ガンガンメール用にPRISMOIDをゲット

2010年1月6日 11:00
(石野純也)

 筆者は職業柄、外出が多くなりがちなので、パソコン用のメールはケータイで読めるようにしておきたい。以前はメールをGmailに転送して、ドコモ端末からiモード用サイトにアクセスしていたが、やはりWebベースだとどうしても返信などが面倒。地下鉄で圏外のときにも操作できない。そこで、iPhoneでメールを読むようにしていたが、こちらはこちらで、物理的なキーがなく、長いメールを書くのが大変だと感じていた。

 直接ケータイのメールに転送という手もあったが、パソコンに届く大量の迷惑メールも同時に転送され、“常時着信状態”になってしまうため、これはこれでかなり気が滅入る。返事が遅くなってしまうのはそういうわけなのでお許しを、と関係各位にアピールしたところで、やはりプッシュに対応したメール受信専用の端末が1台あれば便利だと思うに至ったのだ。専用端末を用意すれば、物理的にメインの機種とは切り分けられるし、プッシュでメールが届くので受信のために特別な操作をする必要もない。

 そこで、前々から気になっていたauの「ガンガンメール」を導入することを決意した。これなら、「相手は誰でも関係ない」とうたうように、自動転送されるメールでも一切パケット通信料はかからない。無料通話がなく、パケット代の単価も少々割高で、本来は筆者のようなヘビーユーザー向けのプランではないが、待ち受けやメールの専用端末には打ってつけだ。端末は持ち運びやすさと動作速度、メールの打ちやすさを考慮し、iidaの「PRISMOID」を入手することにした。

 PRISMOIDを手にしてみて、まず感じたのがボディの小ささ。スペック上は49×101×16.8mmで、特別コンパクトというわけではないが、面取りされた形状のため、数値以上に小さく見える。持ったときに手になじみやすいのも、このデザインのメリットといえるだろう。また、重量は102gとかなり軽い。ワンセグ非搭載だったり、液晶がワイドQVGAだったり、カメラが197万画素だったりと、現行モデルの中ではかなりロースペックな部類に入るが、ガンガンメール用端末にするなら、機能よりも携帯性が重要。ぜひ一度実機を手にとって、このコンパクトさを体感してみてほしい。もちろん、深澤氏のデザインに惹かれたことは言うまでもない。「∀ガンダム」でおなじみ、シド・ミードの世界観を背景としているというだけに、筆者と同世代のユーザーにはかなり魅力的なデザインではないだろうか?