ATOKやGoogleサービスが続々アップデート

2010年12月24日 06:00
(太田亮三)
Xperiaで使う最新のGoogleマップ。マルチタッチ関連の操作はできないが、3D表示は問題なくできる!

 前回はATOK for Androidの使い勝手と課題を指摘したが、12月17日に提供されたアップデートで、前回指摘したような問題点の多くは解消されたようだ。特に、フリック感度や文字背景色の変更など、使用感に直結する部分が早々に改善されたのは嬉しいところ。多くのユーザーが要望を出していたということだろう。試用版の期間が過ぎ有料版に移行しても継続的なアップデートの体制を望みたい。

 さて、Android 2.1がすでに最新版じゃないからという理由で、ややもすると「先進感」の薄れが醸成されているようなXperiaだが、次々とアップデートされる最新のサービスがひとまず利用できているので安心している。最近だと「Googleマップ」「Androidマーケット」のアップデートが比較的注目度の高い内容だろうか。もちろんAndroid 2.1にアップデートしたXperiaでも問題なく利用できている。

 特に、Android端末にプリインストールされている「Googleマップ」は、アップデートで大幅に進化した。低空飛行のような独特の簡易3D表示は、意味もなく地図をスクロールしてしまう。ニュースが飛び込んできた時に「マルチタッチの操作により~」などという文言を見つけ、「もしかしてXperiaは対象外か!?」と一瞬ヤキモキしてしまったが、杞憂だったようだ。とはいえ、マルチタッチ(2本指)で3D表示と2D表示を行き来したり、地図を回転させたりといった操作は正直うらやましい!

 さて、最近になってヘビーに使っているのは、アプリの「Google Reader」だ。RSSリーダーのサービス「Googleリーダー」に対応している類似のアプリは多数存在するが、こちらはGoogle謹製のアプリ。少なくともXperiaの液晶では、既読にした際の色が分かりにくいという点はあるものの、未読・既読の同期に加えて、購読リストの表示方法もWebサイト版と同期するなど、十分な機能を備えている。Xperiaでは、右側面にあるボリュームキーを使って、記事を次々に読む、なんて操作も可能だ。

 2011年は年初にも新機種の話題で盛り上がりそうだ。恐ろしい速度で進化しているAndroidのサービスだが、Xperiaでもまだまだ利用できる、と言い聞かせながら年末を過ごしたい。