マルチタスクやGoogle連携が便利なHT-03A

2009年7月31日 11:00
(甲斐祐樹)
 基本的には従来型の携帯電話が大好きながら、新しいもの好きな性格からか、W-ZERO3もiPhoneも発売日買いするほどスマートフォンも愛用している私。日本初のAndroidケータイ「HT-03A」も、発売日に即購入してしまいました。

 タッチパネル中心のデザインやスマートフォンという特性上、iPhoneと比較されやすく、ともすれば「ドコモ版のiPhone」とまで言われてしまうこともあるHT-03Aですが、実際にはiPhoneとは明らかに違う独自の魅力を持った端末だと実感しています。

 使い込まなければわからない一番の特徴はなんと言ってもマルチタスク。ブラウザを使いながらTwitterの新着を受け取ったり、アプリをダウンロードしている間にブラウザを使ったりと、アプリの同時起動にほとんど制限がなく、パソコンの感覚で各種アプリを使えます。

 この便利さは、使っているときよりもむしろ使っていないときこそ一番実感するポイント。HT-03Aをポケットにしまいこんでいるときでも、Twitterで自分への呼びかけがあったらきちんと通知してくれたり、Skypeの新着を教えてくれたりと、定額の常時接続環境をフルに活用できます。

 「ケータイするGoogle」というだけあって、Googleの各種サービスとの連携も充実。中でもGmailは新着メールをプッシュ配信してくれるというメリットに加え、フィルタやラベルといった機能もパソコン側で設定していたものがそのまま利用可能。携帯で受信したGmailのメールをパソコンで返信する、パソコンで下書きしておいて携帯から送信など、パソコンと携帯の親和性が非常に高いのが重宝しています。

 AndroidというOSは、オープンソースという特徴から、どちらかというとその将来に注目されがちですが、現時点でのOSや端末でも利便性が高く、魅力のある1台に仕上がっているというのが、発売日から触り続けているユーザーとしての感想です。触れば触るほど魅力が見つかり、最近はすっかりHT-03Aにハマっています。

 各種アプリをダウンロードできるAndroidマーケットも、iPhoneに比べればまだ数は少ないものの順調に充実しつつあり、便利なアプリもたくさん出てきました。次回は自分が愛用している便利なアプリをご紹介したいと思います。