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親父ハッカーに強い味方「DoCo★de★Moバリ打ち」

携帯電話でバリバリとキーを打ちたいならこれしかない!
 筆者は、訓練の甲斐あって、「ケータイ・キー」を使って文章を打つのもそれほど遅い方ではないが、決してあのレイアウトのキーボードが快適だとは思っていない。やむなく立ったままの姿勢で電車の中や、移動するタクシーの中、駅のホーム等でキーを打つ必要がある時はしょうがないとしても、喫茶店やどこか他の落ち着いて座れる場所では、できればキーボードを使いたいモノだ。

 筆者は最近ではビジネス上のメールも携帯電話に転送している。プッシュサービスしか利点がなく、250文字しか配信できないiモードメール環境を、POPメール着信の呼び鈴代わりに使い、実際のメールシステムはiアプリの「リモートメール」を使用して、自分のPOPサーバーまで見に行っている。多少面倒だが、こうすればビジネスにもケータイメールは活用できる。

 逆に、携帯電話でも、ここまで便利なことができてしまうと、ネイティブの「iモードメール」は全くビジネス活用には耐えないが、iモードケータイを単なるPOPメールクライアント・ハードウェアとして考えるならば、メール機能だけを見る限り、ほとんどPDAやパソコンに近い使い勝手を実現することができてしまう。常に携帯することや、そのサイズ、重さを考えればPDAの存在価値はますます希薄になっていくだろう。ただし、そこで問題となるのが、ある程度の分量の文字を入力するのに全く向いていない携帯電話のキーボードなのだ。

 携帯電話のキーボードがもしもQWERTY配列で、そこそこのサイズがあれば全く問題はないのだが、それでは本来の携帯電話の「モビリティ」が大きく犠牲になってしまうだろう。世の中にはそれでも、できそうもないことをなんとかやってしまう人がいるもので、本日ご紹介するiモード携帯電話専用の外付けキーボードはまさにその代表例だろう。「DoCo de Moバリ打ち」という人を喰ったネーミングのキーボードは、秋葉原でよく見かけるPlam等の外付けキーボードなどに採用されている、台湾製の安価な小型キーボードだ。

 もちろん、必要性をどこまで感じるかによって意見は分かれるが、この程度のサイズなら、携帯電話と一緒に持ち歩くのに快適とまではいかないまでも、我慢できるサイズだろう。本体には単4電池3個を入れ、iモード携帯電話と専用ケーブルで接続する。キーボード本体の電源を入れ、準備は完了だ。「DoCo de Moバリ打ち」はパナソニック、NEC、三菱電機製のiモード携帯電話に対応しており、メーカーによって多少ファンクションキーの意味が変わるために、各メーカー専用のキーボード・シールが標準添付されている。筆者は現在、N504iSを使用しているので、N社のシールを貼り、メインメニューやメールメニュー等の選択を携帯電話に一切触れることなく、キーボードから選択可能だ。


折りたたみケータイならなんとなくサマになるトータルスタイルだ! NEC製と三菱電機製はこの向き、パナソニック製の場合は裏返してケータイに接続

 キー入力する時に、一時的にケータイを立てかける専用の簡易スタンドも付属している。もっとも筆者のN504iSは折りたたみ型なので、自立して適度なディスプレイ角度を確保可能なため、簡易スタンドを持ち歩かなくて良い分大変便利だ。メールの宛先アドレスやメールのタイトル、本文等の入力フィールド間の移動や実際の入力作業を慣れたQWERTYキーボードでできるメリットは計り知れない。ただ、機種によるのか、新製品にまだ完全に対応し切れていないのか、筆者の場合は、右側のエンターキー(確定)と左側にある小さなエンターキー(同じく確定)の意味することが少し異なったりしており、操作が混乱したが、慣れれば実際の入力作業には影響はほとんどないだろう。

 「DoCo de Moバリ打ち」は、携帯電話誕生と同じ頃に生まれた「ケータイ世紀」のユーザーには全く不要なハードウエアかもしれないが、8ビットマイコンのマシン語世代の親父には「百万の味方」を得た心地にさせるスーパーキーボードだ。最近は、このキーボードに刺激されたのか、ケータイ関連の商品開発を行なっている会社から、折りたたみ方式のケータイ・キーボードが発表されたりしている。機会があればいずれそれも評価してみたい。


文字種の切り替え不要で、何時もの10倍くらい速い感じだぜ! メーカー別に設定できるファンクション・キーも超有効だ!

品名 発売元 購入価格
DoCo de Moバリ打ち センチュリー 7,980円


・ 「DoCo de Moバリ打ち」製品情報
  http://www.at-mac.com/ippinkan/bariuti.html


(ゼロ・ハリ)
2003/01/22 11:00

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