GALAXY Tabを持ってニューヨークを歩く

2011年4月7日 06:00
(山根康宏)

 先日は展示会取材でアメリカへ。今回はまずニューヨークに到着してから2泊ほど観光や買い物を楽しんだ。さてニューヨークは去年に続いて今回で2回目。まだまだ慣れない土地なので前回使ったガイドブックをもう一度持っていこうと思ったのだが、部屋の中に見当たらない。再びガイドブックを買うのももったいないので、今回はSC-01Cに情報を詰め込んで持っていくことにしてみた。

 もちろんスマートフォンでもいいのだが、過去の経験ではタクシーの運転手に地図を見せたり、お店で欲しいものの情報を伝えるときなどスマートフォンの画面では物理的にサイズが小さくて相手によっては見難い、なんてこともあったのだ。これが7インチ画面のタブレットなら、ガイドブックとほぼ同じ大きさだけに相手にとっても見やすい。

 ではSC-01Cにどうやってニューヨークの情報を入れておこう? 真っ先に考えるのはWebの情報をEvernoteなどに保管して整理しておく方法だ。だが実際のところ、最新のショップ情報などは数カ月もすると陳腐化してしまうので一度きりの情報になってしまいそうだ。また現地ではできればSC-01Cはネットに繋がずに単体で活用してみたい。そう考えると原始的だが「スクリーンキャプチャを撮って保管」するのが一番便利なんじゃないかと思えたのだ。必要な情報をSC-01Cのブラウザで画面表示してキャプチャするだけ。後から情報を見たいときはギャラリーを開いてスクロールすればよい。「電子版スクラップブック」にすぎないが、まだスマートフォンを買ったばかりの人でも簡単に使えるだろう。筆者はスマートフォンに乗り換えたばかりの友人などにはこの方法を結構薦めたりしている。

 とはいえ普段はSC-01CだけではなくPCも使って情報収集をしているので、PC側のブラウザはChromeを利用して拡張機能の「Google Chrome to Phone」をインストールしておいた。そしてSC-01C側にもアプリ「Google Chrome to Phone」をインストール。これでPC側のChromeで見つけた情報や地図などをどんどんSC-01Cへ送ることができる。そして寝る前にベッドに入りながらSC-01CのブラウザでPCで収集した情報を閲覧、必要な画面をそのままスクリーンキャプチャしておいたわけだ。なおSC-01Cには「スクリーンキャプチャーショートカット」をインストール。ワンタッチでキャプチャが取れるアプリで、個人利用の場合は無償で利用できる。

 ニューヨークではSC-01Cにたくさんの情報を入れておいたので実際大いに役立った。タブレットの大きい画面は海外旅行中のガイドブック代わりにはぴったりだと改めて感じた。アメリカではスタバでネットアクセスが無料など、無料の無線LANスポットも多いようだ。それを併用すればローミング代を気にせずSC-01Cを活用できるだろう。