ケータイWatch　本日の一品

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子供の頃の憧れを手軽に実現「CHORO MODE」

CHORO MODE本体

超お手軽に携帯で操作できるチョロＱ「CHORO MODE」

　子供の頃、チョロＱで遊んだ読者は多いのではないだろうか。小さなボディを何度も後ろに引いてゼンマイにパワーを蓄え、そのパワーを一気に解放して走らせるこの玩具に魅了された子供は少なくなかった。もちろん筆者もそのうちの一人だ。学校に持っていって没収されたことすらある。

　小さく、パワフルなチョロＱだが、しばらく遊んでいると物足りなくなる時がやってくるのではないだろうか。それは、基本的にチョロＱが直進しかできないことだ。やはり、車だったら自由自在に曲がったりバックしたりしたい。どこまでも直進では、すぐに机の端から落ちてしまう。

　そんな悩みを解決する、画期的なチョロＱが最近登場している。そして、その中でも一番手軽な、なんと携帯電話で操作することができるチョロＱが登場した。それが「CHORO MODE」だ。

　CHORO MODEは、原理としては実に簡単で、携帯電話のボタンを押したときのボタン音を使って操作するようになっている。そのため、1、2、3と押した時に「ピッポッパッ♪」のように押すボタンによって違う音が出れば操作することができる。もし携帯電話でうまく音が出ないようなら、普通の固定電話機を使っても操作可能だ。

　動作させるには、携帯電話のイヤホンジャックを使う。イヤホンジャックに通信ユニットを接続することにより、ボタン音を通信ユニットが拾ってビークルに送信するという仕組みだ。イヤホンジャックがうまく合わない機種の場合は付属のスキャンリンクアダプタを使い、直接スピーカーから出る音を拾って操作することになる。

　基本的には、携帯電話の0から9までの10個の数字を使って操作する。それぞれのボタンを押すと3秒間ほどビークルが指定した動きをするようになっているのだ。例えば、2を押すと直進、8を押すと後退、1を押すと左カーブを描きながら前進、と言ったあんばいである。

　ここで注目したいのは4と6だろう。これらのボタンは約0.5秒間だけステアリングを切る動作をする。つまり、前進中に4ボタンを連打すると、自分の意志で左に曲げることができるのだ。これが思った以上に面白い。小さなビークルを自分の思い通りに動かすのは快感だ。

　また、あらかじめ自分で入力した動作をまとめてビークルに行なわせるプログラムモードや、特定のキーワードを入力することによって自動走行させることができるメールモードなど、普通に操作させるだけでなく、さまざまな愉快なモードも搭載されている。

　注意すべきは、マニュアルにも載っているがスイッチの切り忘れだろう。通信ユニットは走行を行なっていない状態でも、スイッチを入れておくと電力を消耗しつづける。そのため、ついうっかりスイッチを切り忘れた筆者は、翌日にも楽しもうとしたらうんともすんとも言わない非常事態に陥ってしまった。マニュアルにも載っているのだが、ここは注意したい。あと、チョロＱで遊んだ人の100％がやったと思われるコインウィリーだが、残念ながら10円玉を後ろに挟んでもウィリーしなかった。是非コインウィリーに対応する第2弾を期待したい。


ビークルには専用の充電スタンドがある。ちなみに単4電池3本を使って充電する	ビークルと通信ユニットと携帯電話。通信ユニットはベルトなどに挟めるようになっている


このオレンジ色の部分の先にマイクがついていて、スピーカーから音を拾う形になる	残念ながら10円玉を挟んでもウィリーはしなかった

品名	発売元	購入価格
CHORO MODE	タカラ	3,980円

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（杉村啓）
2003/07/01 14:43

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