ソーシャルサービスを1つのアプリで

2011年9月6日 06:00
(関口聖)

 スマートフォンに切り替えて、困ったことがいくつかある。その1つがアプリをどんどんインストールしてしまうと、容量が足りなくなってしまうこと。もう1つが写真をTwitterなどのソーシャルサービス向けに投稿しようとするのがフィーチャーフォンよりやや面倒になったことだ。

 容量については、機種変更直後、ちょっとでも見聞きしたアプリをどんどん入れていったら、いつの間にか「足りません」と警告を受けるようになったので、ちょっと整理することでなんとかしのいでいる。また、写真の投稿については、これまでフィーチャーフォンでは写真をメールに添付し、投稿用メールアドレスを複数設定する(Pのケータイではこれも事前登録でひとまとめにできた)ことで、手軽に利用していたが、スマートフォンでは1つのサービスに1つのアプリが用意されていたので、どこへ投稿しようか迷うハメになっていた。

Seesmicの写真・動画関連の設定メニュー

 どちらの事態も、スマホなら便利に解決できるアプリがあるのでは? と思い、いろいろと探している。誰もが思いつくであろう解決策で、すぐ手を出せるものとして導入したのは複数のSNSに対応したクライアントアプリ。これまでTwitterは、「Twicca」(容量2.86MB)というアプリを利用していたけど、新たなアプリはTwitter、Facebookに対応したものから選び、TwitterクライアントやFacebookクライアント(同5.06MB)はいったんお役ご免に。

 最初に「HootSuite」というアプリを使い始めた。なるほど、1つのアプリでTwitter、Facebookをスムーズに閲覧できる。さらにFoursquareも利用できるのがイイ。アプリ容量は2.75MBで、これまでより削減できたので、これは便利……と思っていたが、写真は、HootSuite専用サービスに投稿されるよう。関口は、たとえばFacebookに投稿した写真はFacebook内にストレージされたほうがいいなーと思っていたので別アプリを探すことにした。そこで見つけたのが「Seesmic」(4.94MB)というアプリ。こちらはFacebookとTwitterなどに対応し、写真・動画の投稿先をTwitPicやyFrog、YouTubeなど、ある程度選択できる。

 閲覧だけならブラウザが一番いいのかもしれない。実際、Facebookはブラウザ版もそこそこいい。しかし、写真投稿となると、ちょっと頭を悩ませる。またこうしたアプリでは、TwitterやFacebookへの対応が中心となるようだが、mixiも利用できるようになったら嬉しいところ。

 そして困ったことの1つ、アプリ容量については、劇的な改善ができたわけではないが、多少は減らせたと思っていた。しかし、9月1日から提供されているドコモの英単語学習アプリを購入したところ、そのファイル容量は15MBほどあった。アプリの性質上、それくらいあって当然だろう。だが、ちょっと遠くを見つめに行きたい気分にはなったのであった。