G、Bluetooth対応とは言っても、Bluetoothキーボードが使えたり、Bluetoothステレオヘッドホンで音楽聴けたり、Bluetoothでデータのやりとりしたりは、デキナイ。このあたり、どーにか幅広くBluetoothデバイス対応になっておくんニャさい>iPhone 3G、とか思う。

 さておき、でもまあ現在使えるBluetooth機器も試してみようというコトで、以前から狙っていたPlantronicsの小型ヘッドセット、Discovery 925を試してみた。ちなみに、Amazonで1万5486円で購入。高いんだが、イイ感じに使えている。


Plantronics Discovery 925。非常に小さく軽量なBluetoothヘッドセットだ。iPhone 3G専用とかではなく、Bluetoothケータイなどに広く対応する汎用品 本体、イヤーチップ(S、M、Lの3種類)、充電機能付きケース、ACアダプタ、USB充電ケーブルがセットになっている ボタンはふたつ。ほかは、イヤホン部、マイク部、USBコネクタがあるだけの、非常にシンプルな作りだ

専用ケースも付属する。このケース、出先でもヘッドセット本体への充電が可能っちゅートコロが偉い!! 専用ケースに本体をセットすると充電が始まる。なかなか斬新なアイデアですな。……もちろん、ケースのフタを閉じた状態で充電・保管ができますヨ 本体にもケースにもUSBコネクタがある。同梱のACアダプタや充電用USBケーブルにより、本体へもケースへも充電が可能だ

 細かいところまで非常によくできたBluetoothヘッドセットだが、その使用感も快適。ヘッドセットとして非常によく聞こえるし声もシッカリ拾ってくれる。通話での音質と考えれば十分高品位で、このサイズのヘッドセットなのに!! という印象さえある。

 操作は平易に行え、例えば四角いボタンを押せばオフフック・オンフック操作となり、これを連続して二度押すと最後にかけた番号へ発信することもきる。音量調整は細長いボタンを押すことで、小→中→大→小→……と3段階にコントロールできる。Bluetoothヘッドセットとして、ふたつのBluetooth機器とペアリング(接続はどちらか1台とのみ)できたりもする。

 耳への装着感は、イヤピースが一見頼りなさげに見えるが、意外としっかり固定される。ランナー向けかどうかはわからないが、徒歩、運転、自転車走行時あたりにはわりと安心して使えると思う。

 てなわけで、ぶっちゃけ、買って満足している拙者。もっと安価に手に入ればより嬉しいが、本体の機能や使用感、充電機能付き専用ケースまで考えれると、わりと納得できちゃったりする。


外部バッテリーは……深いですな

 ヘビィに使っていると短時間で電池切れの不安に襲われるiPhone 3G。移動中にゲームして、喫茶店でウェブサイト見て、空き時間にメール読んだりして、とイジリまくっていると、バッテリーが一日保たないかも~という状況になる。ま、ほかのケータイでも、四六時中使ってればそんなモンだとは思うが。

 ともあれ、iPhone 3G使いまくり派としては、外部バッテリーが欲しいところ。てなわけで、いくつか試したりしている拙者だが、ムツカシーですな、iPhone 3G用のポータブルな予備バッテリー選びは。

 てのは、USB給電対応のポータブルバッテリーならどれでもOKってわけじゃないのだ。ポータブルパッテリーの種類によっては、蓄電容量の関係からか、少ししか充電できなかったり、充電が不安定だったり、状況によって充電が始まらなかったりもする。

 で、拙者が使ってきたところで、わりと安心して活用できているポータブルバッテリーと言えば、まずダイヤテックはFILCOのPowerBank slim 2.0。容量が大きくて対応機種も多いコトで知られるポータブルバッテリーだが、これを使えば出先にてiPhone 3Gをフル充電できる。


FILCOのPowerBank slim 2.0一式。バッテリー本体、充電用ACアダプタ、充電用ケーブルからなるパッケージだ iPhone 3Gと接続して充電しているところ。拙者的にはいちばん安心して使える外部電源っス。ちなみに、サイズは111×68×15mmで質量は142g。大きめだが、まずまずの携帯性だ 付属の充電用ACアダプタはモバイルクルーザー2.0。汎用のUSB給電ACアダプタとして使える

