マルチタスクだから面白い、Androidの「Google Latitude」

2010年1月21日 11:00
(甲斐祐樹)

 自分の好きなアプリを手軽にインストールして拡張できるという点で共通点の多いiPhoneとAndroid。同じアプリが2つのOSそれぞれに提供されていることもよくありますが、OSのコンセプトや仕様の違いから、同じアプリでも使い勝手がまったく違うことがあります。

 その差を最も大きく感じるのが、グーグルの地図アプリに搭載されている機能「Google Latitude」。このGoogle Latidudeは、友達同士で自分の位置情報を共有し、友達がどこにいるかを確認したり、チャットで話しかけたりできるサービスです。

 待ち合わせしている友達がどこにいるかを地図で見ながら移動できたり、友達のところまでいく経路を表示してくれたりと、位置情報ベースのコミュニケーションサービスとして非常に面白いのですが、iPhone版では今のところ、Google マップを立ち上げている時にしかGoogle Latitudeを利用できません。

 一方、複数のアプリを同時に起動できるAndroidでは、裏でGoogle マップを立ち上げておき、ブラウザやTwitterを楽しみながら時々友達の位置を見たり、逆にGoogle Latitude経由でいきなり話しかけられたり、というコミュニケーションが可能です。マルチタスクならではの面白さを感じる瞬間です。