まだまだ2年は使えるGALAXY Tab

2011年7月22日 06:00
(山根康宏)
韓国でのGALAXY Tab熱はとても高い

 発売されてからだいぶ時間が経ったGALAXY Tab。今年に入ってからは他社からも7インチや10インチサイズのタブレット新製品が多数登場しており、そのいずれもが魅力的な製品だ。特に同じ7インチサイズでサイズが薄い他社のタブレットは乗り換えを検討したくなってしまう。だが今のGALAXY Tabのサイズも決して厚いということはなく、むしろ片手で持ち歩くときなどはまるで書籍を持っているような感覚で持ち運びやすい。

 最近はアジア各国でGALAXY Tabを使っている人が急増しているが、7インチサイズはスマートフォンでは画面が小さい、10インチタブレットでは日常持ち運ぶのが大変、という人にうってつけなのだろう。韓国では意外と年配の方に人気があるそうだが、革カバーをつけたGALAXY Tabの姿は高級な文具にも見えるため安っぽさを感じさせないのがいいそうだ。韓国では日本以上にGALAXY Tabの人気が高く、国内展示会でも専用ブースが設営されるほど。また香港では先日揺れる満員バスの中で西洋人がGALAXY Tabを使って電子書籍を読む姿を見かけた。ちょと雑談したところ「このサイズは通勤時の利用にぴったりで、もう手放せない存在になっているよ」とのこと。

より薄く大画面になったGALAXY Tab 8.9/10.1も登場

 さてスマートフォンは日進月歩で性能が上がり新製品が矢継ぎ早に投入されているが、タブレットの新製品はそこまで数は多くない。これはスマートフォンとタブレットの用途が異なっており、タブレットはむしろネットブックの代わりという位置づけであることから、買い替え頻度も頻繁ではないとメーカーは考えているのだろう。例えば、Web端末や電子書籍端末として使う用途であれば、今のGALAXY Tabでもあと2年は十分現役で利用できそうだ。より高速なネットワークに対応したタブレットがこれから出てくるだろうが、それも今の時代はWi-Fiルーターを買ってそれ経由でネットアクセスするという方法がある。

 もちろんサムスン電子も新しいタブレットは発表済みで、10.1インチモデルに引き続き8.9インチモデルも海外では販売が始まったようだ。今年末にはドコモからLTE対応のタブレットが登場するらしいが、GALAXY Tabの新機種ももしかするとその1機種として登場するかもしれない。だが7インチサイズがぴったりな人には、より大きいサイズのタブレットは利用範囲が今より狭くなってしまう可能性もあるだろう。持ち運びしやすいGALAXY Tabだけに、契約満了で機種変更ができる日が来るまでとことん使いまくりたいものだ。