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「SH904i」は、シャープ製のFOMA端末。ノートパソコンのタッチパッドのようなポインティングインターフェイス「TOUCH CRUISE」を搭載する。TOUCH CRUISEを触ると、iモードブラウザ、フルブラウザ、メニュー操作時には画面上にマウスポインタのようなものが表示され、TOUCH CRUISE上をなぞると、ポインタを自由に動かして操作できる。
発表会で実機を操作したところ、ポインタの移動速度はパソコン並に速く、軽快なレスポンスだった。TOUCH CRUISEをダブルタップすることで、決定ボタンと同じ操作となる。TOUCH CRUISEは無効にすることもできるが、ポインタ速度の調整やダブルタップの無効化などの詳細設定はできない。ブラウザやメニュー時以外は、通常のカーソルボタンと同じように動作するが、指の移動量とカーソルの移動量が連動するので、ポインタ操作時に近い感覚となっている。ただしiアプリでは利用できない。
端末の動きにゲームが連動する「直感ゲーム」に対応する。加速度センサーを搭載するD904とは異なり、SH904iでは、P904iと同じくインカメラで捉えた映像の動きをもとに端末の動きを検出している。そのため、たとえば暗い場所では検知しづらい。直感ゲームだけでなく、GPSのナビゲーションアプリ「NAVITIME」でも、地図のスクロールを本体の動きで行なうことが可能。
このほか904iシリーズの共通仕様として、「うた・ホーダイ」やWMA再生機能、「2in1」、10MBのiモーションやオークション、バンキングアプリのプリインストール、フルブラウザ、ドキュメントビューア、GPS、大容量着せ替えツール、iCお引っ越しサービス、3Gローミング、バイオ認証(顔)などに対応している。また、音楽再生ではSD-Audioをサポートする。ワンセグやHSDPAは利用できない。
本体サイズは幅50mmと、前モデルのSH903iと変わっていないが、メインディスプレイサイズは2.8インチから3.0インチと大型化した。あわせて左右の液晶の左右縁から本体の左右端までの「額縁」にあたる部分が、7mmから5.4mmへと狭くなっている。メインディスプレイの解像度はワイドQVGA(240×400ドット)のモバイルASV液晶、サブディスプレイは約0.8インチ、96×39ドットのモノクロ有機ELを搭載する。メインディスプレイは、コントラストを下げて覗き見を防止する「プライベートフィルタ」機能も搭載する。
カメラ機能は、オートフォーカス(コンティニアスAF)付きの約320万画素CCDカメラなどを搭載する。日本語を含む名刺を読み取るOCR機能も搭載している。メモリカードはmicroSDカードに対応する。
連続通話時間約170分、連続待受時間は約350時間。大きさは約107×50×19.9mmで、重さは約130g。ボディカラーは、ソリッドブラック、クリスタルホワイト、プレミアムピンク、ラインブルーの4色展開。
■ URL
ニュースリリース
http://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/page/070423_00.html
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(津田 啓夢, 白根 雅彦)
2007/04/23 17:08
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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