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カドがなんと28個! ユニバーサルデザインの「カドケシ」

カド消しゴム本体とそのパッケージ。コクヨデザインアワード入賞の金マークが目を引く
 小学生の頃、消しゴムというのは最も身近な暇つぶしアイテムであった。消しカスを集めて巨大な再生消しゴムを作ったり(もちろん実用には耐えない)、シャープペンシルの芯を消しゴムに埋め込んで「オレの消しゴム、字ィ書けるねん」とやってみたり(あとで自分が困る)、机の穴に消しカスをぎゅうぎゅう詰めてみたり(その穴も実は自分で掘ったものだったりする)などなど。授業中あるいは休み時間を問わず、消しゴムさえあればいくらでも時間をつぶすことができた。

 ほかにも、本来は美術のデッサンに使う「ねり消し」がクラスでちょっとしたブームになったり、においつき消しゴムが一世を風靡したり、ペンタイプの消しゴムを持ってきた奴がクラスのヒーローになったりと、消しゴムネタは枚挙に暇がない。まあ、それだけ平和な時代だったということだろう。

 さて、そんな中で、誰もが一度は「消しゴムにもっとたくさんのカドがあったらなァ」と思ったことがあるに違いない。細かいところまで消すことのできる消しゴムの「カド」は、それ自体が一種のステータスシンボルである。新品の消しゴムを友達に貸したらカドを使われてしまい、ケンカになりかけたという経験をお持ちの方も多かろう。細かい作業をするために消しゴムの末端をカッターで切断して新しいカドを作る、なんてワザもあったっけ。

 今回紹介するのは、コクヨから発売された消しゴム「カドケシ」である。消しゴムにたくさんのカドをつけたいという願いをストレートに表現した、冗談とも本気ともつかない形状の製品だ。気になるカドの数であるが、合計なんと28個。これまでカドを増やすための発想といえば、単純にX面体の「X」の部分を増やすことでしかなかったわけで、その意味でも画期的である。ちなみに本製品は神原秀夫氏のデザインによる、「コクヨ デザインアワード2002」のれっきとした入賞作品だ。斬新な新商品が生まれにくい文具業界において、実用性とデザイン性を両立させて誕生した稀有なアイテムといえるだろう。

 それにしても、筆者はちょうど「スーパーカー消しゴム」が流行した当時に小学校低学年だった世代で、その後「キン消し」ブームを経て現在に至っている。字を消す機能がないにもかかわらず「消しゴム」という名称がつけられていたのか、いまだに不思議に思っている。玩具でなく文房具として位置づけることで売上増を狙ったマーケティング的な理由かとも思うが、真相はいまだ不明である。誰か理由をご存知の方、教えてください。


ペンとの比較。サイズはごくフツーの消しゴムサイズ 実際に持ってみたところ。大量の未使用のカドを見て、興奮される方も少なくないはずだ、たぶん

品名 発売元 購入価格
カドケシ(ケシ-U700) コクヨ 150円



URL
  製品情報
  http://www.kokuyo.co.jp/catalog/1_detail.php?c1=17&c2=177&c3=426&sid=11688
  ニュースリリース
  http://www.creators.jp/project/kokuyopress/news/20030418-135.html


(kizuki)
2003/11/13 11:25

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