IS03とともにラスベガスへ

2011年1月11日 06:00
(石川温)

 レディ・ガガの大量のCMで、世間のイメージはすっかり「Android=(イコール)au」というのが定着しつつある。ドコモもソフトバンクモバイルでもAndroidスマートフォンを発売しているものの、ケータイにさほど詳しくない人は「Androidってauなんでしょ?」という刷り込みがされていたりする。auのイメージ戦略はうまくハマっているようだ。

 そんなauの起死回生とも言うべきスマートフォン「IS03」を発売日以降、使い始めている。「バッテリー寿命が短い」「メール機能などがもっさりしている」など不満点はあるものの、概ね、満足して使っている。

 年が明けて1発目の取材はアメリカ・ラスベガスで開催される世界最大の家電ショー「CES」。もちろん、IS03も持参した。IS03はCDMA国際ローミングに対応。当然、アメリカでもちゃんと使える。海外ではスマートフォンこそ、Google Mapsやネット検索、メールチェックなどに大活躍するものなのだが、残念ながらauは1月現在、海外パケット定額には非対応。「海外ダブル定額」は3月からアメリカ、中国から開始される予定だ。

 仕方なく、IS03はデータローミングを「オフ」設定にして使っている。しかし、ここで困ったのがメール関連。パケット通信をオフにすると、ezweb.ne.jpメールの着信が一切受け取れなくなるのだ。だからといって、パケット通信をオンにするのはちょっと怖い。Androidスマートフォンは、ちょこちょこ自動的に通信をしていることも多く、知らぬ間にパケットの課金がされてしまっても困る。とりあえずは、データローミングをオフにしておき、数時間に一度、オンにして、メールを手動で受信してみてチェックするという使い方にしてみた。

 しかし、これも意外と面倒ですぐにやめてしまった。というわけで、予備として持ってきていたS004にau ICカードを挿入(S004であればメール着信がちゃんとわかる)。IS03はアメリカでは出番がなくなってしまった。

 早く「海外ダブル定額」が始まってもらわないことには、どんなにいいスマートフォンがあっても、どうにもなりませんね。