SH-12Cで「ハンゲーム」にハマっています

2011年8月30日 06:00
(村元正剛)

 ケータイやスマートフォンは、暇つぶしの道具としても最適だ。スマートフォンでは、従来、TwiiterやFacebookなどのソーシャルメディアをチェックして暇をつぶすことが多かったのだが、最近それらのアプリを起動することがめっきり減ってきた。明確な理由はないが、ただ飽きてきたのだと思う。

 ソーシャルメディアの最大の特徴である、友人や知人の動きがすぐにわかり、それに反応できるという、ある種ゲーム的な部分に飽きてきたのだと思う。次から次へと面白いネタをつぶやく友人を見て、ボクも負けずに何かつぶやかないとなぁ~と思うが、世間に公開できるようなネタなんてそうそうない。結果、どうでもいいようなことをつぶやいてしまったり。つぶやいたあとに、しまった! 仕事関係者ともつながっていたんだ……と気づいたり。少し、つぶやき恐怖症みたくなっている部分もある。

「ハンゲーム」アプリのトップページ。「おすすめ」「新着」「全て」から遊びたいゲームを探せる

 そんな筆者が、近頃、SNSに代わって暇つぶしに活用しているのがゲームだ。筆者はそもそもゲーマーではないので、プレイに長い時間を要するRPGは苦手で、特殊な連打などのテクニックを要する複雑なアクションゲームもあまり好きではない。フィーチャーフォンを使っていた時代にハマったゲームも、ぷよぷよ的なものや、卓球ゲーム、クロスワードパズルなど、いわゆる「定番」と呼ばれるものだった。で、そんな筆者が今気に入っているのが「ハンゲーム」だ。

 ハンゲームはPC向けのオンラインゲームサイトとして著名で、名前は知っていたが、PCでプレイしたのは数回程度だった。ここ最近、スマートフォン向けのコンテンツを拡張していると聞き、試してみたのだが、これがなかなか楽しいのだ。今のところ、どのゲームも無料でダウンロードできるようだが、どのゲームも無料とは思えないほど、ビジュアルに凝っていて、1つのゲームで難易度を変えてプレイできたり、友人と対戦できるものがあったり、飽きずに楽しめる工夫が凝らされている。フィーチャーフォン向けでは、月額100~300円程度の利用料で全ゲームが遊び放題といったゲームサイトがあるが、スマートフォン版の「ハンゲーム」は、それに匹敵するクオリティだと感じている。

 会員登録が要らないこともハンゲームも利点だ。メールアドレスを登録して会員になると、オンライン対戦ゲームができたり、他のユーザーとコミュニケーションができたりするようだが、それに登録しなくても、1人でプレイできる全てのゲームをダウンロードできるようになっている。

 「モバゲー」や「GREE」など無料ゲームをウリにするSNSもスマートフォン向けコンテンツを強化しているが、いちいちアカウントを取得して、ログインするのが手間に感じる人もいるだろう。というか筆者がそうだ。

 ハンゲームの場合、今のところ、個人情報を一切登録しなくても遊べるのは非常にうれしい。ゲーム画面に広告も出てこないし、どうやって収益を挙げているんだろう? と思ったりもするが、おそらくPC版での広告や有料コンテンツが収入源となっていて、そのおかげで、筆者は一銭も払うことなく、広告を見ることもなく楽しめているのだと思う。インターネットは、そういうものだと思っているので、そんなことは気にせずに楽しませていただいている。

 筆者はAQUOS PHONE SH-12Cでハンゲームを楽しんでいるが、Android向けの「ハンゲーム」は今のところ(2011年8月現在)66本のゲームを配信している。「ハンゲーム」というアプリをインストールしておけば、そこからゲームを検索して、Androidマーケット経由で好みのゲームをダウンロードできる仕組みだ。

 今後、ゲーム数が増えていくと、インターフェイスが変更になるかもしれないが、今のところ、Androidマーケットに行って膨大な数のゲームアプリから探すよりも時間がかからず手軽に利用できることも気に入っている。最後に、筆者が通勤のバスの中などで楽しんでいるオススメゲームを紹介しておこう。いずれも「遊び方」などを読み必要がないほど簡単なのが魅力だ。

筆者はアプリ一覧画面に、ハンゲームのアプリだけをまとめたページを作っている最も気に入っている「ダーツ」。端末を軽く振って矢を投げるリアル感が楽しい
「もぐらたたき」はタッチ操作との相性◎。短い時間でプレイできるので通勤途中などに楽しむには最適「フォトジグソー」は自分が撮った写真をパズルにすることもできる