ケータイ用語の基礎知識

第632回:ドコモ口座 とは

 「ドコモ口座」とは、NTTドコモの携帯電話を使って、お金を送ったり受け取ったりできるサービスです。

 1回線につき1口座作ることができ、自分や友達からお金を口座に入金します。ドコモ口座に入金されたお金は、ドコモ回線の通話料の支払いとして使えるほか、他のユーザーへ送金したり、Visaプリペイドとして使うこともできます。

 ドコモのスマートフォンの場合は[dメニュー]→[サービス一覧]→[ドコモ口座]、iモードの場合は、[iMenu]→[メニューリスト]→[ドコモ口座]からアクセスして利用できます。

 ドコモ口座の利用には、ドコモユーザーのうち、「個人名義でFOMA、またはXiを契約していること」「iモード、またはspモードを契約していること」「契約回線が利用停止・通話停止状態ではないこと」「年齢が18歳以上であること」などの条件が必要です。

最大の特徴はVisaプリペイド

ドコモ口座から発行したワンタイムカード。Visaカードと同様の16桁の会員番号、有効期限、セキュリティコードが表示され、クレジットカード払いのインターネットショッピングなどに使うことができる。ワンタイムカードの有効期間は10日間だ

 ドコモ口座の最大の特徴としては、出金方法、つまりドコモ口座に入金されているお金の使い道として、「Visaプリペイドとして利用できる」ことが挙げられます。

 これは、Visaブランドのクレジットカードと同じ16桁の会員番号と有効期限、CV2番号(セキュリティ番号、Card Verification Value)が振り出され、ネットショッピングでの「Visaカード払い」に、この番号を使って支払いができる、というものです。

 クレジットカードは、通常、数十万円程度の限度額が設定され、その金額内でショッピングする形になります。一方、Visaプリペイドによるクレジットカードを簡単に言えば「口座内にある金額分だけ使えるVisaクレジットカードの番号」だと思えばいいでしょう。

 プラスチックカードは発行されませんが、この番号を使ってほとんどのVisa対応ショッピングサイトで、ショッピングを楽しめます。ただし、クレジットカードは毎月、決まった時期に金融機関の口座から、複数のクレジットカード払いをまとめて引き落とす、という形ですが、Visaプリペイドでは口座からの引き落としが決済と同時に行われます。そして、口座の入金額以上の支払いはできません。使う金額分はあらかじめ口座に入れておかないといけないわけです。もちろん口座に入金し続ければ無限に使えるわけではありません。1カ月あたりの限度額は50万円で、なおかつ、ドコモ口座に入金されている金額内が利用できる、ということになります。

 この「ドコモ口座 Visaプリペイド」なお、カード会員番号には、支払い1回ごとに異なる「ワンタイムカード」と3年間ずっと同じ番号を使える「レギュラーカード」があり、ワンタイムプランを選ぶとワンタイムカードが1つ、定額パックプランでは「レギュラーカード」1つに加えて「ワンタイムカード」を何度でも発行可能です。

 クレジットカード払いを利用していると、カード番号の流出や不正使用の不安があるかもしれません。そのような場合には「ワンタイムカード」は役に立つでしょう。ワンタイムカードは、カード番号を発行してから10日間しか利用することができないので、悪用や事故などに強いのです。一方、レギュラーカードは、信頼できる店舗で、2回目以降も同じ番号を使って買い物したい場合に便利でしょう。

 ちなみに、ワンタイムプランは、クレジット番号を一回発行するごとに発行手数料105円が必要です。ただし、キャンペーンによって、2013年12月31日まで発行手数料は無料です。定額パックプランの場合、月額210円の利用料が必要になります。

入金はコンビニ、ペイジーなどから

 ドコモ口座に入金したお金は、銀行口座に移したり(手数料:みずほ銀行は1回105円、その他は1回210円)、携帯電話の料金への充当、他のドコモユーザーへの送金、海外への送金などで利用できます。

 他のドコモユーザーへ送金するには、相手の携帯電話番号と名義人のカナ頭2文字、あるいはドコモ口座番号を指定します。また海外への送金は、海外の携帯電話の電話番号を指定するだけとなります。

 ドコモ口座へ入金するには、ペイジー(Pay-easy)対応の金融機関での入金か、コンビニでの入金が可能です。ペイジー対応の金融機関での入金の場合、携帯電話上で手続きを行い、その際に表示される「収納機関番号」、「お客様番号」、「確認番号」を使ってペイジー対応の銀行ATMまたはインターネットバンキングを使って入金を行います。

 また、コンビニ払いでは、携帯電話側でまず入金の手続きを行って、画面上に表示される「支払い情報」を使ってコンビニエンスストアのレジで代金を支払います。

大和 哲

1968年生まれ東京都出身。88年8月、Oh!X(日本ソフトバンク)にて「我ら電脳遊戯民」を執筆。以来、パソコン誌にて初歩のプログラミング、HTML、CGI、インターネットプロトコルなどの解説記事、インターネット関連のQ&A、ゲーム分析記事などを書く。兼業テクニカルライター。ホームページはこちら
(イラスト : 高橋哲史)