N900から日本語でつぶやく

2010年2月2日 11:00
(山根康宏)

 海外端末で一番気になるのは日本語の対応。いくらどんなに優れた端末であっても日本人として日本語が使えないことには普段使いのツールにはできない。Nokia N900は標準で日本語の表示に対応していることは以前書いたとおりで、Webでニュースを見たりメールを読むなら買った状態でも「ひとまず使える」わけだ。

 だがN900でもやっぱり日本語は入力したいもの。N900が採用するOS「Maemo」用にはMaemo CJKという日本語中国語韓国語対応のFEPがフリーでリリースされており、Nokia N810など過去のタブレット端末はこのMaemo CJKを利用して日本語が利用できていた。N900はMaemoのバージョンが最新の5となり、Maemo CJKは当初対応していなかったが、アルファ版が1月にリリースされようやく日本語が入力できるようになった。

 なお、アルファ版のため入力方法は若干変則的であることを理解して利用したい。また前回紹介したApplication Managerからダウンロードする場合、開発者向けのカタログ(Maemo Extras-Devel)を有効にする必要がある。当然のことながら利用は自己責任だ。アルファ版ということで詳細は各自ネットで検索してほしい(正式版が登場したら改めてご紹介する予定)。

 さて日本語が入力できるとなると、やりたくなるのはN900からの「つぶやき」だ。N900対応のTwitterクライアントはまだ数がなく、私が利用しているのはWitter。バージョンアップが頻繁にされており最新版は指先によるタップで大半の操作ができるようになり、しかも機能も向上して便利になった。操作によっては画面がボタン表示だらけになってしまうことや、画面の表示色がデフォルトでは見難いところがあるのだが概ね気に入って利用している。これらのおかげで私のN900は今月からメイン端末に昇格しそうである。