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ジュリアーノ・マッツォーリの“変身”するボールペン
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イタリアンデザインの「ボーリング」は収納時実測11.8cmのコンパクトなボールペンだ
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愛用の「モキーナ」(左)と「ボーリング」(右)
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年間を通じて、数えられないくらいのガジェット筆記具を衝動買いする筆者の場合、お気に入りのプロダクトデザイナーも数多くいる。中でも、イタリアのフィレンツェに基盤を置く「ジュリアーノ・マッツォーリ」はお気に入りベストファイブに入る。
日常生活に登場するさまざまな道具をアレンジし、本来の目的ではない腕時計や筆記具にしてしまうデザイナー、ジュリアーノ・マッツォーリは筆者のお気に入りプロダクトデザイナーの1人だ。
圧力計のイメージを腕時計の文字盤にアレンジした「マノメトロ」や、エスプレッソマシンを超スリムにアレンジし、筆記具にしてしまった「モキーナ」などは日本国内でもよく知られた作品だ。ボールペン「モキーナ」は筆者も発売後すぐに購入し、現在も愛用している。
そんなジュリアーノ・マッツォーリ作の筆記具の中で、筆者が最近愛用しているのは「ボーリング」ボールポイントペン だ。ジュリアーノ・マッツォーリ氏お約束の実存物のデフォルメデザインだ。ボーリングのピンを少し長めに伸ばしたようなデザインアプローチは「モキーナ」同様健在だ。
「ボーリング」ボールペンは、シルバーとブラックのコンビネーションを上手く使ったカラーバリエーションモデルを数種提供している。筆者が購入したのはトップのピン先がブラック、その他の部分はクロームのシャープなイメージの商品だ。
トップの黒いピン先部分を捻るとボトムから同じく黒い胴体と芯先が迫り出すように露出する。芯先を含む本体全体が露出した後の形状は、ウエスト部分の膨らんだ樽状のよくあるボールペンスタイルだ。
「ボーリング」のハイライトは、自立する目的で、ボトムがフラットにカットされた“ピン”状態から、ごく普通の紡錘形をしたボールペンにトランスフォームする瞬間だ。芯先ではなく本体がせり出すため、筆記具にしては異常に大きなボトムの開口部は、一見して部品が壊れたかのような錯覚を覚える人もいるだろう。
日常品ではないが、誰もがよく知っているボーリングのピンの先を指先で摘んでひねることでボールペンに変身するアイディアは、ジュリアーノ・マッツォーリならではだろう。モキーナとは異なり、女性陣にウケるデザインコンセプトではないが、こだわりのある男性ならぜひ持っておきたいボールペンの一品だ。
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ボトムの開口部が異常に大きい。このため、どこかパーツが壊れて外れているように見える
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本体がせり出し、実測約18mm大きく長くなる特殊な構造をしている
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商品名 |
実売価格 |
購入場所 |
ジュリアーノ・マッツォーリ デザイン 「ボーリング」ボールペン |
1万3200円 |
東急ハンズ銀座店 |
(ゼロ・ハリ)
2009/05/19 09:44
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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