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ScanSnap最新型、S1500がイカシてる件
スタパ齋藤 スタパ齋藤
1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。


ScanSnap最新型、S1500がイカシてる件

 今回のネタはPFUのScanSnap S1500。2009年2月に発売された、ドキュメントスキャナScanSnapシリーズの最新型ですな。


PFUのパーソナルドキュメントスキャナScanSnap S1500。実勢価格にはやや開きがあり、3万9000円〜4万8000円といったレンジで売られている

 ScanSnapは一般向けの書類専用スキャナシリーズだ。身の回りに溢れがちな紙書類などを連続的に高速でスキャンしてデジタル化できるというシロモノ。

 要は、ScanSnap、紙のドキュメントをどーにかデジタル化して便利&快適に扱いたいなぁ〜という人向けの製品。初代ScanSnapは2001年に登場したが、その圧倒的なスキャンスピードおよび手軽さから、ソッコーで数多くのユーザーに支持される定番製品となった。

 拙者も初代ScanSnapを使ったが、衝撃的な体験だった。とにかく凄い勢いで紙書類がデジタル化されちまいまくりやがり尽くすのでありんす。って言葉がヘンになるほどのショックを受けた。コレがあれば部屋に散らばる紙書類、本や雑誌、名刺にハガキにメモ書きをデジタル化できる!! と興奮。

 そんなScanSnapの最新型が、このS1500である。ちなみに、S1500はカラーでの高速両面スキャンを行ってもけっこーキレイなスキャン結果を得られるが、基本的には(ScanSnapシリーズは全て)ドキュメント専用スキャナだ。紙の写真をスキャンしてキレイにデジタル化……ってコトもまぁできなくはないS1500だが、スキャンの緻密さ美しさを追求するならフラットベッドスキャナを使うのが無難だ。


ScanSnapシリーズはドキュメント向けの高速カラー両面スキャナ。ADFを搭載し、最大50枚までの原稿をセットして自動両面スキャンを行える。散逸しがちな紙書類の電子化に最適なのだ 使い方は簡単で、付属のソフトウェアをPCにインストール後、PCとScanSnapを接続。で、本体のScanボタンを押す程度でOK。300dpi解像度のカラー両面スキャンでも、毎分20枚(40ページ)も読み取れる スキャン結果はPDFやJPEGファイルとして保存される。付属のPDF/JPEGファイル整理/閲覧ソフトであるScanSnap Organizer V4.0を使えば、これらファイルの管理や検索も容易に行える

ScanSnap Organizer(のビューア)で、各ファイルを細かく参照できる。この画像は、秋月電子通商で購入した部品に付属していたデータシートをスキャンしたもの 紙ドキュメントの両面を同時にスキャンしつつ、カラーなのかモノクロなのか判断しつつ、高速でスキャン可能。ドキュメントの縦横向きも自動判別するので、スキャン後の整理の手間も最小限に抑えられる さっきまで紙だった資料を、このようにPC上で閲覧できるようになる。ページの入れ換え/追加/削除/回転なども行える

 最新型ScanSnapことS1500を使った印象をイキナリ書いてみると、コレ、かなり最高っス。何しろ速い!! 単に速いだけではなく、高解像度の設定でスキャンしても速いし、ドキュメント専用と言うには少々もったいないくらい良好なスキャン結果が得られるし、重送(原稿を2枚などまとめてフィードしてしまうミス)も非常に少ない。

 その速さ&鮮明さ&重送の少なさなどS1500の性能や機能については、PC Watchにて詳細に報告されているので、ソチラをお読みいただきたい。ここでは以降、拙者的ScanSnap S1500使用例を交えながら、その使い勝手などをレポートしてみたい。


ドキュメントスキャナを使う理由

 なぜScanSnapなどの高速ドキュメントスキャナを使うのか? ってトコロで、意見がうっすらと分かれるような気がしている。

 例えば、メーカーに言わせれば、ドキュメントの検索性およびハンドリングを高め、情報をよりスムーズに扱えるようにし、生産性を高める、てな感じになっている。

 机の上にグジャグジャと資料があったら、ソレを探すのが手間でしょ? 時間かかるし、煩雑でしょ? 資料の共有も紙でコピーとかして反エコだし面倒でしょ? じゃあ全部電子化して、サーバとかに置いちゃいなよ!! ユー、ScanSnapしちゃいなよ!! みたいな。

 確かにそのとおりだ。紙資料も数枚とか数部、重ねた高さにして3cmくらいまでなら人力で見つけられるしサクッと扱える。が、10cmとか超えた頃には萎え萎えだし、その量の資料から目的の部分を探すのは一苦労。電子化して整理整頓し、各資料にキーワードを付加しておけば、探すのは容易。またPDFファイルならメールへの添付やファイルサーバを介しての共有も現実的だ。

 一方、最近の拙者状況下では、上記のようなコトはあまりやらない。ドキュメントスキャナを使う目的は、膨大な資料を電子化して生産性を上げるって感じではないのだ。

 ぶっちゃけ、ScanSnapのようなドキュメントスキャナを使う理由は、スッキリしたいから!! これだ!! これしかないッ!!

