GALAXY SとGALAXY Tab、悩んだ結果は「両方」

2010年11月29日 06:00
(山根康宏)

 日本でも先週末(11月26日)に発売になったGALAXY Tab。香港では一足先に11月22日から発売となり、香港でも初日入荷分は各販売店舗で完売になるなど好調なスタートを切っている。すでにiPadを所有している身分としては、ほぼ半分サイズのGALAXY Tabの購入は悩ましいところだったが、普段使っているGALAXY Sの使い勝手が良いために、ひとまず予約だけは入れておいた。なお、香港ではキャリアによっては2年契約で無料、と思い切ったプランも出していることもあり、予約者はかなり殺到したようだ。

 その後、デモ機がショップ店頭に並ぶようになり、毎日のようにいじってみると、この大きさこそ常時携帯するのに適している! と実感。発売日に思わず購入してしまった。

 iPadの大画面は動画や写真、Webサイトの閲覧などには最適だ。だが、小脇に抱えられるサイズとはいえ、手ぶらで出かけるときなどはその収納にはやや困ってしまう。一方GALAXY Tabは画面サイズ/解像度はiPadより小さいものの、ジャケットのポケットにも入れようと思えるサイズは常に持ち運ぼう、と思わせてくれるものがある。

GALAXY Tab(左)とGALAXY S

 また、日常的な利用であれば1024×600ピクセルの画面解像度でも十分実用的だ。ちょうど筆者はこの週末に日本へ来ていたのだが、満員電車に乗ってもこのサイズならば他の人の迷惑にもなりにくかった。iPadは大きい、スマートフォンでは画面が小さい、と思っている人にもこの7インチ画面サイズのGALAXY Tabはお勧めだろう。

 ということで先週からGALAXY SとGALAXY Tabの2台体制となったのだが、両者デザインが似通っていること、UIも同等になっていること、もちろん同じAndroid OS搭載ということでサイズの違いを意識せずに使うことができる。これはiPhoneとiPad両用と同じ感覚だろう。2台持っていても大きい画面のGALAXY TabはWebや動画の閲覧に利用し、GALAXY Sは通話やTwitter、メールの読み書きに使う、のように使い分けもできるものだ。GALAXY Tabとも長い付き合いになりそうである。