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出荷を半年待った「デスクトップオーディオ」の鳴り心地

前面、両側面がテカテカなのでつい遊んでみたくなる。ブラックカラーをずっと埃の付いていない綺麗な状態に保つには、デスクトップオーディオ管理組合が必要かもしれない
 「美しい家電」をキーワードに、デザインコンシャスな、電卓やリモコン、空気清浄機、コンパクトDVDプレーヤーなど、あまりジャンルに捉われることなく、よく言えば自由活発、悪く言えば節操のない製品の開発・販売を行なっている「リアルフリート社」という企業がある。同社は、2004年秋頃、一体型卓上CDコンポ「デスクトップオーディオ」を発表、年内の出荷予告をした。

 秋葉原に行くたび、ヤマギワリビナの店頭で発売時期を聞いたりもしたが、はっきりとした答えが得られないことが続いた。ところが、年も明け、もうそんなことは完全に忘れていた3月初旬、ようやく出荷開始されたことを同じリビナの店頭で耳にした。しかし、肝心のブツはまたもや3月中旬まで入荷しないという。

 それから2~3日後。たまたま六本木ヒルズにテナントとして入っている「AGITO」というセレクトショップに立ち寄り、展示中のデスクトップオーディオを見つけた。場所がらから大音量も出せず、小さな音では何も聞こえないオープンエアな店内のため、実質的にはほとんど試聴することもなく衝動買いしてしまった。


 筆者は本当は埃の目立たないホワイトカラーが欲しかったのだが、あいにく在庫はブラックのみ。しかし、初代コバルトキューブそっくりの懐かしい外観デザインが気に入り、その場でカードで購入。ハンドキャリーで自宅まで持ち帰った。

 19cm立方体の小振りなサイズは、その名の通り、デスクトップに置いても圧迫感はあまり感じない。小さな音量で聞く限り、音楽ジャンルを問わずにそこそこ量感もあり、音の再現力もなかなかのモノだ。

 ボリュームをガンガン上げてハードロックやオーケストラを聴きたい人間がこのシステムを選択するとは思えないが、そういう聴き方にはまず向いていない。イメージ的には、さほど広くはないメタリックなデスクの上にMacintosh PowerBookと同居し、たまにiPodへ楽曲データを転送するといったオシャレ第一の使い方だろうか。試してはいないが、ブラックカラーなら、和室の床の間に置いても似合いそうな外観ではある。

 ボディカラーは白、黒、赤の3色が用意されているらしい。このうち、赤を購入するのは、部屋に設置した場合の明確なビジョンがある人だろう。通常は無難な白か黒かの選択となるが、これはなかなか難しい。白と黒を1台ずつ、合計2台買うのが理想かもしれないが、経済的にもそれは無理がある。また、2台購入すれば連携できたりするような、楽しいトリックも特に用意されていない。

 筆者の場合は、白の在庫がないため選択の余地なく黒となったわけだが、自宅には白い短毛の愛犬が居り、その抜け毛がデスクトップオーディオのアクリル外装にへばりついてしまう。ここ数日は、デスクトップオーディオに張り付いた犬の抜け毛掃除が筆者の毎朝の日課となっている。

 デスクトップオーディオは、万人に向くオーディオ装置とは言えない。しかし、デザインにこだわりと主張のある人間が、そのこだわりのエネルギーをプラスに表現できる素材として活用できるなら、購入価値は高いだろう。グッドデザインを身近に感じることは良いことだ。

 お金が十分あれば、筆者なら、デスクトップオーディオの白を3台、黒も3台、合計6台を衝動買いする。そしてその6台のユニットの白黒を交互に密着させて、出窓に並べ、「日の丸B&Oオーディオ」を構成して、自宅に遊びに来る悪友の度肝を抜いて自慢したい。それでも本物のB&O社のオーディオの3分の1以下の投資だ。

 デスクトップオーディオには目覚ましアラーム機能も搭載されているので、どれが鳴っているのか探しているうちに目が覚める副次的効能も期待できる。複数台購入することで利用できるようなトリックがあれば、さらに楽しさは倍々増するだろう。


上部前面にある操作パネルと前面下部のスリットから挿抜する音楽CDドライブ FM/AMが聞けて、外部入出力やヘッドホン等の端子は背面に用意されている。iPod等を接続して自宅ではオープンな再生環境を構築、エンジョイできる

製品名 価格 販売元
デスクトップオーディオ 48,300円 リアルフリート



URL
  リアルフリート
  http://www.amadana.com/product/ad103/ad103.html


(ゼロ・ハリ)
2005/04/15 11:11

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