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ソリッドブラスの小さな巨人「DUX社の鉛筆削り」

専用革ケースから取り出すと、鋭角から鈍角まで3種類の選択ダイヤルが見える
 近頃は、小学生からビジネスマン、家庭の主婦まで、「鉛筆」を使う人が本当に減ってきたという感がある。その半面、鉛筆は実際のマス需要とは関係なく、工夫された新商品や昔から生きながらえてきた既存商品が再評価される時代に入ってきたとも感じる。筆者も、懐古趣味なのかどうか自分でも良く理解できないまま、最近は鉛筆を使うことが時々あり、自然とその周辺デバイスに目がいくようになってきている。

 鉛筆は、黒鉛と粘土を練り固めた細く長い「芯」を人間が指で持ちやすいように、檜などの木で適度な太さに覆った棒状の筆記具だが、文字を書くためには芯を露出させ、また漢字など小さな細かな文字を書くために、先端を尖らせる必要のある筆記具だ。芯を露出させ、尖らせる作業を普通は「鉛筆を削る」と言うが、電動や手動の鉛筆削り機を使用する高速かつ確実な方法と、鉛筆削りやナイフを使うオールディーズな方法がある。

 鉛筆が代表的な筆記具として使われ、毎日多くの鉛筆を削ることが必要とされた時代には、電動や手動の鉛筆削り機の登板回数は多かっただろう。しかし、鉛筆そのものが、多くの筆記具の中で、むしろ特別な存在となった現代では、鉛筆削りは鉛筆を削る楽しみを実現する道具となってきている。

 とはいえ、ナイフやカッターで鉛筆を削るには慣れが必要で、簡単にキレイに削ることは難しい。そこで昨今再び脚光を浴びているのが旧来の「鉛筆削り」なのだ。すでに筆者も、100円ショップの商品を手始めに何種類かの鉛筆削りを購入したが、中でもベストと言えるのが、少し重いことを除けば、独DUX社の鉛筆削りだろう。

 DUX社の鉛筆削りを専用の多少タイトな革ケースから押し出すように取り出し、ブラス製の鉛筆削りを左手に持ち、右手に持った真新しい鉛筆を徐々に力を加えながら削っていく。初めて使う人でも、削り始めから最後の削り終わりまで、延々と繋がった芸術的な“削りカス”をいとも簡単に押し出すDUX社の鉛筆削りは素晴らしい。良くできた鰹節削りや、名人の域に達した宮大工の頭領の研いた「かんな」を想像してしまう。

 鉛筆の使用目的や種類に応じて3種類の尖り度をダイヤルで簡単に設定選択でき、自慢できそうな専用の革ケースが標準添付、長く使い続けるために替え刃も別途販売されている「DUXの鉛筆削り」は、鉛筆にこだわる人には必須ツールとなるだろう。


真っ新の鉛筆が完全に削れるまで、削りカスは連続する 専用替え刃で一生付き合える。価格性能比は抜群だ!

製品名 購入場所 価格
独DUX社の鉛筆削り 神保町 文房堂 1,680円



URL
  神保町 文房堂
  http://www.bumpodo.co.jp/


(ゼロ・ハリ)
2004/09/27 11:20

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