 なぜスッキリしたいかと言えば、スッキリしていないからであり、スッキリしていない理由はナンなのかと言えば、見るとムカつく紙のスタックであり、紙により占有されているがゆえ失われている“物理的な空間の価値”である。

 紙のドキュメントなんざぁ、基本的には情報。なのに、本棚とか引き出しとかを占有して、場所取りやがって!! と。ハッキリ言って家賃泥棒なわけですよ。もし、同じ情報を電子化して扱えたら、ヘタすりゃHDD×1本とかで済むんですな、情報が占有する物理的空間。そうすれば本棚とかも要らないから、本棚とかがある空間をほかの用途に使えるわけですよ!! 空間の有効利用ッ!!

 という心意気でScanSnap S1500を使っている。

 ScanSnap S1500で紙資料をどんどんスキャンし、ほっとくとたちまち高さ10cmいや20cmいや30cmいやもっと高くスタックして崩れて手に負えなくなる紙類を捨てるんですな。捨てて、部屋の中のデッドスペースby紙ドキュメントをなくし、最適化された気分の良い住環境を整えるゼ!! てなわけだ。


名刺、手書きメモ、年賀状を電子化

 ScanSnap S1500を使い始めて、まず電子化したのは名刺とメモと年賀状。ここしばらく紙資料撲滅運動をサボっていたので、特に名刺とメモ書きが不愉快な状態でスタックしたり引き出しを占有したりしていたのだ。

 ScanSnap S1500で読み込める原稿サイズは、最大で216×360mm、最小だと50.8×50.8mm。A3キャリアシートを使えば、二つ折りでA4サイズのカタログのような原稿までスキャンできる。手近にあるような紙資料は全部イケるわけですな。名刺あたりは楽勝で、ポケットサイズのメモ書き(のバラバラ状態を重ねたもの)でもスイスイと読み込んでくれる。


名刺をセットした状態。サイズが小さいだけに、A4資料なんかよりもサクサクとスキャンが進む 名刺を読み込んだ後、保存先を名刺ファイリングOCR V3.0(付属ソフト)に指定すると、名刺上の名前や住所や電話番号をOCRしつつ、名刺を電子化することができる 名刺ファイリングOCRは名刺イメージとともにアドレスを管理できるソフトだが、Outlookなどと連携可能。名刺ファイリングOCR上のアドレスデータを数クリックでOutlookへ渡せるのだ

こういうメモ類もしっかり読み込める。意外に重送されなかったりもする ScanSnap Organizerで手書きメモを管理しているところ。散逸しがちなメモ書きをPDF化して管理するとスッキリ!! 拡大表示したところ。快適に閲覧できるのもナイスだが、メモ書きをメール添付で誰かに送れたりするのも便利だ

 てな感じで、スキャンしまくり。未処理で引き出しに突っ込んであった名刺が百枚弱、メモ書きは40〜50枚あったが、この程度だと原稿セットなどの手間も含め、20分もあればスキャン終了〜紙原稿を捨てるところまでイケる。

 名刺ファイリングOCR V3.0については、以前のバージョンから使ってきた。何となく使い続けてきた感じで、その若干独自のインターフェースは微妙に馴染めない気がしてはいる。のだが、結果、過去にいただいた名刺がデータ状態で保存できており、年に何度か「あーよかった、あの人の電話番号あった」的に超助かったりしている。名刺の束とオサラバしてそういうコトが可能って点で。

 年賀状のスキャンだが、さすがに完璧には連続スキャンできませんのう。紙質が揃った年賀状なら問題なく連続スキャンを行えるが、実際、リアル年賀状の束って紙質がバラバラだったりする。少しベトつく写真状態の年賀状があったり、厚手だったり、なーんか微妙に薄くてサイズも小さかったり。そういう年賀状を一気にスキャンしたところ、重送までは行かなかったが、途中でスキャンが停まったりした。


年賀状をスキャン中に出たエラー。ScanSnap S1500のセンサーが重送を感知すると、このようなダイアログが現れてユーザーの判断を促す 年賀状など、枚数が多くて一度に読み込みを完了できない場合は、ドライバ上で継続読み取りに設定する 継続読み取りの設定だと、連続スキャンが終了した時点でこのようなダイアログが現れる。これで一連の原稿の読み取りが終了なのが、まだ続くのかを指定するわけですな

 年賀状、名刺、手書きメモを合わせて400枚程度の“ビミョーにヘンなサイズ/紙質原稿の連続スキャン”を行ったが、トラブルは僅少。上記のように年賀状スキャンの途中にエラーダイアログが出た程度であった。

 画質っていうか色合い的にも良好。正確な色が出ている、というよりも、見やすく鮮やかな色/コントラストでスキャンされたという感じだが、上記のような原稿をデジタル化するには好ましいと感じられる。