 拙者における次点のポータブルバッテリーは、サンヨーのeneloop mobile booster KBC-L2S。本体にeneloopの文字が見えるが、モノとしてはニッケル水素電池シリーズのeneloopとは違う、リチウムイオンバッテリーだ。詳細~使用感は本連載のバックナンバーに書いているのでソチラを。


eneloop mobile booster KBC-L2S。本体サイズは62×22×7mmで、質量は約130g。携帯性が良く、見た目もキレイですな KBC-L2S付属のACアダプタ。まずまず小型ですな iPhone 3Gを満充電できる。これも安心して使えるiPhone 3G向けのポータブルバッテリーと言えよう

 eneloop mobile boosterとしては、ほかにもKBC-L3Sを持っている拙者なので、それらも試してみたが、どーもiPhone 3Gとは相性が悪いようで。

 具体的には、満充電まではできないし、時には充電が止まってしまうことがある。電圧や内部抵抗、蓄電容量関連? とにかく、eneloop mobile boosterに関してのみ言えば、“KBC-L2S以外は”どーもなんかiPhone 3Gへの充電がマトモにできないってのが本音である。

 もうひとつ、現在使用中のポータブルバッテリーがある。Power stationという名の製品で、Amazonにて2480円で購入した。外見的には、ビミョーな感じであり、iPhone 3G向けバッテリーとしても「う~ん」な気分ではあるが、けっこー(自宅で)使っている。


Power station本体。シンプルで小型だが、作りは良くない。また、iPhone 3Gを満充電することはできない こんな感じで充電できる。iPhone 3GとPower stationの接続が、若干斜めになったりするが、充電のスタイルとしてはスマートな感じ Apple iPhone 3G Dockにセットして、Power stationを充電できる。その上にiPhone 3Gをセットしても……使えるみたいですな

 このPower stationは、絶対にハダカでiPhone 3G使うし!! とか思っていた時に衝動買いしたバッテリーだ。iPhone 3Gにケーブル無しで接続でき、充電時の見栄えも良かった。また、iPhone 3Gを美しく置いておけるApple iPhone 3G Dockとの連携も良かった。

 のだが、バッテリーとしては、iPhone 3Gの満充電は全然無理であり、iPhone 3Gが電池切れ寸前の時に役立つ的な緊急用予備電源って感じ。詳しく検証してはいないが、Power stationではiPhone 3Gを半分未満程度までしか充電できないと言う印象。なので、外出時のポータブルバッテリーとしてPower stationを持ち歩くことはない。

 しかし自宅ではよく使っている。なーんかiPhone 3Gのゲームアプリにハマって数時間、みたいな時ですな。もう電池切れ!! だけど、もうちょっと遊びたい!! でも、充電のためにiPhone 3Gをケーブルにつなぐのイヤ!! という時、いつもこのPower stationが役立つのだ。

 汎用性を考えると中途半端感が残りまくるPower stationなんだが、ピンポイントの利用を考えると、iPhone 3Gと合体してスレート状になっちゃうPower stationがけっこー好き、てなわけである。

 以上、拙者が使用中のiPhone 3G向け周辺機器を見てきたが、アレですな、周辺機器においてもけっこー楽しめますな、この板──iPhone 3GはiPod Touchの兄弟的ハードウェアであり、iPod系の外部機器の多くが使える。使用開始後「アレをやりたいからこんな周辺機器を使ってみようかな」と考えること~周辺機器を吟味するあたりまで含めて愉快だ。

 周辺機器の選択肢の広さも、iPhone 3Gの大きな楽しさだと思うので、皆さんもゼヒ!! いろいろな周辺機器に手を出してみておくんニャさい。



URL
  「iPhone 3G」製品情報(アップル)
  http://www.apple.com/jp/iphone/

2008/09/29 14:09

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