待望のAndroid 2.1にアップデート

2010年11月12日 06:00
(太田亮三)

 世の中にはAndroid 2.2搭載端末が登場しているが、既報のとおりAndroid 1.6で販売されたXperiaを、Android 2.1にするアップデートが提供されている。筆者も早速適用してみた。

 アップデート直後でまだ全貌をつかめていな部分もあるが、全体的には好印象だ。パフォーマンスも若干ながら向上したと感じている。日常的に目に付く部分では、システムで採用されているフォントの変更が大きい。従来は角ゴシックだったが、アップデート後は丸ゴシックとなり、見た目の印象もちょっと優しいイメージだ。また、フォントのサイズが極小サイズの時に、少し見やすくなったと感じている。

 Gmailのクライアントアプリも、地味ながら操作ボタンの追加などで使い勝手が向上しており、こちらも日常的に恩恵がありそうだ。

 少々戸惑ったのはネットワーク周りだろうか。アップデートが終了するとまず、「モバイルネットワーク設定」の「データ送受信」設定がオフになっており、ここをオンに設定し直すことに。また、しばらくして発見したのだが、「アクセスポイント名」のAPNを見ると「spmode.ne.jp_off」などのように全てのAPNの末尾に「_off」が付加されており、こちらもサブメニューから「初期設定にリセット」を選択して正常な値に戻した。アップデート後、APN設定をリセットするまでの間も3G通信は行えていたのだが、どういった課金になっているのか、そもそもなぜ接続できていたのか謎である。

 ちなみにspモードではVPNが利用できないため、筆者は先日、mopera Uライトプラン(月額315円)を再び契約した。spモードも継続している。筆者の場合、spモードは契約月+5カ月は月額315円のspモード利用料が無料というキャンペーンが適用されているので、ひとまずはmopera Uの利用料・月額315円が増えるだけで済む。もっとも、spモードの無料期間が終わると今度はISP割が適用されるため、spモード+mopera Uで月額315円となり、ISP代としての金額は変わらない見込みだ。