恐怖! 小銭がiPhoneのカメラアプリに吸い込まれていく!!

2009年12月22日 11:00
(すずまり)

 ある日、なんとなく「iPhoneで撮影した写真をスクエアサイズにトリミングして、明るさとかレタッチして、トイカメラなエフェクトかけたり、ミニチュアな感じにしてみたりしたいし、部分的にモザイクかけたいことあるよね。ああそうだ、綺麗なズーム機能とかもあると便利かもしれないな~。んで、BlogPressあたりでブログに記事を投稿したりとか、『貼る蔵』でフォト蔵にアップロードしたりとか、誰かにメールで送りつけたりとか……」なんて考えていました。

 つまり、普段デジタル一眼レフあたりで撮影した写真を使って、パソコンでやってることを、全部iPhoneでやりたいなーというわけです。その後、気がついたら3時間くらい経過しており、画面いっぱいにカメラ関連アプリがあふれておりました。以前ダウンロードしたものも含めると、何が無料で何が有料だったかさっぱり分からなくなっております。(過去に無料だったものがいつの間にか有料になってることもありますが)

 ダウンロードしてしばらくするとiTunes Storeから明細がメールで送られてきますが、恐ろしくて見る気になれません。しかも、実際にはほとんど使っていないものもある始末! でも本当にいろんなことが手のひらの中で完結してしまうからすごいです。

 最近のお気に入りは「Photogene」(350円)。E-P1でも利用している1:1サイズでのトリミング、明るさや色彩の調整、傾き調整、シャープネスといった操作ができちゃう。吹き出しもつけられるようです。機能はかなり基本的なものに絞られていますが、無料で利用できる「Photoshop.com Mobile」なんかもソフトフォーカスなどが結構いい感じです。

 モザイク用には「hideHere」(115円)をインストールしました。モザイクかスタンプか選べ、隠したい部分を指で範囲指定すれば適用できます。プライバシー保護に使えそうです。

 トイカメラ的な写真が作れるアプリもたくさんありますね。今、使い込んでみたいのは「TiltShift Generator」(115円) ミニチュア風の写真を作って見たい! しかし普段食べ物ばかり撮っており、風景写真がほとんどないのでありました。それでもトイカメラ的な味付けは楽しめます。

 ポラロイドカメラ的な演出が楽しいのは「ShakeItPhoto」(115円)。シャッターを切ると「ガシャッジーッ」という音とともに絵が浮かび上がる演出がなされているので、一人で使うよりは友だちとワイワイ楽しみながら写真を撮り、送りあうといいかもしれません。

 動画用のアプリで面白いと思ったのは「Slowmo」。iPhoneで撮影した動画の再生速度を1/8~2倍まで変化させて保存できるんです。スロー再生動画が手軽に作れるのは嬉しいです。

 今、ブログ用に書き出した写真を納めたフォルダをiPhoneと同期させているので、それを使って、電車の中で一心不乱にフォトレタッチしてることもよくあります。一時はトイデジの購入に夢中になってましたが、これからしばらくはiPhoneが生み出す写真の世界に浸れそうです。

 ていうかですね、このほかに写真の一部だけをカラーにできる「ColorSplash」(230円)、古めかしい動画が撮影できるという「Vintage VideoMaker」(350円)、かなりトイデジ写真度が高まりそうな「Hipstamatic」(230円)あたりを衝動的にダウンロードしてしまいそうなわけです。

 「写真」カテゴリは怖いです。ここに迷い込んだら最後、あれもこれも試してみたくなるんですから。気がついたら指がフッと[購入する]ボタンに触れている恐怖。カメラにレンズ沼があるように、カメラアプリ沼もあったんですね……。