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iPadでも使えるN-04Bのアクセスポイントモード

2010年6月16日 06:00
(法林岳之)
N-04BとiPad

 ここのところ、ケータイではWi-Fiが話題になることが多い。Wi-Fiを搭載することで、混雑した3Gのネットワークを避け、自宅のブロードバンド回線やオフィスのネットワークを経由して、より高速にインターネットに接続しようという考えだ。

 今回からボクが使うNTTドコモのNEC製端末「N-04B」もWi-Fiを搭載した端末だ。NECは2004年の法人向けモデル「N900iL」で初めてWi-Fiを手掛け、個人向けモデルでは2008年6月発売の「N906iL」で初搭載。その後、2009年5月発売の「N-06A」、2009年12月発売の「N-02B」でも搭載し続けるなど、国内のケータイではもっともWi-Fiの実績を持つ。

 その分、内容も充実していて、他のWi-Fi対応端末ではまだ採用例がほとんどないユニークな機能も搭載される。たとえば、N-06AやN-02BからN-04Bに継承されたアクセスポイントモードもそのひとつ。前述のように、ケータイに搭載されるWi-Fiの多くは、ケータイを「クライアント」として使い、インターネットへアクセスする手段を3GからWi-Fiに切り替えるというもの。これに対し、N-04Bのアクセスポイントモードは、その名の通り、N-04Bを無線LANアクセスポイント(Wi-Fiルーター)として動作させ、他のWi-Fi対応製品からのアクセスを中継して、3Gネットワークにつなぐというもの。つまり、無線LANの親機としての役割を担うわけだ。

アクセスポイントモードの設定画面

 たとえば、つい先日、発売されたばかりのiPad。3G+Wi-FiモデルとWi-Fiモデルがラインアップされているけど、そのどちらもWi-Fiを使うことにより、N-04Bのアクセスポイントモードでインターネットに接続ができる。特に、Wi-Fiモデルの場合、インターネットに接続したいのに、Wi-Fiスポットが近くに見つからないため、接続できないといったことが起きるが、そんなときもN-04Bのアクセスポイントモードを使えば、安心というわけ。3Gモデルもエリア外のときは、N-04Bがあれば、人口カバー率100%のFOMAハイスピードのネットワークが使えるので、心強い。

 接続はいたってカンタンで、単純に接続するだけなら、N-04Bで[MENU]-[便利ツール]-[Wi-Fi]-[アクセスポイントモード]-[接続開始]を選ぶだけ。あとはWi-FiをONにしたiPadなどでサーチして、「N04B」で始まるワイヤレスネットワーク(アクセスポイント)を見つけて、接続するだけ。ただ、この状態ではセキュリティが設定されていないので、[アクセスポイントモード]メニュー内の[アクセスポイントモード設定]-[セキュティ方式設定]で、[WPA-PSK/TKIP][WPA-PSK/AES]などを選び、キー(暗号化キー)を設定しておく必要がある。

 また、接続先は出荷時に4つの項目が設定されていて、出荷時設定は[mopera U 128K]が選ばれているけど、これは下り方向が最大128kbps、上り方向が最大64kbpsで通信をするモードで、PSPやニンテンドーDSなどのゲーム機のように、それほど高速性を求めない環境を想定したもの。パソコンやiPadのように、ある程度、大容量のデータを高速に送受信したいときは、接続先を[mopera U]に設定する。こちらは速度の制限がなく、N-04Bの下り7.2Mbps、上り5.7Mbpsというパフォーマンスを活かせる設定。接続の手間はあるけど、レスポンスもなかなかいいし、N-04BのアクセスポイントモードとiPadのWi-Fiモデルという組み合わせは意外に「アリ」かも……。(参考:アクセスポイントモード設定方法『N-04B』(mopera)