ケータイWatch　本日の一品

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道楽で買ったんじゃないのよ「Nokia 8210」

Nokia 8210。左から純正、半透明、ジーンズ柄

　先日香港に行ってきた。日ごろからふらふらしているので周りでは仕事かと思われたりもしたのだが、買い物と食事が目的のれっきとした観光旅行である。

　一人旅ではなく、知り合いどうし多人数で行く旅行なので、現地での連絡手段がほしいと思い、去年からGSM方式の携帯電話を持つようにしている。筆者はプリペイドタイプのSIMカードを利用しているが、他の同行者は成田空港でのレンタルだ。

　レンタルによる携帯電話のデメリットは、なんといっても値段が高いことと、登録しているSIMカードが渡航地のものでなく、非常に長い電話番号になることではないかと思う。今回別々のレンタルサービスから計3台借りたのだが、香港のものは1つもなかった。そうなると国際ローミングしていることになるので電話番号が長くなってしまって不便であるし、実際に通話する際も国際電話になるので通話料金も高くつく。

　非レンタル派の筆者は、これまでノキアの「Nokia 3315」というGSM端末を使っていた。機能が少ない分、わかりやすくて良いのだがサイズが大きくかさばるので、3315は同行者に譲って、新しい端末に買いかえることにした。

　最初モンコックの携帯電話屋を何軒か回ってみたのだが、たいして使わない端末に2万円も出せない。値段の折り合いがつかず、仕方ないのでシャムスイポーに行ってみたところ、「Nokia 8210」に約600香港ドル（1万円弱）という値段が付いていたので購入することに。一応買うときに「Second hands？」と聞いてみたのだが「New!」と返されてしまった。実物を見せてもらうと確かに新品のようである。

　SIMカードを移すだけで端末の移行が完了するのは大変楽だ。SIMカードスロットが空いた「Nokia 3315」をその場で同行者に渡し、同行者が新しいプリペイドSIMカードを開通させて万事終了である。

　説明書は中文のみだったが、ノキアのWebサイトにあるサポートページから英語をはじめとする各言語の説明書をダウンロードできるため、操作法はどうにか習得できる。なお、説明書へのアクセスは、トップページ上部のメニューバーにある「Support」→「Phones Support」にアクセスして、機種を選択する形になる。

　せっかくボディを着せ替えられるという「Nokia 8210」に変更したので、換えのカバーを探して“女人街”というマーケットを歩いてみた。すべての店に「Nokia 8210」用のカバーがあって種類も多いのだが、著作権的に問題があるとしか思えないものがほとんどで、本稿で紹介できないのが残念な限り。

　著作権的に問題のないものを探してジーンズ柄のものと半透明のものを選び、購入してみたが、ジーンズ柄のものは見栄えはよいのだが成型の精度が悪いようで、電源ボタンを押しっぱなしになってしまう問題があった。ちなみに同行者も「Nokia 3315」用に著作権的に問題がありそうなカバーを手に入れて満足したようである。

　ボーダフォンの3Gサービス「Vodafone Global Standard」も始まっていることだし、やがては日本も含めて世界中で同じ端末、同じ番号が当たり前のように使えるようになると思うのだが、それまでは海外旅行をする予定のある人ならば自分用のGSM端末を持っておくのも良いかもしれない。


Nokia 8210の背面	赤外線経由でパソコンと接続できる

品名	購入価格	購入場所
Nokia 8210	約600香港ドル	香港・シャムスイポーの携帯電話ショップ

■ ＵＲＬ
　製品情報（英文）
　 http://www.nokia.com/nokia/0,8764,138,00.html

（桜屋敷珪一）
2003/10/23 10:51

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