N900にアプリを簡単に追加できる「Application Manager」

2010年1月13日 11:00
(山根康宏)
N900のApplication Manager

 スマートフォンのメリットといえば、後から自由にアプリをインストールできることだが、最近は各メーカーが独自のアプリストアを展開するようになり、端末からのアプリの直接インストールも簡単になっている。

 Nokia N900はスマートフォンらしく一通りのアプリがプリインストールされている。N900ではNokiaのアプリストア「Ovi Store」が準備中となっているが、現時点でもメニューからApplication Managerを起動すると、直接ダウンロードが可能なアプリストアライクなサービスが利用できる。アプリケーション一覧がカタログ表示されており、ゲーム、オフィス、マルチメディアのようにカテゴリ分けされているため検索も行いやすい。アプリのカタログは常時アップデートされており、最新アプリが追加されればすぐに一覧に反映される。もちろんN900が採用しているMaemo OSはまだマイナーな存在なためアプリの数はそれほど多くはないが、最初からこのようにアプリカタログが用意されているのは便利だ。

 また、開発中のアプリをカタログに追加することも可能だ。アルファ版やベータ版など、まだ完全に開発が完了していないアプリもカタログとしてライブラリ化されているのである。つまり開発者は開発が完了していない時点でも、配布可能な形式としてアプリを公開しておくことができるわけだ。もちろん開発中のアプリの利用は自己責任で。利用には同意が必要となるが、開発中のものを一般ユーザーでも試用できるシステムは、開発者がより多くのフィードバックを得られるという点でメリットがありそうだ。

 このN900について、日本語環境はどうなっているのだろうかと気になる方も多いだろう。実は日本語FEPも開発中バージョンとして先行公開されているのだ。日本語環境については早めにレポートする予定である。