SH009でしらべもの

2011年2月24日 06:00
(瀬川あずさ)

 豊富なカラーバリエーション&デザイン性に特化したauケータイ「SH009」。ここ最近はどうしてもスマートフォンにばかり注目していたのですが、このような従来型の「携帯電話」も安心して使えてなかなか良いものです。しかも、スマートフォンに心を奪われているうちに、携帯も進化していて、びっくりするほど高機能かつ多機能に。使うか使わないかは別としてSH009にはとにかく多彩な機能がついているのですが、中でも今回は辞書機能に注目してみました。

国語辞典

 さて、SH009にはシャープならではの「スマートリンク辞書」が搭載されていて、『明鏡国語辞典MX』より約5万8000語句、『ジーニアス英和辞典MX』より約8万9000語句、『ジーニアス和英辞書MX』より約6万9000語句、『日英翻訳』より約2万語句と8000に及ぶ文例が収録されています。しかもこれらに加え、「ネット辞典」を使うことで、語句や語義がさらに豊富な辞書サーバーからの検索も行うことができるのです。便利なのは、受信したメールなどから、調べたい語句のテキスト部分を選択し、そこから辞書検索をすることも可能な点。今まで、「携帯の辞書はあまり使えない」という固定観念を抱いていたのですが、これだったら結構役立ちそう。

 そしてもう1つ、この携帯ならではの面白い機能が「ラクラク瞬漢/瞬英ルーペ」です。これは、調べたい漢字や英単語にカメラをかざすと、それを読み取り、読み方や意味を調べられるというもの。本当に正しく単語を把握してくれるのか……半信半疑でさっそく身の回りにある色々な単語にルーペをかざしてみました。まずは自分の名刺から。「株式会社」という漢字も“Public Relations”という英語もしっかり読み込み、そこからすぐに辞書検索ができました。難なくクリアです。次はパソコン画面に表示された「高速」と“Award”の文字。名刺よりも若干読み込みの速度と精度は落ちるものの、漢字・英語ともにしっかり単語をひろってくれました。

日英翻訳PC画面(漢字)読み込み
名刺(漢字読み込み)名刺(英語)読み込み

 そして最後に手書きの文字。まずは「携帯」という漢字から挑戦です。私の書く稚拙な造形を把握することができるのか、ドキドキしながらルーペでのぞきこむと……「皇帝」だとか「捕手」だとか、何やら色々な単語が出てきて、ものすごく困っている様子。数回やり直し、ようやく「携帯」が正しく表示されました。一方、手書きの「mobile」に関しては、何回挑戦しても“mole”(モグラ)としか読んでくれません……。活字だとあんなにしっかり読み込むのに、自分の文字が全く相手にされないとは、かなり残念。ペン習字でもはじめようかな、と真剣に考えたのでした。

手書き(漢字)読み込み手書き(英語)読み込み