多機能かつ高速なAndroid版「Tweetdeck」が快適

2010年9月15日 06:00
(甲斐祐樹)

 iPhoneと比べてその数が少なく、なかなか自分の中でこれという決め手に欠けていたAndroidのTwitterクライアントですが、ようやく決定打とも言えるクライアントに出会いました。それがこの「Tweetdeck」です。
 
 Tweedeckは、検索結果やハッシュタグなどをカラムとして追加し、複数のタイムラインをまとめて管理できるのが特徴のクライアント。WindowsやMacのほか、iPhone向けにもクライアントがリリースされていますが、Android用は他のクライアントと比べても異色の機能がたくさん搭載されています。
 
 その1つがマルチアカウント。Twitterのクライアントはもちろん、Twitter、Facebook、Google Buzz、Foursquareのアカウントも1つで管理可能。個人的に重要視している「1回の更新でタイムラインだけでなくMentionsやDMも更新する」点も対応。更新ボタンを押すだけで、画面に登録しているカラムをすべて更新してくれます。
 
 何より快適なのがその動作で、Xperiaならたくさんのカラムを追加してもすいすい動きます。カラムを追加しすぎると横に移動するのが大変ではありますが、操作としてはただひたすら横に移動していけばいいだけなので覚えやすく、慣れてしまえばそれほど苦労もありません。
 
 インターフェイスは一種独特。タイムラインに発言時間がでないなと思っていたら、タイムラインをスクロールしていくとその該当の時間が画面上部に出る仕組み。これに気がつくまではなかなか時間がかかりました……。さらにRTも、発言内容をいっさい編集しない場合は公式、タッチして編集を始めると非公式と、2つのRTをうまく融合したインターフェイスになっています。
 
 面白いのがカラム機能で、他のユーザーのタイムラインはもちろん、その人宛てのMentionsまでカラムに登録してチェックできてしまいます。検索を使えばほぼ同じことはできるとはいえ、特定の人を徹底的にチェックするにはなかなかに恐ろしい機能です。
 
 まだベータ版のためAndroidマーケットではなく自分でダウンロードしてインストールする必要はありますが、この多機能さと操作の快適さは一見の価値あり。Android 1.6でも利用できるので、Androidをお持ちの方は是非お試しください。