この冬、筆者が選んだauのAndroid端末

2011年1月17日 06:00
(湯野康隆)

 昨年来、業界的には“スマートフォン祭”な状況なわけだが、筆者の場合、本コーナーではずっとSH006について書きつつ、時折、CAR NAVITIMEやNetWalker、N-08Bといった変化球で繋いできた。とはいえ、さすがにこの路線で引っ張るのもどうだろう、と疑問を感じるようになったので、ここらで端末をメインストリームのAndroid端末にスイッチしようと考えた。

 auで言えば、IS03がまず最有力候補で、これから発売となる防水対応のIS04も捨てがたい。しかし、筆者が選んだのは、意表をついて(というとメーカーに失礼かもしれないが……)「SIRIUS α IS06」だ。

 なぜ筆者がワンセグにもおサイフケータイにも対応していないIS06を選んだのか、疑問を感じる読者も少なくないだろう。しかし、現時点においては、IS03もIS04もOSのバージョンがAndroid 2.1で、仕事でGoogle Appsを利用したい、と考えると、2.2以降の端末が必要となるため、auのラインナップの中ではIS06しか選択肢が残されていないのだ。

 さらに大きなポイントとしては、IS06のサクサク感がある。仕事柄、いろんなAndroid端末に触れる機会があるが、その中でもIS06のキビキビとした操作感はiPhoneのそれに近いものがあり、Android端末特有のストレスを感じることが少ないのだ。当然、普段使いの端末は快適であったほうがいい。また、IS03が138g、IS04が149gであるのに対し、IS06は109g。サイズもコンパクトで手になじむ。

 ということで、次回以降、IS06について書いていきたい。まあ、いろいろと足りないものがあるのも確かだが、実はこいつ、隠れた名機だと思う。