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米国版肩たたき券? 「ジョークトークン」

「hugできるらしいトークン」(左上・下)と「男抜きの女性だけ夜間外出許可トークン」(右上)
 ネットワークの世界と最近の地下鉄では、噂をとんと聞かなくなったが、依然として西海岸のあちこちでは、時々見掛ける怪しげな新種の「トークン」があるという。ニューヨークの地下鉄がトークン(代用コイン)から、味気ないマグカード式のチケットに変更されてから、どのくらいの年月が経過しただろうか。小さなトークンには、いつもどことなく惹かれるモノがあった。

 モノを買うという人間の一般的な行為が、ITワールドを中心に、「決済」という目的とのシステム整合性だけのためにスピードアップされ、地元の商店街だけで通用する「スタンプカード」などを除いたその他のすべてがたった1つの決済ICチップに集約されようとしている。「お財布ケータイ」は便利かもしれないが、これがすべての店頭で使えるようになったら、支払いをする瞬間にも物販者と購入者の会話は限りなくゼロに近くなるだろう。対面接触時間は極限まで短くなり、お釣りを渡す時間まで節約できるシステムだ。

 システムを売る側は、その「浮いた余裕の時間で、別の新入荷商品の口頭セールスを展開する時間に活用できる」「そして追加の売り上げ増が期待できる」などという甘いセールストークを経営者に対して使うのが常套手段だ。しかし、実際は、今よりさらにモノ言わぬ店員と無口に慣れきった消費者の双方が急激に増加することは、過去の新種IT系決済マシンの登場の時にも明らかになっているはずだ。

 そんな味気ない社会に、人と人の会話を増加させる新種のジョークトークンが登場した。デートの誘いになかなか「うん」と言ってくれない彼女や、冷戦中のワイフや娘と、明るく約束をとり付けるトークンがそれだ。

 子供の頃、両親の誕生日や記念日に、何かを贈りたいが、先立つモノがない時や、がめつい兄弟の場合、現有資産に影響を与えない「肩たたき券」や「お使い券」を与信限度をはるかにオーバーし、大量発行した経験は誰にも一度や二度はあるだろう。このトークンはまさに「米国版肩たたき券」なのだ。

 ターゲットの彼女にまず何種類かのトークンを渡しておいて、貴兄が何か良いことをしたご褒美に、TPOに応じたトークンを彼女から1枚もらってから実行という使い方もよし、ポケットにトークンをたくさん入れておき、目的行動を達成した後に、おもむろに該当する1枚を差し出す「言い訳型」もいいだろう。ターゲットとの関係や、その場のシチュエーション、使う人のセンス次第だ。いずれにせよ、妙な見栄をはったモノや食事で釣るよりも、ストレートでセンスもよく、ターゲットのウケも良い可能性は大きいだろう。

 筆者はいつも下心いっぱいなので、「good for one hug」と裏書きされた「hug token」を買い付けてきた。もちろん、ものわかりの良くない彼女の大反撃を食らった場合も予想して、米国製の大きなサイズのバンドエイドも同じくらい買い込んだ。こうしたお遊びトークンは、実際に使われて人から人の手に渡ることで、商品としての使命をまっとうするものだ。いつか、筆者発のトークンが読者諸兄の手元に迷い込んだら、なんとか効果的に使ってほしい。バンドエイドは必要ないことを祈っている。(^。=)


ガールフレンドに使ってもらうトークン ハグハグできるはずの貴重なトークン

商品名 価格 購入場所
ジョークトークン 1個1ドル程度 米サンフランシスコ
ガレリアモール2階「ペーパーマニア」



(ゼロ・ハリ)
2005/08/26 10:59

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