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ネットワーク管理者御用達の高機能テスター「LinkRunner」

LinkRunner本体。全長10cm程度のコンパクトさ
 劇的なまでに日常生活の中にLANが普及した今日、ネットワークに関するトラブルもまた爆発的に増加している。その一方で、企業のネットワークを統べるシステム管理者は、ウィルスやトラフィックの増大といった諸問題だけでなく、昨今目立ち始めたとある「強敵」と戦う必要性に迫られているのだという。

 その「強敵」とは、自分のスキルを過信してネットワーク上であれこれ実験を試み、結果的にトラブルを引き起こすユーザーのことである。彼らは私物のパソコンを会社に持ち込んで無理矢理ネットワークに参加させようとしたり、会社のパソコンのIPアドレスを手動で任意の値に変更したり、勝手に無線LANのアクセスポイントを接続してみたり、といった事件を日常的に巻き起こす。さらにパソコンに関する中途半端な知識を得意げに周囲に話したり、同僚のPC購入相談に乗ってあげたりと影響力があるから始末に悪い。見聞きしただけの得た生半可な知識をスタンドアロン環境ではなくネットワーク環境に適用しようとする彼らは、素人以上に厄介な存在なのだ。おそらく読者諸兄の勤務先にもこのような方がおられることだろう。むしろ自分にあてはまる項目が多くてドキッとした方は、多少なりとも姿勢を改める必要がありそうだ。

 さて、企業のシステム管理者たるもの、このようなユーザーの相手をしつつも、大規模なネットワークの管理およびメンテナンス業務を行なわなくてはならない。ご愁傷様と言うほかはないが、現在ではネットワーク管理者向けのツールやデバイスが数多く市販されている。簡易なネットワークトラブルの問題発生直後は、それらを活用して原因の切り分けを行なうのがもはや常識と言える。


上部にはRJ45タイプのLAN端子を2つ装備
 今回紹介する「LinkRunner」は、フルーク社が発売している手のひらサイズの高機能テスターである。具体的にどんなことができるのかというと、この製品単体をLANケーブルでネットワークに接続してpingを打ったり、通信速度の測定、特定の機器までの応答時間の測定、ケーブルの断線チェックやストレート/クロス判別などが行える。さらにケーブル長を測ったり、全/半二重や10/100BASEの種別の検出など、一般的なパソコンやテスターにはできない機能も盛りだくさんである。ちなみにDHCPサーバーがある環境に本製品を接続すれば、この機器そのものに対してきちんとIPアドレスが割り振られる。要するにネットワーク上では、パソコン同様に1台の機器として扱われるわけだ。

 そもそもネットワークのトラブルシューティングでは、自分の席から離れてオペレーションを行なうことがほとんどである。この「LinkRunner」を使えば、わざわざ現場まで測定用のパソコンを持ち歩くことなくpingやtracerouteを打ったり、テスターとしてケーブルをチェックすることができる。ネットワークが繋がらない原因がパソコンなのか、ケーブルなのか、はたまたそれ以外なのか、という切り分けをしたり、取り外したいケーブルがハブのどのポートに繋がっているか分からない、という場合にうってつけの存在であろう。

 どちらかというと法人ユースを前提とする本製品だが、家庭内で使ってみた場合でも、100BASEで通信しているつもりが実は10BASEだったり、壊れていると思っていたLANポートが実は生きていることが分かったりと「へぇ〜」と頷かされることしきりである。画面は英語表示であるが、測定結果は判り易いアイコンで画面に表示されるので、特に問題にはならないだろう。電源は単3電池×2本だが、オプションのバッテリーも利用できる。

 残念ながら実勢価格で7〜8万円と、個人では容易に購入できるシロモノではない。従って、個人でこれを使いたいという場合、お勤めの会社のシステム管理者に「こんなモンがあるよスゲ〜便利じゃん買いなよ〜」としつこく啓蒙し続け、経費で購入させたあとで「今日一日貸して〜んちょっと試したいの〜うふ〜ん」などと甘えてみるのが良いと思われる。機器状態の正確な測定をコンセプトとする製品なので、これを使うことでネットワークの設定そのものがおかしくなってしまうことはない。冒頭で書いた手強いユーザーがまず身の回りのネットワークの状態を把握するのにも、大いに役立つのではなかろうか。


使用例その1、一方のコネクタにLANケーブルを接続しただけで、ケーブルの全長「2M」が測定され表示された。もう一方のコネクタを接続すれば結線状態のチェックも可能 使用例その2、ノートパソコンのイーサネットポートに接続した図。10/100Mbpsでクロス結線されていることが表示されるほか、流れているパケットの量を棒グラフで表示

使用例その3、後ろに見えるルーターの有線ポートに接続したところ。ルーターのDHCP機能によりIPアドレス「192.168.1.107」が割り当てられた。ここからLAN上の機器にpingを打つこともできる

品名 発売元 購入価格
LinkRunner(リンクランナー) フルーク 90,000円(定価)



URL
  製品情報
  http://www.flukenetworks.com/jp/LAN/Handheld+Testers/LinkRunner/Overview.htm


(kizuki)
2004/01/08 11:01

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