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本物に忠実なディテールを楽しむ 「フェンダーのミニチュア楽器」

普通サイズのピックがなければミニチュアサイズと思えない精巧な作り
 昔とてつもなく高い値段に感じられたモノが、現在も変わらず昔の値段のままで販売していても、需要拡大や市場のグローバル化によって、そこそこやって行ける商品というモノがあるみたいだ。

 マーケット調査が専門ではない筆者には詳しいことはわからないが、感覚的にそういうモノに該当する商品の典型的な例は「輸入楽器」だろう。最先端のテクノロジー製品ではなく、生産や販売のグローバル化が進み、最も安い国で原材料を買い、最も人件費の安いところで組み立て、並行輸入が簡単に出来ない仕組みを作って、その国の物価に合わせて相対的な値段を決めて販売を上手くコントロールすることができれば、製造に関しては世界共通で行い、販売に関しては国ごとに独自のコントロールが可能なのだ。

 筆者がまだ学生で、あちこちで演奏のアルバイトをして、サラリーマンになり始めの頃よりはるかに裕福だった頃には、米国製の「フェンダー」や「ギブソン」製ギターやベースを持っている人はまだまだ少なかった。理由は当時、米国フェンダー社製の「ジャズベース」は25万円前後もしていて、ごく普通のサラリーマンの月給の何倍もしたものだ。現在、同じ楽器がいったいいくらなのか詳しくは知らないが、ショップ店頭で見る限り、それほど販売価格が変化したという感覚はない。明らかに、昔の何百倍もの台数を販売しているので、昔の価格で売り続けることができているのだろう。


 昔も今も、エレキベースと言えば、フェンダー社のジャズベースかプレジションベースがありきたりだがベースマンの王道だ。筆者は、個人的には「ミュージックマン社のスティングレイ・ベース」を気に入って使っていたが、今でもやはりマイナーなのは当時と変わっていない。メジャーな楽器を持つことのメリットは、まず価格がある程度安いことと、関連周辺グッズが何でも充実していることだ。これはIT機器などとまったく同じ原理なのだ。フェンダー社のジャズベースもそのユーザーやその楽器に憧れている人向けにミニチュアサイズのガジェットが国内外で数多く発売されて、本来の楽器とは異なる二次マーケットを形成している。

 筆者が購入した株式会社ラナのフェンダー・ビンテージ・コレクションのミニチュア楽器もそんな商品だ。フェンダー社定番のテレキャスター、ストラトキャスター、そして前述のジャズベースとプレジションベースの4種類がすでに発売されている。細かに作られた純正ロゴ入りストラップにトランスミッターを取り付け、シールドを楽器本体との間に接続することができる。また実際の10~20分の1のフェンダーロゴ入りピックも複数枚付属している気合いの入りようなのだ。プラスチックの成型品とはいえ、写真に撮ってしまうと本物と見分けがつきにくいほど、本物に忠実に作られたディテールはなかなか素晴らしい。フェンダー社のロゴやモデルのデカールの細かさは鉄道模型のメルクリンを思い起こさせるほどだ。

 楽器大好き人間にとっては、最高に楽しいデスクトップ・ミュージック・アクセサリーだろう。


ジャズベース以外にテレキャスター、ストラトキャスター、プレジションベースが発売されている 大きなピックと小さな椅子と一緒に並べると何が何なのかわからなくなる

品名 購入価格 購入場所
G-Collection
フェンダー・ビンテージ・ヒストリー
2800円 ラナタウンドットコム


・ ラナタウンドットコム
  http://www.runatown.com/


(ゼロ・ハリ)
2002/09/26 14:40

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