MEDIAS N-04Cへの機種変更、モバイルSuicaはどうしよう

2011年4月27日 06:00
(関口聖)

 3月に発売された「MEDIAS N-04C」は、7.7mmという薄型ボディでありながら、ワンセグや赤外線通信、そしておサイフケータイ対応と、日本市場ならではのニーズに応えた機種だ。ドコモのスマートフォンでは、REGZA Phone T-01CやLYNX 3D SH-03Cに続くおサイフケータイ対応で、「iD」や「Edy」など、対応サービスも揃ってきた。

 これまで音声端末ではフィーチャーフォンばかり使ってきた関口もそろそろスマートフォンへの移行を……ということで、「MESIAS N-04C」を使ってみることに。ただ、重度のおサイフケータイ中毒である関口にとって、「モバイルSuica」が2011年度上期、それも夏頃に開始予定、というのは結構つらい。ちなみにJR東日本のWebサイトでは、「モバイルSuica」のスマートフォン向けサービスに関するFAQが公開されており、「もし、モバイルSuicaユーザーがスマートフォンに機種変更したら」という疑問に答える内容となっている。

 それによれば、スマートフォンへ機種変更すると、モバイルSuicaのデータをJR東日本のサーバーに預けて対応サービス開始を待つよう案内している。カード型Suicaへの移行はできないので、対応サービスの登場を待つか、あるいは退会するか、はたまたモバイルSuicaの機種変更手続きを行わず2台持ちで乗り切るか、ということになる。ちなみに定期券を使っている場合に退会すると、利用開始日から間もない時期であれば払い戻しを受けられるかもしれないが、ユーザーの状況によって対応が異なるようだ。

 モバイルSuicaが最重要なサービスと考えるのであれば、スマートフォンへの移行はもう少し待ったほうがいいのかもしれない。関口はしばらく2台持ちで運用してみることにした。無線LAN経由で通信できるとはいえ、7.7mmという薄型ボディで携帯しやすく、いつでもどこでもネットサービスをアレコレできる「MEDIAS」もまた相当楽しく感じている。ただ、フィーチャーフォンでは緊急地震速報(エリアメール)を受信したいという欲求もそれなりにある。FOMAカードをより長く装着しておく端末がどちらになるか、しばらく悩むことになりそうだ。