海外旅行で役に立つGALAXY Tab

2011年3月2日 06:00
(橋本保)

 先々週まで、MWC 2011の取材でスペインのバルセロナに出張してきました。そこで大活躍だったのが、GALAXY Tabです。普段からメールやブラウザが快適に使えて便利だと思っていたのですが、改めて実感しました。

 いろいろとご紹介をしたいことはあるのですが、まずはGoogleマップ。そんなAndroid標準アプリなんて思われるかもしれませんが、これがあるだけで海外の出張&旅行は、とても快適になります。まず、ご覧のとおり、通りなどの名前がカタカナで表示されるので、とても見やすい。もちろん現地の言語も表示されるので、道を訪ねる時なども大丈夫です。

 良く利用するスポット(例えば宿泊先)に“スター”(Googleのサービスに共通するブックマーク的な機能のこと)を付けておくと、道に迷っても、自分のいる場所を確かめて目的地へたどり着くことができます。ナビ機能を使うと、目的地までのおおよその到着時間がわかるんですよ。旅先では、文字通りに右も左もわからなくなることがありますよね。しかもスペインでは英語が通じないことも頻繁にあるので、道を尋ねてもわからないこともしばしば。そんなとき、自力でいろいろなところに行けるのは、本当に役立ちます。

 このナビ機能は、タクシーに乗ったときなども重宝します。何しろ運転手さんに地図を見せて目的地を伝えられるだけでなく、ちゃんと目的地のほうに向かっているか、変に遠回りをしていないかなども地図上で確認ができます。以前にバルセロナでタクシーに乗ったとき、えらく遠回りをされて、2倍くらいのタクシー代を請求されて泣き寝入りしたことがあったのですが、こういうプチトラブルも回避できます。

 このGoogleマップに強いてケチをつけるなら、スターをつけた場所に自分でタイトルがつけられないこと。いろいろなところにスターをつけていくと、「このスターは、どんな場所を意味していたんだけっけ?」と忘れてしまうことがあるんです。まぁ、今後のアップデートに期待することにします。

 もうひとつ大活躍だったのが、Google翻訳です。前述のとおり、スペインは英語が通じないことが少なくありません。私が困ったのは、スーパーに行って栓抜きを買おうとしたとき。スーパーマーケットの店内をぐるぐる探し回ったのですが、見つからない。英語が通じないので、身振り手振りで説明するもののまったく埒があきません。そこで「Google翻訳」で「栓抜きをください」と入力してスペイン語に翻訳すると、あっさりと通じて栓抜きをゲット。相手のスペイン語を翻訳することができないので会話にはならないのですが、こちらが言いたいことを一方的に伝えて目的を果たすことはできます。旅行用翻訳機としても、なかなかなものです。

 最後におすすめしたいのがEvernoteのアプリを使ったメモです。旅で起こったことって、いろいろとメモをしておくと、後で役に立つことがありますよね。今回は、非常に困ったのがユーロへの両替。繁華街の両替スポットと、銀行では換金レートが異なり、50ユーロもの違いがありました。しかも、街中どこの銀行でも両替をしてくれるわけではありません。もし改めてバルセロナに来たときのことを考えると、よい換金レートで両替ができる銀行は、ぜひとも覚えておきたいもの。未来の自分にメールを送るような感覚で、そんなメモを残しておきました。

 これらすべてのアプリは、一般的なAndroidにも搭載されていますが。が、GALAXY Tabは、画面が大きくて見やすいうえにポケッタブルなのです。ジーンズのポケットにも入れて持ち歩けるので、街中ですぐに取り出して使えます。本当に便利な世の中になりました。