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iPhoneでサボっているわけじゃないんだからねっ!

2011年3月8日 06:00
(白根雅彦)

 スマートフォンを常用し、最新端末やニュースを扱っていると、スマートフォン向けのゲームが進化してきている様子を肌で実感できる。Unreal Engineのようなゲームエンジンがスマートフォンに移植され、各社の最新スマートフォン/タブレットはグラフィック処理能力が強化され、Xperia PLAYのようなゲームにフォーカスを当てたスマートフォンも発表された。とくにiPhoneのApp Storeでは、「有料でゲームを購入する」という文化が根付き、スクウェア・エニックスなど大手ゲームメーカーが本格的なタイトルをiPhone向けに投入するのが当たり前になってきているのが印象的だ。

 筆者も仕事上、スマートフォンの最新トレンドはフォローしないといけないので、話題性の高いゲームはチェックするようにしている。とくにApp Storeのランキング上位にいるゲームは、それだけ注目されているわけで、チェックせざるを得ない。いやいや別にゲームが好きだからとかではない。あくまでトレンドチェックの一環である。

 そんな感じで定例のApp Storeランキングチェックで出会ったゲームが、セガの「-KingdomConquest-」だ。このゲーム、アプリ自体は無料なのだが、アプリ内課金で有料アイテムを販売していて、3月初旬現在、App Storeで売り上げ高ランキングの1位となっている。

 「-KingdomConquest-」は、ストラテジーとアクションの両方の要素を持ったオンラインゲームだ。プレイヤーは一国の主となり、様々な施設を建設しつつ、資源を採集し、それを元に軍隊を育成して周囲に領土を広げていく。ただし建設や軍備拡張、戦闘には数十分〜数時間かかるようになっていて、それぞれに必要な資源も数時間かけて蓄積していかないといけない。また、国家運営の合間にダンジョンでモンスターと戦うアクション要素もあるのだが、ダンジョンに入れるのは6時間に1回のみという制限が設けられている。

 長時間連続でプレイし続けることはできず、指令を出したあとには必ず「待ち時間」が生じるというわけだ。しかしこれらゲーム内の時間はサーバー側で処理されているので、プレイヤーはそのあいだ、アプリを起動しておく必要はない。つまり、通勤や昼休みなどにチョロっとプレイすればゲームが進められる仕組みなのである。なるほど、空き時間を使いやすいスマートフォンらしいゲームデザインだ。

 まだ筆者は序盤戦の段階だが、自分の小さな王国を徐々に強く、大きくしていくのが非常に楽しい。王国が大きくなってきたら、ほかのプレイヤーと共闘・競争することもできる。なるほど、ハマる要素の多いゲームだ。売りきりのゲームと違い、こうしたハマってゲームを継続するプレイヤーが多いほど、有料アイテムの売り上げに繋がる。App Storeの売り上げ高ランキング上位にいるのもうなずけるゲームだ。むむ、軍を強化していたら、資源が枯渇してきた。しかし次なる目標を攻略するまでは軍備強化路線で……。

 本当はこのゲーム、1時間に1回アプリを立ち上げるだけでも十分なのだが、筆者の場合、キーボードの脇にiPhoneを置き、ちょっとキーボードを打つ手が止まると王国の様子を確認する、というような感じになってしまった。基本的に待ち時間が長いゲームなので、仕事にとくに影響はないと思うのだが、ゲームのハマりすぎにはくれぐれも注意したいものである。