Androidでiモードメールが送受信できる「IMoNi」使い方ガイド

2010年3月23日 11:00
(甲斐祐樹)

 HT-03Aに続き、日本で2番目のAndroid端末となる「Xperia」もついに4月1日発売。テレビCMやタッチトライイベントも開催され、周りからも「Xperiaに機種変更してみたいんだけど」なんて話をよく聞きます。そこで今回は、特にiモードを今まで使っていたユーザー向けに、iモードのメールをAndroid端末で送受信できる「IMoNi」の使い方をまとめてみたいと思います。

IMoNi v1.5.0 Android用アプリケーション | ライフスタイル
http://jp.androlib.com/android.application.net-grandnature-android-imodenotifier-jCnw.aspx

 IMoNiの利用には、iモードの月額315円、iモードのメールをPCやスマートフォンで送受信できる「iモード.net」の月額210円に加え、初回設定時にiモードが利用できる携帯電話が必要になります。これはiモード.netの初回契約時に、携帯電話に送った番号をPCで入力するという個人認証が必要になるため。NTTドコモからの機種変更であれば端末が手元にあるので問題ありませんが、新規契約やMNPの場合はNTTドコモの端末を使える環境を用意しておきましょう。

 iモード.netの契約が完了したら、AndroidマーケットからIMoNiをダウンロードし、設定画面からiモード.netにログインするためのdocomo IDとパスワードを入力すれば作業は完了。iモードで契約した「@docomo.ne.jp」のメールアドレスでメールを送受信できます。文章はもちろん絵文字も送受信が可能。デコメ絵文字の受信も、そのままでは表示できませんがメニューを開くことで表示できます。

 また、これまでは添付ファイルの送受信ができませんでしたが、現在公開中のベータ版「1.6.0beta」ではメールへの画像添付や受信メールの添付ファイルオープンが可能になっています。現状はベータ版のためAndroidマーケットではダウンロードできませんが、興味のある方は作者の方のサイトからご利用下さい。

IMoNi 1.6.0beta (GrandNature)
http://www.grandnature.net/blog/archives/2010/03/imoni_160beta.html

 とても便利なIMoNiですが、利用に際していくつか注意点を。まず、IMoNiでは定期的にサーバーへメールを確認しに行くため、リアルタイムではメールが届かず、最短でも3分間隔での受信になります。なお、自分がメールを送信した直後のみ頻繁にメールをチェックする機能もあるため、待ち合せの時などメールを細かくチェックしたいときは併用をお勧めします。

 また、iモードのサーバーは最大で1000件または約10MBという制限がありますが、iモード.netではiモードに届いたメールを削除することができないため、制限を超えたメールがサーバーに蓄積されると新しいメールが受信できなくなります。サーバーのメールは720時間で自動削除されるのですが、それより前に制限を超えると、削除にはiモード対応の携帯電話が必要になります。NTTドコモでの機種変更であればいいですが、新規契約もしくは他キャリアからのMNPなどでNTTドコモの携帯電話がお手元にない方はお気を付けください。

 iモード.netへログインする際に届くログイン通知メールも要注意。このメールはセキュリティのため携帯電話宛てに送信されるメールのため、IMoNiには届かないのですが、メール自体はiモードのサーバーには蓄積されており、このメールの容量もiモードメールサーバーの上限に含まれてしまいます。また、iモード対応携帯電話を併用する場合、IMoNiを使っているとログイン通知メールが頻繁に届きますが、これは現状のiモード.netの仕様では避けられないのでご了承ください。

 注意すべきところはいろいろありますが、それでもAndroidからiモードメールが確認できるのはとても便利。Androidでもiモードメールを引き続き使いたいという方はぜひお試しください。