邪魔だけど捨てられないペラ1枚資料も電子化

 ScanSnap S1500を使い始めたら「これらの紙資料を絶対に撲滅する!!」と考えていたのが、電子部品を買うとオマケで付いてきたりするデータシートだ。ICとかLEDとかを小売りで買うと、そのデバイスの特性や使い方が示されている紙ドキュメントが付いてきたりするんですな。

 細かいコトは割愛するが、現在、電子部品のデータシートはネットから容易に入手できたりする。が、頑張って探しても見つからなかったりもする。一方、紙のデータシートは、ネットでゲットできなかったりする場合に有り難いし、ショップ側で親切なコメントを書いていてくれたりするので、捨てるに捨てられない。

 結局、ときにはネットを徘徊してゲット、ときには紙の束から探して閲覧、というデータシートのハンドリングに疑問&不快を感じていた拙者なのである。この状況をどうにかスッキリさせたいゼ、と。それに便利なのが、ScanSnap S1500であり付属のScanSnap Organizerなのだ。

 ポイントはScanSnap Organizerですな。PDFをサムネイル表示できるし、ロックのかかっていないPDFなら多少の編集も可能。紙のデータシートもPDFのも、ScanSnap Organizerで管理すればスッキリ感が高まるだろう、と試してみたら、データシート管理がかな〜り快適になった。


秋月電子通商で売られている電子部品に付属するデータシートの例。ショップならではの有用な情報も盛り込まれていたりする。ので、捨てられない。けど、紙質が悪く印刷品位もイマイチだし、部品買えば買うほど増えまくるのでゼヒ捨てたい!! ネットからダウンロードしたデータシートの類。見つけたときにダウンロードしておかないと、再び得られるとは限らないので、こちらのデータシートも増えがち ダウンロードしたPDFとスキャンによりPDF化したデータシートをScanSnap Organizerで管理しているところ。紙のデータシートから解放され、かつ、データシートを一元的に管理できるようになってスッキリ!!

 単に紙のデータシートという若干時代遅れな存在を電子化した、ってだけの話ではあるが、データシート方面の混沌度合いが下がって非常に気分イイっす。

 てか、この「データシート」という部分にほかの単語を当てはめても通じたりしますな。例えば「電卓の説明書」とか「腕時計の説明書」とか「ガジェットの説明書」。

 ススんでるメーカーは自社Webサイトで説明書大公開しているので、そんな場合は紙の説明書捨てちゃう、と。そうでないメーカーの製品に付属する紙の説明書はScanSnap S1500で電子化。すると、説明書類を一元管理でき、紙の説明書とオサラバできてスッキリ、みたいな。


捨てる前に一考、バックアップ励行

 様々な紙書類をScanSnap S1500でPDF化すると、スッキリ感UPでイライラ感DOWNとなるのは確実だ。てか、試しに本棚とか引き出しを見たりすると、もう1年以上、もしかすると4〜5年も開いていない小冊子とか紙ペラとかイロイロあったりする。が、捨てる……のは後で弊害がありそうな気が、てな状況が多いのではないだろうか。

 そこでドキュメントスキャナを使い、そーゆー中途半端に存在している紙を処理。電子的な情報にすれば、物理的に片付くし、スペースが空くし、紛失しづらくなるし、検索しやすくもなる。スッキリ感向上以外にも、実質的に多くのメリットが得られるわけですな。

 しかし、スキャンして捨てちゃった……その後で後悔することもある。場合によっては、紙状態のほーが好都合なこともあるのだ。PDF化など電子化すると、端末がないと閲覧できない、端末操作に慣れていない人にはツラい、情報をポケットに入れてちょいと持ち出すってこともヤリにくい、手軽に書き込めない場合がある、などなど「紙のほーが良かったかも」というケースもある。

 紙ドキュメントの電子化は「あれ、もうスキャンする原稿なくなったよ、もっとねーのかよ」ってほど痛快だったりする。ので、勢いでヤッちゃうと、ときには「あ〜アレ捨てなきゃ良かった」てなこともある。捨てる前にご一考を。

 それと、電子化した時点で、HDDやフラッシュメモリ上のファイルとなることも。状況によっては、何千枚の資料とか何百冊の本とかが、一瞬で全部消滅しちゃう可能性が。紙の状態ならそんなコトはヒッジョーに起きにくい、てか、起きませんな、ほぼ。

 何を隠そうこの拙者、10年くらい前に気合い入れて電子化した説明書とかファックスとか記事掲載誌とかほか諸々のスキャンデータを一瞬で失いましたよええ。それが何か? てか、それが猛烈なんですよマジで。茫然。思考停止。ま、大したデータじゃない(と現在は思えている)ので、いいんですけどね。

 ともあれ、スキャン後のファイル、バックアップは必ず。ScanSnap S1500は手軽&高速にスキャンできて快適だが、生成したファイルが消失したら、ScanSnap S1500を買ったり使ったりした意味も消失。持っていたハズの多量の情報もなくなるので、スキャン作業と紐付けするくらい頻繁にバックアップを行うのが吉かと。



URL
  「ScanSnap S1500A」製品情報(PFU)
  http://scansnap.fujitsu.com/jp/product/s1500/

2009/04/20 14:20

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