「F-04B」のおサイフケータイ、かざすのはココ

2010年5月24日 06:00
(関口聖)

 ディスプレイとキーが分離するという「F-04B」のギミックがもたらした、少しの混乱の1つが“おサイフケータイの使い方”だ。

 おサイフケータイ対応の携帯電話には、リーダーライターと通信するとき、かざすべき部分にロゴマークが付いている。これはFeliCaプラットフォームマーク、FeliCaマークと呼ばれるもので、「このあたりをリーダーライターに近づけてかざせば良いですよ」と目安になるよう付けられた。携帯電話では機種ごとにマークの場所が違うが、セパレートケータイである「F-04B」では、ディスプレイ部のカメラ下付近にFeliCaプラットフォームマークが付いている。このあたりを改札やレジのリーダーライターにかざしてね、というわけだ。

 では、「F-04B」のおサイフケータイ機能を使う場合、毎回セパレートしなきゃいけないかというとそうでもないようだ。1カ月半の間、改札やショッピング、IC通信(他のおサイフケータイとのデータのやり取り)を試してきたが、どうやら合体時はキー側ボディのバッテリー上部あたりをかざせば良いことがわかってきた。ちょうど、Bluetoothのロゴマークの左斜め上あたりだ。

 合体しながら閉じている状態であれば、ディスプレイ側のFeliCaマークのある場所とほぼ同位置なので戸惑うことはない。一方、スライドした状態では、FeliCaマークの位置を思い浮かべながらカメラ付近をリーダーライターにかざすと、読み取りに失敗することがあるものの、キー側ボディの上部(すなわち端末全体の中央あたり)をリーダーライターにかざすと、読み取りに失敗したことがない。メーカー保証の使い方ではないが、ほとんどの場面で成功するはず。いきなり改札で使うのは怖い、という「F-04B」ユーザーの方は、近くのおサイフケータイユーザーを捕まえて、試しに手持ちの写真をIC通信で送って、試してみてはいかがだろう。

 とはいえ、セパレートさせながらレジでピッとすると、大手家電量販店の店員さんにも「うぉっ」と驚いていただけるギミックなので、自慢したいときは積極的にセパレートしていきたいところだ。