F-01Cで「Facebook」を使ってみた

2011年3月15日 06:00
(村元正剛)

 Facebookがブレイクしたようだ。筆者がアカウントを取得したのは1年以上前と記憶しているが、長く放置していて、ようやく昨年の秋頃からiPhoneのアプリで本格的に使い始めたといった感じだ。今は、従来頻繁にアクセスしていたmixiが放置状態に陥りつつある。

 Facebookは使いこなしが難しい。とくにPCからアクセスする本家サイトは「ニュースフィード」やら「ウォール」など見慣れないキーワードが並ぶし、友人から届いた英語のメッセージをよく読まずにクリックすると、わけのわからないアプリと連携してしまったり……なんていうこともあった。メニューがシンプルなぶんだけiPhoneアプリのほうが使いやすいと感じている。

 そこでふと思ったのが、ケータイでFacebookをやると、どんな感じなんだろう? ということ。たしか、Facebookにはモバイル版のホームページも用意されていたはずだ。

 現在愛用中の、しかしWeb利用はめっきり減っているF-01CからFacebookにアクセスしてみた。自分のアカウントでログインしてみると、どこかで見たような画面が表れた。プロフィール写真の横に主なメニューが並ぶという構成は、ケータイ版のmixiやGREEなどと似ている。「0」キーを押すとホームに戻るといった、ダイヤルキーへのショートカットの割り当ても似ている。真似したのではなく、SNSをケータイに最適化すると必然的にこのような形式になるのではないかと思う。

モバイル版Facebookのトップページ。近況を入力して、すぐにシェアできる

 今週は、なるべくケータイでFacebookにアクセスするようにしていたのだが、これが期待していた以上に快適だった。まず、縦スクロールだけで、必要な更新情報をチェックできるのがいい。iPhoneアプリでは、ホームからメニューを選択して、メニューを開いてから、さらにタブをタップ……という操作になる。つまり、左手で端末を構えて右手でタッチするという使い方だ。一方、ケータイ版では片手で端末を持ってカーソルキーとダイヤルキーだけで操作できる。筆者が外出先でFacebookをチェックするのは、電車での移動中やカフェで休憩しているときなどが多いのだが、ハンバーガーにかぶりつきながらでもFacebookへの投稿ができてしまう。

 所詮ケータイ版は、PC向け本家サイトの簡易版ではないかと、よく実態を知らずに侮っていたのだが、それは筆者の浅はかな先入観であった。ケータイ版でもプロフィールの編集はできるし、写真のアップロードもできるし、友達リクエストも送れる。GPSを使ってチェックインもできる。モバイルで使いたい機能はひと通り揃っていて、しかも本家やアプリ版よりもわかりやすい。加えて、F-01Cの日本語入力はなかなか賢いので、iPhoneアプリを使う場合よりも積極的に投稿したくなる。

 PCでFacebookを使っていて、使いこなし方がわからないという人は、まずケータイで使ってみると、基本的な機能をすぐにマスターできるのではないかと思う。

トップページをスクロールすると、いわゆる「ニュースフィード」が続き、コメントを書いたり、「いいね!」を付けたりできる数字キーでページ切り替えができるのは、ケータイならではの利点だろう